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佐渡1周 その4 [フォトラン]

「その1」から読む場合はコチラから
http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27

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大佐渡の北端を回りこんだら、小佐渡の北端「姫崎」が海の向こうに見えてきました。
あそこまではまだ50kmほどあるでしょうか。

まだ目標はそんな先を見ずに、まずは両津の仮眠所を目指すことを考えます。
内海府側は、外海府をほど大きなアップダウンはなく、単調にダラダラ進む感じ。
木々の多いところが多く、薄暗い感じ。
佐渡1周線も細く、車には気を使います。

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17時45分。
そろそろ日没という時間でしょうか?正確な日没時間は知らなかったのですが。
日没までには両津に着きたかったのですが、
ようやく海の向こうに両津の街並みが見えてきたところ・・・・・・

ちょっと地名が記憶にないので、どのあたりで日没だったかわからないのですが。
相変わらずタラタラ進んでいました。
暗くなったので、バックパックからヘッドライトを取り出して装着。
バックパックに付けてた100均の赤色点滅灯もスイッチオンです。
(赤色点滅灯は必需品として記載されている)

あっという間に、暗くなってしまいました。
海の向こうに見える両津の光は、進んでも全然近づいてこない。
暗くなって、地名標識も見逃しているうえ、この頃全然地図を見ていなかったので、
あとどのくらいか見当もつかない。

民家の玄関先に人が立っていて、たばこでも吸ってんのかなぁ?と思いながら通過したら、
すれ違いざまに何か声をかけられた。
え?なんて言われた??とよっく思い返しながら、声のした方を向いて、
「あ、両津まであと8kmなんですね!ありがとうございます」と返した。
おじさん、両津までの距離を教えてくれたのだ。
「どこまで行くんだっけ?」と聞かれる。日中からたくさんのランナーが通ったことでしょうし、
一応、後援の佐渡市と佐渡観光協会も、少しは広報しているようだったので、
どこかでこの大会のことを耳にしたのでしょう。
めおと岩まで行くんです。「まだずいぶん先だなぁ!」
そうですね~両津でやっと半分くらいです~。
「とにかく車だけ気を付けてな」と見送ってくれたおじさんにお礼を言って再出発。
佐渡の人いい人だー!
心、ホクホクで再出発。

したのはいいんだけど、まぁ、相変わらず両津は近くならず。
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やっと通りの向こうに佐渡汽船のターミナルが見えてきたりして、
両津の街中に入ったんだな、とわかったのが20時過ぎのことでした。

地図を出して、迷っている風のランナーが1人。
俺は、仮眠所は両津の街中をぬけたあたりだと、事前に地図で見ていたので、
考えもしないで、とにかく進む。
基本的に矢印の張り紙がない限りは直進だってわかってきましたしね。
そんな俺を見て、たぶん俺より速そうな方でしたけど、俺の後ろをぴったり着いてきてました。

コンビニの看板が見えました。
ああ、「コースからちょっと外れたところにあるコンビニ」ってあそこかー。
トキマラソンの時に前を通ったことがあるなぁ。
とりあえず、もうじきエイドなので、コンビニに用事はないかとコースアウトなし。
大きくコースを変えない限り、途中の寄り道はOKな感じです。
(大野亀登るといいよって言うくらいだし。すげーコースアウトですけど・・・)

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21時に93.3kmエイド「住吉温泉 寿月館」に到着です。
着いたはいいが、裏から入り込んで入口がわからず、先の迷ってたランナーさんと、
「正面玄関ってどこですか!?」と敷地内をさまよう。

ここは「仮眠所」になっていて、事前に予約すれば、入浴もできますし、
仮眠することもできます。
午前7時までいられるので、仮眠どころか泊まろうと思えば泊まれますね。
で、翌朝、早朝に出発して残り115km。という考え方もアリだと思います。
意外とその方が早かったりして?

俺は、予約してなかったので、ここは普通のエイドと同じです。
これまでこんな夜中も走る大会に出たことがなかったので、仮眠って言われてもピンとこず、
寝てると間に合うかわからないから・・・と、申し込まなかったんです。

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食事をいただき、トン汁であたたまる。
ビールももらえるんですが(仮眠所なので、寝酒として用意されているらしいです)
ビールが飲めないのでパスで。

ヘッドライトの電池を交換したり、ワセリンをウェアが擦れる部分に塗りなおしたり。
2時間ほどゆっくり休憩をとることにして、ちょっと座敷で横になりました。
座敷で横になるくらいは特別何か言われたりはしません。
あんまり寝られず、でも、ちょっと意識が飛んでましたので、そのくらいは寝たようです。

23時。寝れないならあんまり長居するのももったいないか・・・・・
と再出発することにしました。

寒い!
休んだせいで、汗が冷えてしまい。外に出たらものすごく寒い。
真冬にランニングする時に着ている薄手のジャケットを着ていたのですが、
ものすごく寒い。
なんとか体を動かしているうちに暖かくなってきましたが・・・・・・

暖かくなったら今度は猛烈に睡魔が。
仮眠所ではほとんど眠れなかったのに、仮眠所を出てすぐに睡魔との戦いです。
寝たいけど寝ると寒くて風邪ひきそう。
困った。

そんな俺の前に、いい場所が!
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バスの待合所です。
しかも扉付き。
ここなら風もしのげる・・・!路線バスの運行時間じゃないしちょっと失礼させてください。
中で座った途端、眠りに落ちました。
気が付いたら2時間経ってました。
寝ている途中で、2度ほどライトで照らされて「寝てる人がいるー」みたいなことを
外から言われた気がするんですけどはっきりしません。
後続のランナーだと思うんですが。


2時間ガッツリ寝て、再出発。FBへの呟き投稿を見ると2時40分頃のこと。
4月に来た姫崎灯台の入口は、もちろん暗闇の中。
でも、来たことがある場所だったので、これで小佐渡の北端には来たんだなと、
知ることができたのは助かりました。

その後、ふたたび睡魔に襲われ、たぶん水津の漁港近くの公園だと思うんですが、
(なんせ暗いのと眠いのではっきりしない)
階段が見えたので、そこで体育座りで寝ました・・・・・
これは2~30分だったと思います。
やはり、ランナーの気配で目が覚め、またよろよろと再スタート。


涼しい時間になったら頑張る。
昼間そう考えていて、普段、夜ランナーなので、夜頑張って走ろうと思っていたのに、
結局、夜の間はほとんど歩いていました。
やはり普段と、100km走ってからの夜ランではまったく勝手が違います。
眠いし、足は当然疲れているし・・・・・・

でも、とにかく星空がきれいでした。
ねぇもしかして、肉眼で天の川が見えちゃったりしてる??というくらい。
実は、ミニ三脚も荷物の中に忍ばせており、(高さ15cmくらいのやつね)
NEX-5Tですから、撮ろうと思えば星空撮影もできたんですが、
その余裕を持てませんでした・・・・・・

結局、夜、仮眠所を出てからは20kmくらいしか進めなかったのかな。

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そして、夜が明ける・・・・・・

午前6時。制限時間が残り半分(24時間)になりました。
ここまでで115km。蚫の辺り。
・・・・・・これは、日中頑張らないとだな・・・・・・

今回はここまで。
その5へ続く ⇒ http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-10-01

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佐渡1周 その3 [フォトラン]

「その1」から読む場合はコチラから
http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27

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海府大橋を過ぎ、「大野亀」がやっと近づいてきました。

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佐渡の景勝地のひとつ、大野亀は、大きな一枚岩です。
やはり6月頃、トビシマカンゾウの群生が見られる頃が、一番見ごろなのではないでしょうか。
俺も、それを目当てに来たことがありますし。

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振り返ると厳しかった外海府の道のり。
でも、ここまでの道のりで厳しかったとは言ってられないんだろうなーと思います。
大野亀までで距離としては53kmほど。
スタート前は、大野亀には昼くらいに着くんじゃないかなーと思っていたのですが、
実際、大野亀に着いたのは午後2時でした。

体力温存が頭にどっかと居座っていて、昼の暑い時間はゆっくり進んで、
涼しくなったら頑張ろう、と考えていたのですが、ちょっと進まな過ぎな気がします。

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大野亀に着いたら、ぜひ登ってみてください、と言われていたのですが、
スケジュール的に、登る時間はないかなーと断念。
往復30分くらいでしたでしょうかね。
前にカンゾウを見に来た時に登ったのですが、てっぺんでスズメバチに遭遇し、
せっかく登ったのに何もできずに帰ってきたというトラウマ的出来事もあって、
登頂をためらったのもあります。

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大野亀を過ぎ、願(ねがい)集落の入口で、佐渡1周線を離れます。

ここもまたカンゾウを見に来た時に、歩いてみた場所なので、
地図を見なくてもコースはわかっています。

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願集落を過ぎて、ゴツゴツした岩場の海岸線を行きます。

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佐渡の観光名所「賽の河原」です。
なんか、前に来た時よりきれいになった気がします。

ここは感じる人にはとても感じる場所だそうですが、
前に来た時も写真を撮ってますし、さっぱり霊的感覚がないので、
今回も遠慮なく写真を撮らせてもらいます。

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こうして積んでも、夜になると鬼がやってきて、みんな倒してしまうんですよね。
ここの場合、それは鬼ではなく波な気もしないでもないですけど。
佐渡には鬼がいますから、やっぱり鬼なのかもしれませんが。

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以前に来た時は、高波の影響で遊歩道が被害を受けて、通行禁止になっていたのですが、
今回は、無事に復旧されたようで(前に来たのは2年も前だしね)
岩の上をパタパタ走っていきます。

前方に写っているランナーさん、何度か顔を見ていたんですが、
こんなに前から同じあたりを走っていたんですね・・・・・・
ずっと先のことになりますが、最終的にこの方と一緒にゴールしました。
しかもこの方、ホテルで相部屋だったんですよ。
思い返してみると、ご縁があったんですねぇ。
もっとそういうのを大事にしないといけませんね。

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遊歩道を進み、コチラが「二ツ亀」です。

周辺はキャンプ場や海水浴場が整備されているのですが、今はオフシーズンです。
でも、素潜りをしている方は見かけました。

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二ツ亀を歩きながら、次のエイドがある弾野のことを思い返します。
あそこの灯台って、崖の上だったような・・・・・・
はい、案の定、海と同じ高さにいたら、登らねばなりません。

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元気ハツラツ~~??

海沿いの激しいアップダウンといえばコレです。
昨年の「能登ずずウルトラ」でラケット道路という長い坂道を登りきった時に、
「ファイトー!」と言われ「いっぱーーーつ!」と応えて受け取ったオロナミンC。
あのイメージは強烈にいまだに俺の脳裏に残っています。
そんなわけで今回は自販機に見つけるたびに「オロナミンCあるじゃん!」と飲んでいました。
ちょっとしたご褒美感覚で。
5~6本は飲んだかも。

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弾野までの登り、なんかデカい蜂が飛んでるなーと、横を見ると、
真横に巣。

おお~う、通過するしかねぇってかー!?
見えてません見えてませんと前を見ながら、ひたすら足を進めながら、
それでもしっかりカメラだけ巣の方を向けて1枚。

刺された人もいたようです。
なんか、気づかずに道路の巣に近い側を進んでいたら、やられたそうで。

もう1個見たよな、どこだっけ?と思い返してみたら、
そういえば跳坂の斜面にもあったんでした。跳坂では手の届かないような高さのところだったので、
そっちは大丈夫だったんですが。

俺は無事に通過することができました。

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58.1km第2エイド「はじき野フィールドパーク」に、14時51分に到着。

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ここでもうどんやおにぎりをいただいて燃料補給です。

これでようやく佐渡の北端を回りこみました。
午後も15時ともなると、日差しもだいぶ弱くなってきた気がします。
内海府に入ると、太陽は山の向こうになりますしね。
さて、両津まで日が暮れた頃には着きたいな・・・・・・と思いながら、第2エイドを出ます。

今回はここまで。
その4に続く ⇒ http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-30

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佐渡1周 その2 [フォトラン]

その1はコチラから
http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27

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商店の自販機で補給です。
石花あたりの商店だったと思います。

自販機が見えると、ああ~給水所だ~と思えます。
もちろん購入しないと給水できないですが、
自分で好きな飲み物を選んで給水できるのは、これはこれでいい気がします。
中には、ビールを飲みながら走る人もいたりするんですが、
(体調を考えると、アルコールを摂取しながら走るのはおススメできませんが)
ノンアルコールでいい人なので、だいたい「いろはす」ばかり買っていました。
糖分が欲しいなという時はジュースにしたりしました。
1度だけ「いろはす」を押したら「クリスタルガイザー」が出てきた自販機がありました・・・・・・
水は水だけど、微妙に違うんだけどね・・・・・・まぁいいんですが。

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「影の神」です。

こんな素敵な大岩(?)が外海府の海岸線にはたくさんあります。
先回の尖閣湾もそうですが。
撮っているときりがないなぁ、と、撮るか進むか悩ましかったです。
そしたら、そんなつもりもなかったのに「撮らない方」を選択していたようで、
あとから、あの辺撮ったよな・・・と、
写真を見返してみると、このあたりの写真がほとんどないんですよね。
あああ、もったいない。

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まだハーフマラソンちょっとを過ぎたくらいですが、実はスタート時から体が重くてしかたなく、
尖閣湾以降は全然、走れている気分になれていませんでした。
ああ~、もう苦しいんですけど・・・・・・

それは快晴の空からのきつい日差しのせいだったかもしれませんし、
208kmもありながらトランジット(荷物を先のエイドへ届けておいてくれるサービス)がないため、
スタート時からすべての装備を背負って出なければならず、
重いバックパックのせいだったかもしれません。
これまで、こんなにたくさんの荷物を背負って走ったことはありませんでした。
すべての装備を担いで走る。それが本来、当然かもしれませんが。

ああ~、苦しいなぁ、動かない身体をなんとか進めていきます。
そんな頃、追いついたランナーに声をかけられました。
「自分もトキマラソン出たんですよ」
俺は今回、今年の「佐渡トキマラソン」の参加賞Tシャツで走っていました。
胸に「We love SADO」と書かれていたため、これほど今回の佐渡1周を走るのに適したシャツはないと思って。
(ちなみにもう一人同じシャツの人がいて、その方にはホテルで声をかけていただきました)
その方と話をしながら併走しました。
おかげで苦しさがちょっと紛れましたので、とても助かりました。

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29.8km地点の第1エイド「千本公民館」に10:04に到着です。
公民館前で飲み物をいただいていると、中に食べ物が用意されているとのことで、
公民館にあがります。

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うどんやら、おにぎりやらがありました。
朝食をしっかり摂っていたにも関わらず、空腹感を感じ始めていたので助かりました。

これでちょっとは復活できるといいのですが。
20分ほど休んで、しっかり補給をし再スタートです。

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この連休の佐渡は、稲刈り最盛期だったようです。
新潟市周辺では全然見なくなりましたが、はさ掛けがそこかしこで見られました。

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遥か先に「大野亀」が見えてきました。
大野亀がとりあえず佐渡の北端の目印です。あそこまで行くんだな~

第1エイドでの補給のおかげで、足も進むようになってきました。
やはり燃料切れでしょうかね。どうにかしたいこの燃費の悪さ・・・・・・

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大野亀にたどり着く前に、難所で知られる場所の1つを通らねばなりません。
あれが「跳坂(はねざか)」かー。
以前、佐渡にカンゾウを見に来た際、あの坂の上には立ったことがあるのですが、
こうして跳坂の全容を見るのは初めてのことです。

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ここが「いつもの風景」の中にある集落なんだな。

跳坂の上からの風景は、いつも華さんのブログで四季を通してみている、
自分にとってはおなじみの光景です。
その中に写っている集落を走っていくのは、なんか有名な絵画の中にいるような、
不思議な気分でした。

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いよいよ難所「跳坂」の登りに挑みます。
もちろん、と言っていいかはわかりませんが、歩いて登ります。
基本的に、先が長いので必要以上に体力は使わない作戦です。

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おおっ、この滝は見たことがあるぞ。
ネットを通してみていると、知らない土地にも見慣れた風景があるのが、
なんとも面白かったです。

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跳坂を登りきりました。
本当は「跳坂トンネル」の辺りが「いつもの跳坂からの風景」なのですが、
ちょうど法面の工事中で、足場が写りこんでしまうので、
跳坂を登りきる手前あたりから撮りました。
自分が通ってきた道が見えます。

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ここも一応、名所になるでしょうか?
「海府大橋」です。
ここの見どころは、なんといってもその高さ、だと思います。

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相当高いところに架けられているんですよね。
高所は平気なので、おお~高いなー!と眼下を撮影。

ちょうどなんかツアーのマイクロバスが通過し、橋が揺れる気がする。
車1台しか通れない橋なので、先にバスに行ってもらおうと、橋の端に寄って通過を待っていると、
橋の中央で止まるバス。
この高さを披露しているんでしょうね。
・・・・・・っていうか、待っている俺としては早く通過してほしいんですが。

まだまだ外海府海岸も走り切ってませんが、今回はここまで。

その3へ続く ⇒ http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-29

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佐渡1周 その1 [フォトラン]

「佐渡1周エコ・ジャーニーウルトラ遠足208km」その記録を始めたいと思います。
いつも、マラソン記事は写真サイズを若干小さくしているのですが、
このたびは、佐渡の景観をお伝えしたいため、通常サイズにてお送りいたします。

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めおと岩に隣接する「ホテルめおと」さんの駐車場にスタートラインがひかれました。
ガムテープ貼っただけですが。
その横の時計は何かというと、この時計が6時になったらスタートです。
そのアバウトさ好きです。

準備を整えて、ホテルから出てきたら、俺にこの大会を教えてくれた張本人、
「銀のねこ」さんがいらっしゃったので、ご挨拶。
もうこの大会に5回も出られている常連さんです。
銀のねこさんがこの大会に初めて参加した時のブログを読んだことが、
俺がこの大会を目指してマラソンを始めたい、と思ったきっかけなのです。

そして、佐渡のα仲間「華」さんが早朝にも関わらず、
スタートの見送りに駆けつけてくださいました。
ありがとうございます。
この時の様子は、華さんのブログで公開されています。
 ⇒ http://sado2008.jugem.jp/?eid=1752

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スタートライン前で、思い思いに過ごすランナーたち。
なんというか、大きなマラソン大会で感じるような、緊迫感みたいなものがありません。

そして、目覚まし時計が鳴りました。6時前に。
・・・・・・結局、その隣に置いてあった電波時計の方でスタートするようで、
目覚まし時計のベルはスルー・・・・・・

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そして午前6時。
208kmという長い長い旅の始まりです。
制限時間は48時間。日曜日の午前6時にスタートし、火曜日の午前6時までに、
佐渡島を1周し、この「ホテルめおと」に戻ってくるのです。

そんな行程ですから今回は、写真を撮りながらのんびり走っていくつもりです。

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スタートしてから5km。
208kmもあるのにコース上に唯一あるコンビニです。

ペットボトルの水を1本持ってきたハズなんですが、
新潟から佐渡へ渡り、ホテルまでくるどこかで落としてしまったみたいで、
ここで改めて水を調達です。
この大会、エイドがだいたい30kmくらい毎にあるんですが、
基本的には自販機や商店で、補給をしながら進むことになります。
「自販機はたくさんあるからとりあえずペットボトル1本持って行けば大丈夫」
と、銀のねこさんに言われていたので、常に1本は持つように心掛けておきます。

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コンビニを出て、なにげなく海の方を撮った1枚なんですが、
これって「はさみ岩」でしたっけ??
偶然、写っていました。
周囲をきょろきょろしながら走っているつもりで、全然見えていなかったです。
よくよく完走後に地図をみたら、コンビニは佐渡金山の近くで「道遊の割戸」なんかが見えたかもしれませんね。

見ているようで全然見ないで走っていることに、気が付きました。

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佐渡には「佐渡1周線」という道路があるので、基本的にはそこをずっと行くコース設定です。

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しかし、時々、1周線を離れることもあります。
佐渡の風景を楽しんでいただくため、ということの様です。
わかりにくい場所には、こうして矢印の紙が貼られています。
誘導員も表示もないって話でしたが、最低限、このくらいはあるようで、
実際に走った感じとしては、これだけあれば地図もいらない気もしました。

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ちょうど佐渡は黄金色に輝く季節です。
足を止めて写真を撮っていると、他のランナーが「きれいですねー!」と言いながら、
追い越して行ってくれます。

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佐渡の主要観光地の1つ。「尖閣湾」です。
1周線を離れて、崖の上(一応、道がある)を走ることで、尖閣湾を見ることができるんです。

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「尖閣湾揚島遊園」です。
本来、ここから尖閣湾の方に入って観光をすることになります。

ここはエイドではありませんが、売店で甘酒かコーヒーをいただけるとのこと。
入ると、「まずは甘酒飲んで!」と渡されました。
さっぱりとしていておいしかったです。
で、コーヒーだけでなく、色々なジュースもあっていただくことができました。

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再び1周線に戻ってきまして、ひたすら北上していきます。

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鹿ノ浦大橋です。
天気は快晴で、海が青いです。
海が青いなんて当たり前な気がしますが、新潟市の海は青くないですからねぇ。
その青さがまぶしいです。


ここまでで20km。
まだまだ先は長いですが、今回はここまで・・・・・・
今回の連載は、本当に長くなりそうです。

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その2へ続く ⇒ http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-28

憧れの島へ [新潟の風景]

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さぁ、憧れの佐渡を1周するマラソン大会に参加するために、
佐渡汽船のカーフェリーで海を渡ります。
この日の船は「おけさ丸」でした。

いきなり余談ですが、3泊4日の旅となる今回、いつもは佐渡汽船提携の駐車場を利用するのですが、
何泊も車を置くと、割り引かれても駐車場代がバカにならないので、
路線バスで佐渡汽船までやってきました。
ああ、路線バスに乗れるようになっておいて良かったわ・・・・・・

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秋の佐渡に向けて農作業の機械もフェリーに乗り込みます。

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新潟西港先端の赤い灯台を過ぎると、もう防波堤はありません。
波の高い日などは、ここを越えた途端に船が揺れ始めるのですが、
穏やかな海で、快適な船旅の予感を感じました。

船室にいるなんてもったいない!と、ずっと甲板におりました。
ああ~、やっぱり船旅好きだわ~

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佐渡からこちらに向かって進んでくるフェリーが見えてきました。
ご丁寧にも「本船はまもなく当社の新造船「ときわ丸」とすれ違います」とアナウンスが入ります。

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「ときわ丸」です。
「おけさ丸」と「ときわ丸」の2隻で、新潟と佐渡の両津を行き来して運行されています。

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今年の4月に「佐渡トキマラソン」に参加した後、
佐渡のα仲間「華」さん連れてきてもらった姫崎が近づいてきました。

佐渡に年に2回来たのは、今年が初めてのことです。
佐渡汽船カーフェリーの往復運賃を考えると、どこかに長距離ドライブに行く時のガソリン代だと思えば、
負担はそんなに変わらないからもっと佐渡に来よう、と思うのですが、
結局、こうしてマラソン大会がないと来ないのは、反省材料です。
佐渡の風景も印象的な場所がたくさんありますから、もっと足を運びたいです。

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海上は雲がなかったのですが、佐渡には雲がかかっています。
でも、これくらいの方が、日差しがきつくなくてマラソンやるには自分にとっては嬉しいですが。
ある程度空の青さも入りますし。

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両津港の手前に何かお値段の張りそうな客船が停泊していました。
目を凝らしても船名が見えなかったのですが、後からFacebookに載っていた情報によると、
「にっぽん丸」というクルーズ船らしいです。

船は港の外で待機していて、小型の船を出して上陸しているようでした。

快適な船旅の後は、
宿泊することになるホテルの送迎バスで大会会場のある相川七浦に向かいます。
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相川七浦の「めおと岩」です。
ここに隣接する「ホテルめおと」さんが、今回の大会の会場となっています。
この駐車場がスタート地点です。
まだスタートラインはありません。

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選手説明会。
全国から140人ちょっとのランナーが集まりました。
マイナーな大会で、ほとんど新潟県のランナーばかりだと勝手に思っていたのですが、
北は北海道から、南は沖縄まで。日本全国からランナーが集まったことに驚きました。

参加賞として、「越乃寒梅」という日本酒をいただきました。
参加賞が酒ってすごいですよね。
・・・・・・いや、あの、佐渡まで渡ってきて地元の酒を参加賞としてもらうのは、
お酒は好きなんですが、正直、ビミョーなんですけどね。
「越乃寒梅」は俺の実家がある町のお酒なので・・・・・・

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「説明会の途中で日が沈むから、夕日撮るなら窓際押えといたほうがいいよ」
とアドバイスをいただき、しっかり待機していました。
海に沈む夕日・・・
・・・と思ったのですが、わずかに水平線上に雲があり、そこに隠れてしまいました。残念。
でも、きれいな夕日でした。

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説明会の後は、夕食懇談会です。

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うまかったです。どれ食ってもうまくて、たぶんはたから見たら、
ひたすらバクバク食べているように見えていたと思います。
翌日のために、ごはんも大盛りで2杯いただきました。
米もまたうまい!!
手を休める暇がありませんでした。
懇談会しろよ。って感じですが。
いや、ちょうど前に座っていた方とお話はしてましたよ。

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鍋の中はイカですよ。
佐渡のイカ、おいしいんですよね~。

実はイカ好きでして。
刺身のイカもうめーし、鍋のイカもうめーし、至福の時でした。
朝食もイカ刺しがあって、いやもう、イカ尽くし最高。

大会に何度も参加している方とか、みなさん盛り上がっているんですが、
選手説明会での乾杯でシャンパンを飲み干し、夕食の席で、
「じゃあちょっとだけ・・・」
と、普段は飲まないビールをコップで2~3杯。
ハイ。回りました。
日常的にはアルコールを摂取しない人なので。
(でも、日本酒は好きなんです。新潟県民だし)
いや、たぶん、飲みなれないシャンパンが効いたんですよ・・・・・・

腹もいっぱいで、この夕食懇談会もいつまで続くのかさっぱりわからないので、
翌日は朝早いことだし、早目に退席させていただいて、部屋に戻って装備の準備をすることにしました。

準備していたら、夕食懇談会で前に座っていた方が入ってきて、
そこでようやく同じ部屋の人だと気が付きました・・・・・・
いかに俺が人を見ていないか、この辺でよくわかりますね(汗

で、もう後は着るだけという状態に片づけておいて、
バタンと布団に横になりました。
5~6人の相部屋だから眠れるかちょっと心配でしたが、
山小屋泊だと思えば、今後のいい練習だと割り切り、
まだアルコールが効いていたので、このまま寝れるだろう。

と、思ったんですが、まぁ、なかなか寝付けませんで。
単純に時間が早い(20時頃)のもありますが。普段、日付をまたぐのが日常だと困りますね。
結局、朝4時に起床するまでの間、3回ぐらい目が覚めましたが、
それなりに眠れた感じはしたのでいいかー、と。


さて、次回から大会スタートです。

【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】


第1章の終わりに [フォトラン]

今回はちょっと語りです。

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佐渡に行ってきました。

この新潟沖に浮かぶ巨大な島「佐渡島」を走って1周する。
その距離208km。
制限時間48時間。
そんな大会があったのです。


実は、俺がマラソンを始めるきっかけになったのが、この大会なのです。
そして、一生のうちで一度挑戦できたらいいな、と思っていました。
なにせ、俺は30を過ぎるまで、スポーツには縁のない人生を送ってきました。
31歳を迎える直前にマラソンを始めたものの、
始めた頃に走れた距離はわずか数百メートルでした。

そこから少しずつ、走れる距離を延ばしていきました。
マラソンを始めたものの目標が高すぎて挫折したという人もいるかと思いますが、
俺の場合は目標が高すぎたから続けられたのだと思います。
だから始めた頃は「全然走れない!」と嘆いたりもしましたが、
佐渡1周走るなんて、どうせすぐにできることじゃないんだから、
ちょっとずつ走れるようになって、いつか出られればいいんだ、と思えましたから。

しかしそれから、走れる距離を延ばしてきて、
各地のマラソン大会に出場するようになったものの、苦労と挫折ばかり。
初めて出たハーフマラソンでは3時間もかかり、
初めてフルに出ては関門で終わり、やっぱり初めて出たウルトラマラソンでは制限時間で散る・・・・・・
と、まぁ、思い返してみてもうまくいかない日々だったなぁと思うんです。

ウルトラに挑戦するようになっても、すぐに佐渡に出られるわけではありません。
なにせ「過去2年以内に100km以上のマラソンを完走した実績がある人」という参加資格があるのです。
だから完走しなければ佐渡に行けない。
しかし、100kmマラソンは初戦、2戦目ともに制限時間で終了しました。
さすがに、俺には無理なのかなぁ?と思いましたが、
「いつかは佐渡」に向かって、エントリーをし続けることにし、
その後、3戦目、4戦目と完走を果たすことができました。
それでようやく今年、「佐渡島1周エコジャーニーウルトラ遠足208km」にエントリーすることができたのです。

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そのマラソンを始めるきっかけであり、マラソン人生最大の目標であった大会を無事に完走してきました。

ということで、ここで俺のマラソン人生は1つの章が終了した。ということになると思うのです。
昼夜を問わず走りながら、いったいこの大会を完走したら、俺は何を目標に走ればいいんだろう?
そんなことを考えました。
一生のうちに一度出られればいいと思っていた大会に、まさかマラソン人生7年目で参加できるとは。
走り切ったら燃え尽き症候群になってしまわないだろうか??
と、ちょっと不安になりましたが、それはすぐに消えました。
こんなに楽しいこと、今更やめるわけないよなーって。

でも、目標となるものはないんですよね。
もちろん、年内もまだエントリーしてある大会もありますし、来年も決まってるのもあるので、
とりあえず今のまま、この冬も冬眠返上で走るわけですが。

さらに佐渡のタイムを短縮する!もいい目標かと思いますけど、
マラソン人生の目標にするには、ちょっと近すぎる気もするんですよね。
国内にはスゴイ大会もまだまだありますが、遠征で行ける範囲も資金力も限られているので、
あれもこれもというわけにもいきません。
とりあえず、「河岸段丘ウォーク50kmの部10回参加(今4回)」と「フルでサブ4」が小目標です。
大目標が不在になりました。
デカフォレスト?
日本一の山走って登っちゃう?
う~ん、第1章が終わって、幕間って感じでしょうかねしばらく。

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44時間走り(歩き)続けた足。
ご苦労様でした。
この翌日、さらにむくみが増大しました・・・・・・

でも、筋肉痛がほとんどないのは、これまでの積み重ねの成果ですね。
俺のマラソンはとにかく、何もできないところからの積み重ねです。
だから、マラソンなんて無理!という人の気持ちもよくわかります。
この間まで俺もマラソンなんて無理!って思ってましたから。
そういう人でも7年コツコツやっていれば立派なヘンタイになれるいい例が俺、だと思います。


そんなマラソン大会の記録を、また長々と連載したいと思います。
今年の佐渡はとにかく天気が良くて、日中は、走っているのがもったいないくらいでした。
・・・・・・走っていたからまるまる1周楽しめたんですけど。
また気長にお付き合いくださいね。


【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】


にいがた総おどり [新潟の風景]

新潟は「花火王国」ですが、実は「おどり大国」でもあるようです。
毎年9月に開催される踊りの祭典「にいがた総おどり」を14日の夕方に見に行ってきました。

300年前、五穀豊穣・無病息災を願い、四日四晩踊り明かした祭があったのだそうです。
そして、13年前、その祭を再現、復興して「にいがた総おどり」が始まりました。
現代では4日間ではなく、プレ日をいれて3日間、新潟市中央区各所で、
様々なジャンルの踊りが踊られています。
まぁ、詳しくは公式サイトをご覧ください(あ、投げた。
「にいがた総おどり」http://www.soh-odori.net/

仕事が終わってから、新潟駅南口の会場に行ったのですが・・・・・・
「これにて、新潟駅会場の本日の演舞は終了となります」
おおう。
ということで、メイン会場である万代シティにやってきました。
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すっかりイベントとして定着してきた感じがします。
この日も万代シティは黒山の人だかり。
夕方からの見物なので、すでに見やすい場所は人がたくさんいるので、
ぐるぐると歩き回りながら撮影しました。

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たくさんの団体が、ここで踊りを披露しています。
色々な踊りがあるのですが、なんというか俺が見ても細かい差異はわかりませんが・・・・・・
これを審査するのも大変だなと思います。

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そんな違いのわからない男ですが、この会場で見ていると、引き込まれるものがあります。
昨年も、ちょっと見に来たはずが結局、終わるまで見てたんですよね。

いつも踊りネタの時には書きますが、
俺は踊りは絶望的に踊れないので、実際に踊ることはありませんが。

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新潟市は「総おどり体操」なる健康体操まで作り出してしまいました。
「超高齢社会を迎える中、子どもから高齢者まで幅広い世代が参加するイベント「にいがた­総おどり」に着目し、介護予防や健康づくりを目的に制作した<踊りのような体操>です」
YouTube「【新潟シティチャンネル】めぐり良くなり、ほら笑顔「総おどり体操」(介護予防・健康づくり)
の紹介文より。

このくらいなら俺でもできそうな気がしないでもないが、
きっと「なんか違うよね」って言われるんだろうな。体が固いんですよね基本的に。

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いや、ほんとに見ていて飽きないんですよね。
あっという間に時間が過ぎていました。

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そして、受賞チームによる演舞。
どのチームも、自分たちが受賞するとは考えていなかったようで、
あるチームは会場にいなかったり、あるチームは悲鳴のような歓声が上がったり、
涙の授賞式を見ていると、彼らがどれだけ踊りが好きなのか、その想いが伝わってくるようでした。

受賞3チームの演舞が終わったところで、混雑する前に帰りはじめようかな、と、
今年も最後まで結局見ちゃったな~なんてホクホクしながら帰ったのですが、
ここを書くのに公式サイトを見ていると、
どうもこの後、さらにクライマックスに向けて盛り上がったようで・・・・・・
ううう、失敗した。

新潟市内の会場を、見て回りたかったのですが、仕事だったり、
本祭2日目は「COLOR ME RAD」に参加してたりで、
結局今年も、万代シティで夕方からしか見物できませんでした。
そんなわけで時間も合わず、知り合いの踊りも見に行けず。

でもまぁ、今年もビシビシと躍動するエネルギーを感じることができました。


【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】
ぶれてた方が躍動感があると思うので、感度はそこそこにしか上げませんでした。


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COLOR ME RAD NIIGATA [フォトラン]

県立スポーツ公園で開催された「COLOR ME RAD」に参加してきました。
「COLOR ME RAD」とは、5kmのコース中に1km毎に設置されたカラーステーションで、
色とりどりのカラーパウダーを浴びながら走る、というランニングイベントです。

締切ギリギリに新潟開催と知り、なんか面白そうだなーと、首を突っ込んでみました。

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DJのいるステージのあるマラソン会場。
これまでないパターンですね。
そこに、参加賞の白いTシャツを着て、これまた参加賞の変なサングラスをかけて参戦。
(ワタクシ、メガネ男子ですので、メガネonメガネで参上しました)

今回は、「チームつるかめ」のS.ともさん、Riёさん、そしてRiёさんのお友達で参加しました。

スタート時間が6回あって、その中から好きな時間を選んでスタートできます。
11時10分という、かなりゆったりしたスケジュールで参加です。
もっと遅いのもあるんですけどね。

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スタート前、さっそくカラーパウダーの噴射を受けて、スタートです。
うわー、これはたまらん・・・とスタートゲートを出ましたが、自分の体を見てみると、
・・・意外とつかない??

このカラーパウダーはコーンスターチを原料にしたもので、人体に影響はないとのことです。

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スポーツ公園内に特設されたコースを進みます。
誰も、走らない。
・・・・・・マラソン大会じゃなかったっけ?
ってくらい、誰も、走らない。
ということで、我々も歩く。

たまにコースの誘導員は立っていますが、かなり緩く、ショートカットもし放題というか、
普通に公園に遊びに来ている方々が、ふらりと迷い込んでもわからない感じでした。

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最初のカラーステーションが見えてきました。
なるほど、そういうことなのね。

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もっと派手にパウダーをかけられるのかと思いましたが、
スタッフがケチャップの容器のデカいやつを押して、ぴゅーーっとかけてくれる感じです。

・・・・・・意外と色づかない・・・・・・

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公式サイトには「白い服がおススメ」と書かれていたと思いますが、
冥途からの参加者も。
みんなに写真をせがまれて、きっと楽しく成仏なさったことでしょうね。

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なんと給水所が。
一応、紙コップ1つ受け取ったものの、口にして・・・・・・まずい。
常温の水道水でしょうか??

結局、花の水やりに使いました。

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スポーツ公園は、俺もたまに走りに来るところです。
見知った風景の、ちょっと違う風景。
それが面白かったですね。
うわー、スポーツ公園にこんなに人がいる・・・・・・

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イエローステーション。
最初のピンクではみなさん控え気味でしたが、だんだんと勝手がわかってきた感じです。

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丘陵公園のリレーマラソンにいたような気がするお二人。
緑色の神様もいました。

そっかー、コスプレしてくれば良かったと、思いました。

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ビックスワンのサブトラック(?)あたりが、このコースの最奥になります。
歩きながら、これ絶対5kmないよね、という話になりました。
なにせ、4人中、ここでトレーニングしている人が2人もいるので、距離感がわかっています。
3kmちょっとの4kmいくかいかないか、ただ5kmは絶対ない。
ということでまとまったのですが、大会後、事前に送られてくるハズだった案内を見てたら、
「会場:スポーツ公園特設3kmコース」
と、書かれていました。
「COLOR ME RAD 5K」とロゴには書いてあり、基本5kmのようですが、
新潟では3kmだったようです。
でも、3kmって言われるともうちょっとありそうな気がするけど。

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緑ステーション。
否応なしに浴びせられるもんだと思ったカラーパウダーも、結局、スタッフの前にいって、
ぴゅーーーっとかけてもらう感じで。

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あっという間に3km歩ききりまして(この時は、一応、5km歩いたつもりでいましたが)
ゴールゲート前に、最後のカラーステーション。
最後ということもあってか、参加者みんな名残惜しいようで、賑わっていました。
ここも、スタッフにかけてもらう程度で通過し、あれ?みんなどこかな?と、
振り返って探していたら。(なんせみんな同じTシャツに、同じサングラスなんで)
Riёさんに青パウダーを首に塗りたくられる。あう。
思えば、これが一番、パウダーを喰らった場面だったな。

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ゴールゲートをくぐり、なんかもらえるんだ~と、受け取ったらカラーパウダー。

意外と色づかなかったなと思ったんですが、視界に入ってしまいました。
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混沌とするゴール後のステージ。
大量のカラーパウダーが舞い上がっています。

俺も、両手を振って参戦しましたが、すぐに手が疲れて、息も絶え絶えで離脱。
・・・四十肩?

ちなみに、俺にとってはゴール後ですが、まだスタートしていない人もいて、
その方たちは、走る前に散々パウダーを浴びてからのスタートとなります。
なんか、ここまでくると、もう走らなくてもいいとか言い出す人もいそうな。

なお、これまたきっちり管理されているわけではないので、すでに1周してきたのですが、
このまま再びスタートラインに立っても、たぶん誰も止めないと思います。
いや、1周で十分ですが。


一応、マラソン大会で3km歩いたけど、これはノーカウントかな。
これ、走ったらあっという間に終わってしまいそうです。

あっと、このイベントでは最後に「会場の清掃」が盛り込まれています。
参加は任意ですし、俺も、用事があるので参加できませんでしたが、
(用事があるので早く帰ったのに、結局、昼寝をしすぎて用事を足せなかったんですけど)
一応、散らかしても、しっかり片づけるイベントになっております。


【OLYMPUS TG-620】
こんなパウダーまみれの時でも頼りになるのは防水デジカメですね。水洗いできるってスゲー。


山の片貝 2014 [花火]

新潟三大花火、その最後を飾る「片貝の花火」です。
先日、浅原神社へ行った際に書きましたが、浅原神社への奉納花火で、正式名称を「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」
三大花火としては「山の片貝」と呼ばれています。

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9月9日。早番だったけど、仕事が終わってから片貝までひとっ走り。
動き始めが遅いので、いつも片貝花火を見ている、片貝町を見下ろす田んぼの真ん中で見ることにしました。
以前はこの場所も大渋滞でしたが、去年は「あれ?今日中止になった??」ってぐらいガラガラ。
今年はまぁ、それなりに見物客は出ていましたが、渋滞するほどでも、
隣が気になるほど混んでいるわけでもありませんでした。

おかげで今年ものんびり見ることができました。

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いつも来ている場所ですが、じつはそんなに花火に近いわけでなく、
望遠レンズを使って撮るような距離なので、いつもは「アップで撮るとどこの花火だかわからん」と、
アップでは撮っていなかったのを、久しぶりにアップメインで撮ってみました。

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三尺玉!
ドンッという打ち上げ音の後、ぶわぁっと開いて、一瞬遅れてドンッと響く音。
離れた場所からですが(打ち上げ場所から2~3kmでしょうか)
三尺クラスになると、届いてくる音が違います。

しかし、ここで驚いてはなりません。他の花火大会では主役級の三尺玉ですが、
ここ片貝には、さらに大物が控えています。
22時。ドカーーッン!!と打ち上げ音。
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巨大な大輪が空に花開き、一瞬遅れて、じつは直下で見ているんだっけ??
と錯覚するほどの爆発音。空気が震えて、身体に振動が伝わってきます。

片貝が誇る世界最大の花火「四尺玉」
コレ、たしか門外不出なんですよね。他で上げようと片貝に相談したら断られたって聞いた気がします。
(違ったらスイマセン)
各地でこれが見られるようになったら、それはそれですごいと思いますが、
「片貝ブランド」を守るのも、大事ですよね。



翌、9月10日。休日。
休日なら、行くしかないですよね。
せっかく休みだから近くで見ようか・・・と地図と延々にらめっこしていたのですが、
結局、決まらず。
うーん、と悩んでいるうちに、FBを見ていたら、
今日片貝に行くと言っていた人が浅原神社で撮った写真を載せている。
・・・・・・ダメですね、考える前に行動しないと。
あれやこれやと考えすぎて、結局、時間だけが過ぎていく、いつもの悪いパターンです。
来年の教訓にしたいと思います。

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それでも、いつもと違うことはしよう!と思って、2日目はこんなところから見てみました。
浅原神社の「裏山」です。
裏山というか、小高い丘陵地帯があって、上が広く平らになっているんですよね。
ちょっと下ったところに浅原神社があります。
ほぼ田んぼなのですが、この丘陵地帯からは天然ガスが採れるということで、
その採掘施設なんかもあったりします。
たまに小千谷の山に火柱が上がっているのでなんだろう?と見に行ったら、
そんな施設がありました。
あと、この辺のお稲荷さんの総本山「宝徳山稲荷大社」もあります。

きっと、ここから良く見えるだろうとは思っていたんですが、案の定、
沢山の人がいました。
なんとか、のんびり見られそうなスペースを探して、ゆっくり見ることができました。

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予想通り、とても近いです。
近すぎて、今度は標準ズームでも、大写しになってしまう・・・・・

打ち上げ場所が自分のいる所より下なので、スターマインなど、下の方は欠けて見えます。

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これは初日の写真ですが・・・・・・
片貝の花火の魅力は、車の傍に三脚を設置して、ゴロゴロおやつを食べながら、
のんびり秋風に吹かれながら鑑賞できるところだと思っています。
だからまぁ、これまであまり近づかなかったのもあるんですが。
片貝の花火を見ていると、ああ、もう秋なんだなぁと思います。
これで今年の花火は終わりか~、としんみり。

あっついコーヒーを飲みながら、お、上がった、とレリーズを探してシャッター。
そんなのんびりした見物です。

2日目の鑑賞場所は、浅原神社に近いこともあって、
風向きによっては神社の喧騒が聞こえてきて、祭りの盛り上がりを感じました。
のんびりも良いけど、やっぱり一度は神社そばで見たかったなぁ。
と、やっぱり思った。今年は、反省しときます。

風に乗って聞こえてくるアナウンスが、「三尺玉・・・」と聞こえる。
あれ?昨日より30分も早いぞ。
しかし、大物専用の打ち上げ場所から、爆音とともに空に昇っていく花火玉。
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花火の音って言うとなんか風情がありますが、この至近距離で三尺となると、
それはもう爆発音です。
(いや、もともと花火の音は爆発音ですが)

三尺は30分早かった。じゃあ四尺も??いや、でも四尺の時間はHPにも載ってるから変えられないか?
三尺はフレームギリギリだった。じゃあ超広角に換えるか?
いや、超広角にすると今度は肝心の花火が小さく写る可能性もあるし・・・・・・
と、延々と悩みながら、30分前から待機していました。
風向きの関係で、三尺の後から、会場の声やアナウンスが聞こえなかったのもあって。
しかし、22時が近づくと、風向きが変わり、ふたたびアナウンスが、かすかに聞こえてきました。
「四尺玉」
と、確かに俺の耳がその単語を風の中から拾いました。時間も22時。
そして、神社から聞こえてくる「わああああああ!!」という歓声。
ドガーーーーーーン!と響き渡る轟音。
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尺玉くらいの花火が開いて、そこから小さい花火が視界いっぱいに広がっていきます。

轟く爆音、震える大気。全身で四尺玉を感じることができました。
それはもはや「花火を浴びる」と表現したいくらいのものです。
・・・・・・実際に浴びると死んでしまいますが。

レンズの広角端で待機してたんですが・・・三尺の方が迫力あるように撮れましたね(汗
去年、四尺の最高の1枚が撮れたので、今年もうまいこといかないかと思ったんですが、
どうも賭けに負けてしまったようで。
祭の中で2発あがる四尺玉、
初日は「昇天銀竜黄金すだれ小割浮模様」という、三尺玉をそのまま大きくした感じ。
2日目は「昇天銀竜黄金千輪二段咲き」という、無数の小さな花火が巨大な花を咲かせるもの。
という、違いを見比べていただければと。
俺は断然、2日目のが好きなので、来るなら2日目だと思っているんですけどね。


今年も「新潟三大花火」制覇することができました!
しかも、長岡も片貝も2日間とも通うという「完全制覇」
関屋浜、弥彦、「海の」柏崎、「川の」長岡(2日間)、新潟(3日間)、曽野木団地、「山の」片貝(2日間)・・・・
やー、通いましたね。
ござれや花火とか行きたくても行けない花火もあったんですけどね。
どんだけ通うんだって我ながら思いますが。
まだ今週末あたりも花火はあるんですが(恐るべし花火王国新潟)
本州にいないので、行けそうになく、今年はこれにて花火見納めです。
似たような写真ばかりになる花火関連の記事ですが、
今年も花火バカにお付き合いいただきありがとうございました。
また来年も、たくさんの花火写真をお届けしたいと思います。

【α55】+【DT 16-105mm F3.5-5.6】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】


月待ち湊 [新潟の風景]

十五夜の2日前のことです。
新潟市中央区にある「入船みなとタワー」で開催された「月待ち湊」を見に行ってきました。
毎年、十五夜の夜にやっているのかと思いきや、第1土曜とかそんな日取りなんでしょうかね。

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まだ日が暮れたばかりの頃から、すでに人が集まっています。

このイベントも今年で10年目になるとか。
俺が知ったのは「みずつち(2009)」の時ですから、その前から開催されてたんですね。
「みずつち」の関連イベントとして始まったのかと思ってましたが、違うみたいです。

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丸顔が好みです(違

地元の方の手作りっぽい食べ物や、日本酒をいただくことができます。
試飲もできたと思いますが、車で来ているので残念ながら。
月見しながらお酒なんていいなぁ。

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お月見イベントですが、この日の主役は雲の向こうで照れてしまい、
なかなか顔を出してくれませんでした。
この後、完全に隠れてしまい、本当に月を待つ時間になってしまいました。

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今年も、みなとタワーの大階段にはささやかな灯りのライトアップが。

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「だいどこ」さんが来ていました。
もうちょっと空いていたら、お酒は飲めなくてもあっつい珈琲をいただきたかったところですが、
なかなか列が切れなかったので、断念。

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普段のみなとタワーからは考えられない人での多さですが、
騒がしいわけでもなく、「月待ち」の名を体現するような、優しい時間が流れています。

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そんな時間と場所を作ってくれているのは、アコーディオンの生演奏に違いありません。

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「月待ち湊」は毎年行きたいと思いつつ、なかなか来ることができずにいて、
今年、久しぶりに来られたのでうれしかったです。

また来年も、ここでお月見がしたいですね。
これからも良い会が続いていくことを願っております。

【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA】
    【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】


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