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第1章の終わりに [フォトラン]

今回はちょっと語りです。

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佐渡に行ってきました。

この新潟沖に浮かぶ巨大な島「佐渡島」を走って1周する。
その距離208km。
制限時間48時間。
そんな大会があったのです。


実は、俺がマラソンを始めるきっかけになったのが、この大会なのです。
そして、一生のうちで一度挑戦できたらいいな、と思っていました。
なにせ、俺は30を過ぎるまで、スポーツには縁のない人生を送ってきました。
31歳を迎える直前にマラソンを始めたものの、
始めた頃に走れた距離はわずか数百メートルでした。

そこから少しずつ、走れる距離を延ばしていきました。
マラソンを始めたものの目標が高すぎて挫折したという人もいるかと思いますが、
俺の場合は目標が高すぎたから続けられたのだと思います。
だから始めた頃は「全然走れない!」と嘆いたりもしましたが、
佐渡1周走るなんて、どうせすぐにできることじゃないんだから、
ちょっとずつ走れるようになって、いつか出られればいいんだ、と思えましたから。

しかしそれから、走れる距離を延ばしてきて、
各地のマラソン大会に出場するようになったものの、苦労と挫折ばかり。
初めて出たハーフマラソンでは3時間もかかり、
初めてフルに出ては関門で終わり、やっぱり初めて出たウルトラマラソンでは制限時間で散る・・・・・・
と、まぁ、思い返してみてもうまくいかない日々だったなぁと思うんです。

ウルトラに挑戦するようになっても、すぐに佐渡に出られるわけではありません。
なにせ「過去2年以内に100km以上のマラソンを完走した実績がある人」という参加資格があるのです。
だから完走しなければ佐渡に行けない。
しかし、100kmマラソンは初戦、2戦目ともに制限時間で終了しました。
さすがに、俺には無理なのかなぁ?と思いましたが、
「いつかは佐渡」に向かって、エントリーをし続けることにし、
その後、3戦目、4戦目と完走を果たすことができました。
それでようやく今年、「佐渡島1周エコジャーニーウルトラ遠足208km」にエントリーすることができたのです。

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そのマラソンを始めるきっかけであり、マラソン人生最大の目標であった大会を無事に完走してきました。

ということで、ここで俺のマラソン人生は1つの章が終了した。ということになると思うのです。
昼夜を問わず走りながら、いったいこの大会を完走したら、俺は何を目標に走ればいいんだろう?
そんなことを考えました。
一生のうちに一度出られればいいと思っていた大会に、まさかマラソン人生7年目で参加できるとは。
走り切ったら燃え尽き症候群になってしまわないだろうか??
と、ちょっと不安になりましたが、それはすぐに消えました。
こんなに楽しいこと、今更やめるわけないよなーって。

でも、目標となるものはないんですよね。
もちろん、年内もまだエントリーしてある大会もありますし、来年も決まってるのもあるので、
とりあえず今のまま、この冬も冬眠返上で走るわけですが。

さらに佐渡のタイムを短縮する!もいい目標かと思いますけど、
マラソン人生の目標にするには、ちょっと近すぎる気もするんですよね。
国内にはスゴイ大会もまだまだありますが、遠征で行ける範囲も資金力も限られているので、
あれもこれもというわけにもいきません。
とりあえず、「河岸段丘ウォーク50kmの部10回参加(今4回)」と「フルでサブ4」が小目標です。
大目標が不在になりました。
デカフォレスト?
日本一の山走って登っちゃう?
う~ん、第1章が終わって、幕間って感じでしょうかねしばらく。

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44時間走り(歩き)続けた足。
ご苦労様でした。
この翌日、さらにむくみが増大しました・・・・・・

でも、筋肉痛がほとんどないのは、これまでの積み重ねの成果ですね。
俺のマラソンはとにかく、何もできないところからの積み重ねです。
だから、マラソンなんて無理!という人の気持ちもよくわかります。
この間まで俺もマラソンなんて無理!って思ってましたから。
そういう人でも7年コツコツやっていれば立派なヘンタイになれるいい例が俺、だと思います。


そんなマラソン大会の記録を、また長々と連載したいと思います。
今年の佐渡はとにかく天気が良くて、日中は、走っているのがもったいないくらいでした。
・・・・・・走っていたからまるまる1周楽しめたんですけど。
また気長にお付き合いくださいね。


【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】


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