山の片貝 2014 [花火]
新潟三大花火、その最後を飾る「片貝の花火」です。
先日、浅原神社へ行った際に書きましたが、浅原神社への奉納花火で、正式名称を「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」
三大花火としては「山の片貝」と呼ばれています。
9月9日。早番だったけど、仕事が終わってから片貝までひとっ走り。
動き始めが遅いので、いつも片貝花火を見ている、片貝町を見下ろす田んぼの真ん中で見ることにしました。
以前はこの場所も大渋滞でしたが、去年は「あれ?今日中止になった??」ってぐらいガラガラ。
今年はまぁ、それなりに見物客は出ていましたが、渋滞するほどでも、
隣が気になるほど混んでいるわけでもありませんでした。
おかげで今年ものんびり見ることができました。
いつも来ている場所ですが、じつはそんなに花火に近いわけでなく、
望遠レンズを使って撮るような距離なので、いつもは「アップで撮るとどこの花火だかわからん」と、
アップでは撮っていなかったのを、久しぶりにアップメインで撮ってみました。
三尺玉!
ドンッという打ち上げ音の後、ぶわぁっと開いて、一瞬遅れてドンッと響く音。
離れた場所からですが(打ち上げ場所から2~3kmでしょうか)
三尺クラスになると、届いてくる音が違います。
しかし、ここで驚いてはなりません。他の花火大会では主役級の三尺玉ですが、
ここ片貝には、さらに大物が控えています。
22時。ドカーーッン!!と打ち上げ音。
巨大な大輪が空に花開き、一瞬遅れて、じつは直下で見ているんだっけ??
と錯覚するほどの爆発音。空気が震えて、身体に振動が伝わってきます。
片貝が誇る世界最大の花火「四尺玉」
コレ、たしか門外不出なんですよね。他で上げようと片貝に相談したら断られたって聞いた気がします。
(違ったらスイマセン)
各地でこれが見られるようになったら、それはそれですごいと思いますが、
「片貝ブランド」を守るのも、大事ですよね。
翌、9月10日。休日。
休日なら、行くしかないですよね。
せっかく休みだから近くで見ようか・・・と地図と延々にらめっこしていたのですが、
結局、決まらず。
うーん、と悩んでいるうちに、FBを見ていたら、
今日片貝に行くと言っていた人が浅原神社で撮った写真を載せている。
・・・・・・ダメですね、考える前に行動しないと。
あれやこれやと考えすぎて、結局、時間だけが過ぎていく、いつもの悪いパターンです。
来年の教訓にしたいと思います。
それでも、いつもと違うことはしよう!と思って、2日目はこんなところから見てみました。
浅原神社の「裏山」です。
裏山というか、小高い丘陵地帯があって、上が広く平らになっているんですよね。
ちょっと下ったところに浅原神社があります。
ほぼ田んぼなのですが、この丘陵地帯からは天然ガスが採れるということで、
その採掘施設なんかもあったりします。
たまに小千谷の山に火柱が上がっているのでなんだろう?と見に行ったら、
そんな施設がありました。
あと、この辺のお稲荷さんの総本山「宝徳山稲荷大社」もあります。
きっと、ここから良く見えるだろうとは思っていたんですが、案の定、
沢山の人がいました。
なんとか、のんびり見られそうなスペースを探して、ゆっくり見ることができました。
予想通り、とても近いです。
近すぎて、今度は標準ズームでも、大写しになってしまう・・・・・
打ち上げ場所が自分のいる所より下なので、スターマインなど、下の方は欠けて見えます。
これは初日の写真ですが・・・・・・
片貝の花火の魅力は、車の傍に三脚を設置して、ゴロゴロおやつを食べながら、
のんびり秋風に吹かれながら鑑賞できるところだと思っています。
だからまぁ、これまであまり近づかなかったのもあるんですが。
片貝の花火を見ていると、ああ、もう秋なんだなぁと思います。
これで今年の花火は終わりか~、としんみり。
あっついコーヒーを飲みながら、お、上がった、とレリーズを探してシャッター。
そんなのんびりした見物です。
2日目の鑑賞場所は、浅原神社に近いこともあって、
風向きによっては神社の喧騒が聞こえてきて、祭りの盛り上がりを感じました。
のんびりも良いけど、やっぱり一度は神社そばで見たかったなぁ。
と、やっぱり思った。今年は、反省しときます。
風に乗って聞こえてくるアナウンスが、「三尺玉・・・」と聞こえる。
あれ?昨日より30分も早いぞ。
しかし、大物専用の打ち上げ場所から、爆音とともに空に昇っていく花火玉。
花火の音って言うとなんか風情がありますが、この至近距離で三尺となると、
それはもう爆発音です。
(いや、もともと花火の音は爆発音ですが)
三尺は30分早かった。じゃあ四尺も??いや、でも四尺の時間はHPにも載ってるから変えられないか?
三尺はフレームギリギリだった。じゃあ超広角に換えるか?
いや、超広角にすると今度は肝心の花火が小さく写る可能性もあるし・・・・・・
と、延々と悩みながら、30分前から待機していました。
風向きの関係で、三尺の後から、会場の声やアナウンスが聞こえなかったのもあって。
しかし、22時が近づくと、風向きが変わり、ふたたびアナウンスが、かすかに聞こえてきました。
「四尺玉」
と、確かに俺の耳がその単語を風の中から拾いました。時間も22時。
そして、神社から聞こえてくる「わああああああ!!」という歓声。
ドガーーーーーーン!と響き渡る轟音。
尺玉くらいの花火が開いて、そこから小さい花火が視界いっぱいに広がっていきます。
轟く爆音、震える大気。全身で四尺玉を感じることができました。
それはもはや「花火を浴びる」と表現したいくらいのものです。
・・・・・・実際に浴びると死んでしまいますが。
レンズの広角端で待機してたんですが・・・三尺の方が迫力あるように撮れましたね(汗
去年、四尺の最高の1枚が撮れたので、今年もうまいこといかないかと思ったんですが、
どうも賭けに負けてしまったようで。
祭の中で2発あがる四尺玉、
初日は「昇天銀竜黄金すだれ小割浮模様」という、三尺玉をそのまま大きくした感じ。
2日目は「昇天銀竜黄金千輪二段咲き」という、無数の小さな花火が巨大な花を咲かせるもの。
という、違いを見比べていただければと。
俺は断然、2日目のが好きなので、来るなら2日目だと思っているんですけどね。
今年も「新潟三大花火」制覇することができました!
しかも、長岡も片貝も2日間とも通うという「完全制覇」
関屋浜、弥彦、「海の」柏崎、「川の」長岡(2日間)、新潟(3日間)、曽野木団地、「山の」片貝(2日間)・・・・
やー、通いましたね。
ござれや花火とか行きたくても行けない花火もあったんですけどね。
どんだけ通うんだって我ながら思いますが。
まだ今週末あたりも花火はあるんですが(恐るべし花火王国新潟)
本州にいないので、行けそうになく、今年はこれにて花火見納めです。
似たような写真ばかりになる花火関連の記事ですが、
今年も花火バカにお付き合いいただきありがとうございました。
また来年も、たくさんの花火写真をお届けしたいと思います。
【α55】+【DT 16-105mm F3.5-5.6】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】
先日、浅原神社へ行った際に書きましたが、浅原神社への奉納花火で、正式名称を「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」
三大花火としては「山の片貝」と呼ばれています。
9月9日。早番だったけど、仕事が終わってから片貝までひとっ走り。
動き始めが遅いので、いつも片貝花火を見ている、片貝町を見下ろす田んぼの真ん中で見ることにしました。
以前はこの場所も大渋滞でしたが、去年は「あれ?今日中止になった??」ってぐらいガラガラ。
今年はまぁ、それなりに見物客は出ていましたが、渋滞するほどでも、
隣が気になるほど混んでいるわけでもありませんでした。
おかげで今年ものんびり見ることができました。
いつも来ている場所ですが、じつはそんなに花火に近いわけでなく、
望遠レンズを使って撮るような距離なので、いつもは「アップで撮るとどこの花火だかわからん」と、
アップでは撮っていなかったのを、久しぶりにアップメインで撮ってみました。
三尺玉!
ドンッという打ち上げ音の後、ぶわぁっと開いて、一瞬遅れてドンッと響く音。
離れた場所からですが(打ち上げ場所から2~3kmでしょうか)
三尺クラスになると、届いてくる音が違います。
しかし、ここで驚いてはなりません。他の花火大会では主役級の三尺玉ですが、
ここ片貝には、さらに大物が控えています。
22時。ドカーーッン!!と打ち上げ音。
巨大な大輪が空に花開き、一瞬遅れて、じつは直下で見ているんだっけ??
と錯覚するほどの爆発音。空気が震えて、身体に振動が伝わってきます。
片貝が誇る世界最大の花火「四尺玉」
コレ、たしか門外不出なんですよね。他で上げようと片貝に相談したら断られたって聞いた気がします。
(違ったらスイマセン)
各地でこれが見られるようになったら、それはそれですごいと思いますが、
「片貝ブランド」を守るのも、大事ですよね。
翌、9月10日。休日。
休日なら、行くしかないですよね。
せっかく休みだから近くで見ようか・・・と地図と延々にらめっこしていたのですが、
結局、決まらず。
うーん、と悩んでいるうちに、FBを見ていたら、
今日片貝に行くと言っていた人が浅原神社で撮った写真を載せている。
・・・・・・ダメですね、考える前に行動しないと。
あれやこれやと考えすぎて、結局、時間だけが過ぎていく、いつもの悪いパターンです。
来年の教訓にしたいと思います。
それでも、いつもと違うことはしよう!と思って、2日目はこんなところから見てみました。
浅原神社の「裏山」です。
裏山というか、小高い丘陵地帯があって、上が広く平らになっているんですよね。
ちょっと下ったところに浅原神社があります。
ほぼ田んぼなのですが、この丘陵地帯からは天然ガスが採れるということで、
その採掘施設なんかもあったりします。
たまに小千谷の山に火柱が上がっているのでなんだろう?と見に行ったら、
そんな施設がありました。
あと、この辺のお稲荷さんの総本山「宝徳山稲荷大社」もあります。
きっと、ここから良く見えるだろうとは思っていたんですが、案の定、
沢山の人がいました。
なんとか、のんびり見られそうなスペースを探して、ゆっくり見ることができました。
予想通り、とても近いです。
近すぎて、今度は標準ズームでも、大写しになってしまう・・・・・
打ち上げ場所が自分のいる所より下なので、スターマインなど、下の方は欠けて見えます。
これは初日の写真ですが・・・・・・
片貝の花火の魅力は、車の傍に三脚を設置して、ゴロゴロおやつを食べながら、
のんびり秋風に吹かれながら鑑賞できるところだと思っています。
だからまぁ、これまであまり近づかなかったのもあるんですが。
片貝の花火を見ていると、ああ、もう秋なんだなぁと思います。
これで今年の花火は終わりか~、としんみり。
あっついコーヒーを飲みながら、お、上がった、とレリーズを探してシャッター。
そんなのんびりした見物です。
2日目の鑑賞場所は、浅原神社に近いこともあって、
風向きによっては神社の喧騒が聞こえてきて、祭りの盛り上がりを感じました。
のんびりも良いけど、やっぱり一度は神社そばで見たかったなぁ。
と、やっぱり思った。今年は、反省しときます。
風に乗って聞こえてくるアナウンスが、「三尺玉・・・」と聞こえる。
あれ?昨日より30分も早いぞ。
しかし、大物専用の打ち上げ場所から、爆音とともに空に昇っていく花火玉。
花火の音って言うとなんか風情がありますが、この至近距離で三尺となると、
それはもう爆発音です。
(いや、もともと花火の音は爆発音ですが)
三尺は30分早かった。じゃあ四尺も??いや、でも四尺の時間はHPにも載ってるから変えられないか?
三尺はフレームギリギリだった。じゃあ超広角に換えるか?
いや、超広角にすると今度は肝心の花火が小さく写る可能性もあるし・・・・・・
と、延々と悩みながら、30分前から待機していました。
風向きの関係で、三尺の後から、会場の声やアナウンスが聞こえなかったのもあって。
しかし、22時が近づくと、風向きが変わり、ふたたびアナウンスが、かすかに聞こえてきました。
「四尺玉」
と、確かに俺の耳がその単語を風の中から拾いました。時間も22時。
そして、神社から聞こえてくる「わああああああ!!」という歓声。
ドガーーーーーーン!と響き渡る轟音。
尺玉くらいの花火が開いて、そこから小さい花火が視界いっぱいに広がっていきます。
轟く爆音、震える大気。全身で四尺玉を感じることができました。
それはもはや「花火を浴びる」と表現したいくらいのものです。
・・・・・・実際に浴びると死んでしまいますが。
レンズの広角端で待機してたんですが・・・三尺の方が迫力あるように撮れましたね(汗
去年、四尺の最高の1枚が撮れたので、今年もうまいこといかないかと思ったんですが、
どうも賭けに負けてしまったようで。
祭の中で2発あがる四尺玉、
初日は「昇天銀竜黄金すだれ小割浮模様」という、三尺玉をそのまま大きくした感じ。
2日目は「昇天銀竜黄金千輪二段咲き」という、無数の小さな花火が巨大な花を咲かせるもの。
という、違いを見比べていただければと。
俺は断然、2日目のが好きなので、来るなら2日目だと思っているんですけどね。
今年も「新潟三大花火」制覇することができました!
しかも、長岡も片貝も2日間とも通うという「完全制覇」
関屋浜、弥彦、「海の」柏崎、「川の」長岡(2日間)、新潟(3日間)、曽野木団地、「山の」片貝(2日間)・・・・
やー、通いましたね。
ござれや花火とか行きたくても行けない花火もあったんですけどね。
どんだけ通うんだって我ながら思いますが。
まだ今週末あたりも花火はあるんですが(恐るべし花火王国新潟)
本州にいないので、行けそうになく、今年はこれにて花火見納めです。
似たような写真ばかりになる花火関連の記事ですが、
今年も花火バカにお付き合いいただきありがとうございました。
また来年も、たくさんの花火写真をお届けしたいと思います。
【α55】+【DT 16-105mm F3.5-5.6】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】