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「水の潟ログ」と清五郎潟 [新潟の風景]

新潟市では4月19日から、新潟市の「潟」の持つ魅力を再発見しようというイベント、
「水の潟ログ」が開催されています。
開催前から大注目のイベントだったというのに、体調不良やらなんやらで動く気力がないうちに、
気が付けば、会期終了まで半月しかなくなってしまいました。

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そんなわけで、遅ればせながら、このイベントのメイン会場となっている「天寿園」にやってきました。
新潟市にある中国式庭園で、以前は有料だったらしいのですが、市の管理になってからは、
無料で入ることができます。

入ってすぐくらいは普通の手入れされた公園で、奥の方だけ中国っぽい庭園になってます。

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「天寿園」はメイン会場として、「潟の紹介展示」が行われています。
簡単に言えば、潟についての基本的な情報を紹介している場所ということになります。

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こんな感じでパネルで、潟の生活や文化、生態系、地形とあらゆる角度から、
潟について知ることができます。
でも、このパネルの文字を全部追っていくと、おそらく頭がパンクします・・・・・・

中身は、新潟市の特設サイト「新潟の潟 LAGOONS in NIIGATA CITY」にほぼ同じ内容と思われる記述がありますので、
そちらでゆっくり読んだ方が、パネルの前で頭をフル回転させるより、リラックスして学べそうです。
(この特設サイトは「水の潟ログ」のサイトとは別の場所にあるようなのですが、
 「水の潟ログ」終了後も、継続して閲覧できるサイトかは不明です)

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過去の写真を見ることができる場所も。
特に撮影禁止と書かれていなかったので、そのまま撮影させていただきました。
手前の写真なんかすごいですよね。
写真の奥に見えているのは弥彦山・多宝山ですが、そこまで見渡す限り水。
今はもうない「鎧潟」の写真です。西蒲区あたりにあったんですよね。
この辺は「みずつち」の時に知りました。
現在は干拓されて、広大な田んぼが広がっています。
河川は管理され、コメの生産性は上がり、新潟平野での生活はしやすくなりましたが、
失われた風景が、写真の中に残っています。
失われたものは風景だけではないのですが、まぁ、そんな難しい話はココではなしにしましょう。
引き換えに手に入ったものも、現代で生きる人たちにとっては大事なものなわけですし。

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「天寿園」では「潟食カフェ」として、秋山能久・辻口博啓両名が、
潟文化から抽出した「食」の創作料理をプロデュースしたものを食べることができます。
・・・・・・芸能人の名前もわからんのに、料理人の名前なんてわかるはずもないので、
なんか、都会の有名な料理人が潟食をテーマにしたランチメニューを出すらしいよ、
で、いいかと思います。(いいのか?

秋山さんの「銀座六雁 潟食特別ランチ」を頼んでみました。
辻口さんの方は、スイーツが中心らしいのですが、
金銭的な都合によりランチメニューのみ頼んでみました。

・のっぺ蕎麦(手打ち)
・かきあえなます 胡麻酢のエプスーマを添えて
・鮭ちまき
・黒埼茶豆の冷製呉汁

と、なっております。
潟食というよりは、新潟の郷土料理のアレンジといった感じです。
なので、新潟市民にはだいたい名前でわかるんじゃないかなーと。
のっぺって本来冷たいみたいなんですよね、我が家はあったかいのが基本だと思っていたので、
外で注文したら冷たいのが出てきた時には驚きました・・・・・・
だから自分としては逆にあったかい蕎麦が普通でした。
かきあえなますについているエプスーマというのは泡状のドレッシングみたいなもんらしいのですが、
なんというか、よく水辺にこんな泡状のものありますよね・・・タマゴ?
冷製呉汁は、なんというか潟を飲んでいる感じでした。ザラっていうかドロっていうか・・・・・・

ハイ、私が食レポに向いてないことは重々承知しております。

なんとなく、潟っぽいイメージが足されているのはわかりました。

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天寿園の裏にも、潟があります。
ちゃんと「清五郎潟」という名前があるのですが、天寿園に入らないと見えにくい位置にあることもあって、
あまり知られていないのではないでしょうか??
天寿園の横の池くらいの存在??
まぁ、たいてい、現在残っている潟は、そのほとんどがこのような小さな池程度のもののようです。

それでもここは、冬にはちゃんと白鳥が飛来する潟でもあります。
あまり人目に付かないので、人気が嫌いな白鳥はここを選ぶのかもしれませんね。
天寿園の向こうは田んぼですから、冬の間は人は入ってこないでしょうし。

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鳥屋野潟公園に設置された、巨大な生け花(草月流らしい)を撮ってから、
もう2カ月も立ってしまいました。
初めて見た時は、まだ桜も満開で、生け花に使われている竹も青々としていて・・・・・・

この巨大生け花に飾られた「水辺の見晴らし台」では、土日になると、踊りの公演があったりするみたいです。
あとは各地の潟で「潟舟」の乗船体験とか・・・・・・
あまり土日に動けないので、そういったイベントにはもう顔を出せるかわかりませんねぇ。

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新潟市市街地に隣接する、1周10km程の巨大な潟「鳥屋野潟」
そして、先日菜の花を見てきた「福島潟」、桜と菜の花のコラボといえば「上堰潟」
・・・・・・上堰潟の隣の「佐潟」
この4つの潟がそれぞれ1つの会場になって、イベントが行われています。
このブログを読んでいると、どれも繰り返し出てくる名前だと思います。
・・・・・・すいません「佐潟」だけは、たぶん数回しか登場していません。何が有名よ?

イベントは6月15日で終わってしまうのですが、この4つの潟はもちろんのこと、
「潟マップ」をたよりに新潟市内にある15の潟を探しに行きたいと思います。

【Cyber-shot DSC-RX100M2】


リレーマラソン2014 [フォトラン]

今年も「チームつるかめ」で参加してきました「国営越後丘陵公園リレーマラソン」
正式名称「42.195kmリレーマラソンオールジャパン国営公園サーキット北陸大会 第7回国営越後丘陵公園リレーマラソン」
・・・・・・長い。
チームつるかめは2010年から参加しているので、もう5回目の参加になります。

俺は昨年は、野辺山の1週間後なんてとても走れるわけがない!と、
選手登録はせず、総監督として現地入り。しかし、みんながタスキをつなげる様を見て、
俺も来年はエントリーしよう!と思ったので、
今年は、選手兼任監督として現地入りです。ランナーとしては4回目のリレー参加。

ちなみに「チームつるかめ」会長、藤田うににん市男さんは、
今年も消防団の水防訓練(しかも今年は大規模)に参加のため、不参加。

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昨年、ウルトラ1週間後のわりに意外と走れるじゃん!と思ったのも、
ランナー登録した理由ですが、大会前日にちょっと走りに行ったら足に痛みが・・・・・・
しかも2kmを12分もかかってしまいました。
俺がチームに事前に申告しているタイムが9分なので、3分も遅い。
(つるかめは事前にタイムを申告して、それをもとに出走回数と出走順をあらかじめ決めます)
やっぱり昨年は79kmしか走ってなかったけど、今年は21km余計に走ったから、
回復にも時間がかかるようで・・・・・・

足の状態を見ながら、おっかなびっくりウォーミングアップラン。
初めて参加するメンバーに、コース説明と注意点を伝えながら、ノロノロ走る。

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5回目の参加ですが、初めてちゃんと開会式に出ました・・・・・・
今までは、いつの間にか終わってたとか、行方不明者捜索中だったりとかで、
出たことなかったんですよね。

ここでルールのおさらい。
リレーマラソンは4~10人のチームでタスキをつないで、42.195kmを4時間以内に走ります。
今年の「チームつるかめ」は10人編成で、一人あたりの分担は走力に合わせて1~3回となってます。
俺は今年は3回。・・・・・・3回も走れんのかなと思いつつ、タスキだけはちゃんとつなげないと!

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準備運動替わりのダンス。
長岡市内のジムのインストラクターさんが、前に立ってやってくれるのですが、
特別指示もないのに、音楽が鳴りだしたとたん、参加者がちゃんと踊り始めたのには驚きました。
なんかメジャーなダンスだったんでしょうか??
俺は、踊りだけはどうあがいてもムリなので、
(リズム感は大丈夫だと思うけど、基本的に運動オンチなんですよね)
写真だけ撮って撤収です。

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今年は、参加チームが過去最多の312チームに増加した結果、参加者の園内入場が間に合わず、
20分ほど予定より遅れてのスタートになりました。

つるかめの第1走者も颯爽と駆け抜けていきました。

続けて第2走者が俺。
走り出したものの、やはりスピードがでない。どんどん追い抜かれていく。
この調子だと12分か?と思ったんですが、どうにか申告していた9分で走り切る。

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リレーゾーン風景。

今回、こんな絵を狙って一脚を持って行ってみました。空撮もどき。
5回目ともなると新鮮な絵を狙いたくなるというか・・・・・・
でも、どうもWi-Fiが不安定でブツブツきれるのでどうも使いにくい。
晴天の屋外だと2m離れるくらいで厳しい。

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走り終えたあと、1kmちょっと地点の坂の上にメンバーの応援に行きました。
コース上で一番難儀な坂の上。
ランナーとしてはきついからちょっと歩こうと思う場所なんですが、
毎年、誰かしらここに立って応援しているので、歩きたくても歩けないんですよね。
そこに今年は俺が立ってみました。

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今年も「チームつるかめ」は順調にタスキをつないでいます。
大会直前に、ランナーが変更になる事態はあったものの、途中で、ケガで走れなくなるとかの、
緊急事態もありませんでしたので、スケジュール通りに動けています。

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【撮影・つゆ】

このコースで唯一平坦であると思われる、公園の裏って感じのところにあるロングストレート。
やっぱり300チームを越えると例年より混雑している気がしました。

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【撮影・つゆ】
俺2本目。
ちょっとペースを上げてみるけど、足が痛むことなく、快調に走ることができる。
よっしゃよっしゃと飛ばす。
ロングストレートが終わるあたりに、カメラを託したつゆさんを発見。
つゆさんが俺を撮った後坂を駆け上がっていくのを、
「ホラホラ、追い越すぞ!」と抜き去ります。

シャツがめくれているのは、タスキの端っこをゴムのところに挟めて揺れないようにしているからです。

2本目は8分44秒と、たぶんこのコースの自己ベストタイくらいのペースで走れました。
この調子なら3本目も痛みなく走れそうだ。

残りランナーが少なくなる中、チームつるかめに衝撃が走る。
「なんか3時間半きれそうです!」
な、なにぃぃぃぃぃぃ!?
我々といえば、毎年制限時間の4時間ギリギリにチーム編成をし、
みんなで頑張ってタスキをつないで、制限時間よりちょっと早いくらいの頃に完走しているチームです。
今年は去年の完走想定タイムより速いなぁと、
くまくまさんが編成してくれたチーム表を見て思っていたんですが、
それがまさか3時間半をきれそうとは・・・・・・今年もみんなの頑張りに頭が下がります。

チームつるかめアンカーが、俺の3本目の受け持ちです。
じゃあ、時間があるみたいだから歩いてくるよーと言ったら、
佐渡トキで一緒に走ったIさんに「3時間半をきりたい!」と却下されてしまいました。
まぁ2周目は調子良かったし、残り時間も考えて、流してきても間に合うなと思って、
最後のタスキを受け取って、走りだしたはいいのですが・・・・・・

最初の登りから、足が痛みだす。
ううう、これはやばい。いてー、走れねー・・・・・・とは思うけど、走らないわけにもいかず。
なんとかゴールまでたどりつかねばと、痛みをこらえて進みます。
時計が気になる。間に合うかなー?間に合うかなー??

リレーゾーンまで戻ってきたところで、チームのみんなが待っていました。
リレーマラソンでは、最後はランナーも応援団もみんなで一緒にゴールできます。
みんな、わー!と駆け込みたいのは俺もわかるんですが、
駆け込みたいけど俺はペースが上げられません。

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今年もチームつるかめ、リレーマラソンを完走することができました!
チームとして5回目の完走です。
3時間25分28と、3時間半ぎりも無事に達成できました。
ああ、ゴールまで足がもってよかった。

総合順位218位。ま、この辺はいつものウチっぽいですけど、
今年はこの後にもう100チームもあるんですから、そう考えると大健闘でしたね。

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みんなでつるかめテント撤収。
親方の指示を受けつつ、みんなテキパキと自分から動いてくれるのが素晴らしい。

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丘陵公園を出たあと、毎年恒例となっている、江口だんご本店でのだんご購入。
俺は年に1回この時にしか寄りませんが、入ってすぐに串団子を変える場所ができていたり、
菓子作り体験ができる場所ができていたりしていました。


さて、これで野辺山、リレーと終えて肩の荷が下りました。
100km走れる身体にはなったけど、まだ100km走った1週間後に何かをするには無理があるようです。
まずはしっかり休んで、また秋に向かって準備をしていこうと思います。

【Cyber-shot DSC-RX100M2】


帰り道 [旅行記]

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マラソン大会終了後、大会指定の温泉が19時までで終了で、
自分がゴールしたのが19時だったので、途方にくれましたが、
ネットで検索して、どうにか野辺山近くで温泉に入ることができました。
その後、浅科村の道の駅で泊。

朝起きたら、水田の向こうに見える浅間山が素敵でした。
いつもなら、とっとと出発するのですが、もうすでに体中が痛くて、
動きたくなーい状態で、車内の片づけをしたり、ベンチに座ってぼーっと浅間山を眺めていました。
3時間程ぼんやりした後、道の駅の営業時間が迫ってきたようなので、出発。

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上田市まで来ました。
この日は月曜日ということで、高速道路の割引がなかったので、ひたすら下道で帰ります。
1日かけてのんびり帰ればいいやー、と。
前の晩はぐっすり寝たつもりでしたが、まだまだ疲れは抜けないようで、
上田の道の駅で、ふたたび昼前まで睡眠。

学生時代から、よく見に来ていた岩壁ですが、
「岩鼻」という名前があることを今回初めて知りました・・・
上に展望台があるので、行ってみたいなーと思いつつ、行ったことがありません。
そういえば、登り口の辺りにバイパスのトンネルができてしまったけど、
登り口はどこに行ったんだろう?

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上田の道の駅からの浅間山。
上田に住んでいた当時から、浅間山のなだらかな稜線が好きでした。
当時は写真もやってなかったのですが、いいなー、あのラインとか。
休日(自主的な休日のこともあったが)に自転車でフラフラしながら、眺めていました。
その時は思いつきもしなかったけど、その頃からすでに、
写真や山にハマる下地は出来上がっていたのかもしれませんね。

道の駅のレストランで「冷やしうどん」を食べてさっぱりした後、
せっかく上田に来たから、ちょっと軽く散歩するか・・・と、塩田平方面に出発。

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今回、上田に行って何が驚いたかって、別所線寺下駅の駅舎が新しくなっていたことですよ。
まさか、新しくなるなんて思いもしなかった・・・・・・
あとは線路挟んで向かい側に、神畑公園なる小さな公園ができていましたね。

奥に見えるのは独鈷山。
「山人」でこの山を登っていたのを観た時は驚きました。
今度、登りに行ってみたいですねぇ。

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上田に住んでいた頃は、自転車生活だったので、こんな車だとギリギリ一台の幅しかない裏道を、
よく利用していました。
ああ、この道、よく通ったよなーと、久しぶりに歩いてみたのですが・・・・・・
途中で、新しくできた道路にぶつかり、そこでブツっときれてしまっていました。あらー。

変わらないようで、13年も経つとあちこちで変わっていくものですね。

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上田を出たら千曲川沿いに移動です。
マラソン大会で千曲川の源流近くまで行き、
ずっと川沿いに来たわけではありませんが、千曲川とともに進んでいます。

メダルの写真を見た時に、ゴミが写っていて、あ、しまったレンズが汚れてた・・・
と、後から写真を見返してショックだったんですが、その後、レンズを見てもゴミは見えません。
それでもその後も画像にゴミが写ってます。
これはもしかしたら、イメージセンサーにゴミが付着しているってことでしょうかね・・・・・・
コンデジだから自分でクリーニングできないし、
コンデジなのにお店にクリーニング依頼した方がいいかなー。

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飯山市の道の駅でカレー。
(オマエ、どこ行ってもカレーだなとは言ってはいけません)
能登珠洲で完走後、しばらくヨーグルトしか食べられない状況があって、
今回もそれを心配していたのですが、道中いろいろ食べつつも、順調に空腹になるので、
安心してカレーを食べることにしたのです。

寝ることはなかったけど、ここでものんびりと休憩。
そもそも、旅先の道の駅でレストランに入ること自体、俺にはかなり珍しいですね。

で、移動して今度は栄村の道の駅で休憩。
道の駅めぐりになってますね。
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長野県北部地震の直後は、土色が生々しかった千曲川の崖も、すっかり緑が濃くなりましたね。

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源流のある村から、千曲川の流れる地域を車で移動してきましたが、
新潟と長野の県境を越えると、千曲川は信濃川に名前を変えることになります。

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県境にかかる宮野原橋の上から。
信濃川に名前を変えた川は、この先、新潟県内を北上し、
俺の暮らす新潟市で、日本海に至ります。

そう考えると、今回は、ずっと千曲川・信濃川とともにあった野辺山行きでありました。
能登珠洲に比べれば近いと思えましたが、100kmマラソンの後だと、やっぱり疲れましたね。

【Cyber-shot DSC-RX100M2】


タグ:DSC-RX100M2

野辺山100km その3 [フォトラン]

その1はコチラから・・・・・・http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-05-22
その2はコチラから・・・・・・http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-05-22-1

71kmエイドを出て、目指すは次の関門、79kmエイド馬越(まごえ)峠です。
昨年は、この道のりの途中で、関門制限時間を迎えてしまいました。
そこに再挑戦です。
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ここで右に折れると、本格的に登りが始まります。
足はもう上り坂を走れる気がしないので、71kmエイドからずっと歩いてきました。
去年もこうして歩いていて間に合わなかったんですよね。
しかし、去年と違うのは制限時間に余裕があるということ。
79kmの制限時間は16時20分なので、「目標16時!」と決めて歩くことにしました。
走れなくとも、去年よりは速く歩いて行ける自信はある。

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周りのランナーも皆、歩いています。
馬越峠は歩いていいよ。完走した人でもそう言います。
でも、それをやるにはここで歩いていい時間的余裕を作れるだけの走力がいりますね。
今年はどうにか歩いて行ける余裕を積み上げることができたようです。
ただ、この先までの貯金も全部ここで使いそうな気もしますケド・・・・・・

えっほえっほと登りますが、登れども登れども、いくつカーブを曲がろうと、
相変わらず先の見えない馬越峠。
斜度だけではなく、そんなところもきついんですよね。
気が付くと、普通に歩いているだけになって、ああ!いけない!とペースを戻す。

ここで今年も終わるんだろうか??そんな気がしてきます。
完走できるイメージなんて、スタートしてから全然できていません。
こけたところはだいぶ痛みは引いたものの、ずっと違和感を残したままです。
まぁ、今年は参加できただけでも良かったから。馬越峠を登りきるくらいはやらんとな。
登り切れたとしても、その先はもう限界だと思うけど。

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79kmエイド(第4関門)に到着。
時計を見てびっくりしました。目標の16時に間に合いました!
結果的には、ダラダラと歩かずに目標を決めて歩いたのが功を奏したようです。
・・・・・・って、ここを書きながらパンフレットを確認したら、
制限時間って16時40分だったんですね。

昨年は、制限時間を迎えてからこのエイドに到着し、
あーあ、終わっちゃった・・・・・・と、峠の上から下界を見下ろしていたのですが。
今年、とりあえず馬越峠のリベンジは果たすことができました。

今年は・・・
今16時だから、残りハーフマラソンを3時間。ここまで来たら、行けるところまで行っちゃおう!
リベンジを果たした感慨に浸るわけでもなく、もう1分1秒が惜しい!
と、軽く水分だけいただいて、とっとと出発することにしました。
とりあえず、もう1つ、87kmに最後の関門があるので、その制限時間17時30分に間に合うのが目標。

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登りも急なら、もちろん下りも急です。
しかし、今はこの下りだから走れます。下り坂のおかげで何とかキロ7分ペースで下っていきます。
通常ならもっとペースが上がるんでしょうが、精一杯足を動かして、これが限界。
時折、足が坂に耐えかねて、刺すような痛みを感じて足を止める。

それでも、この下りで稼がねばならん!と足を進めます。

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馬越峠から下りきると、今度は千曲川沿いに走っていきます。

川沿いですから、わずかながらも下りなので、とても助かります。
なんとか足は動いている。

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87kmエイド(第5関門)に17時に到着!
残り13kmを2時間。やっと希望の見える数字になってきました。

ここは荷物を預けておいた「着替えエイド」でもあります。
袋を受け取ったものの、靴下を替えるのは、しゃがんで履き替えるのが億劫だったので、
結局やめることにしました。残り10kmちょっとですし。
時間がもったいないので、袋からゼリーを吸いながら仮設トイレにならんで、今大会2度目のトイレ。

そしてエイドのうどんをいただきます。
俺の天敵、マラソン大会中のネギ入りうどんですよ。
しかし、これはもう攻略法を見つけたんです。
まず、うどんに付いたネギを汁で落としながらうどんだけ食べます。
で、ネギはかまずに汁を一気飲み!これで安全にネギ入りうどんが食べられますよ!
・・・・・・いや、ネギ入りうどんに苦しんでいるのは俺くらいだと思われますが・・・・・・
あ、もちろん普段は平気で食べられるんですよ。

やっと先が見えてきたので、ちょっといい気分でエイドを出発です。

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さー!残り13km。ここまでくれば、諦めさえしなければ、間に合わないことはないだろう。
やっと、完走が見えてきました。
足はさすがに限界を感じていますが、ここまで来たら根性です。
痛みも感じますが、ここはそうだアレです。
「痛いのは気のせい」
そう言い聞かせて走ります。気のせいだったら気のせいだ~、と心の中で口ずさみながら。
意外と走れている。
ハーフマラソンを3時間か・・・と思っていた頃には想定できなかったペースで走っている。
これならいける。

心に希望の明かりをともした俺でしたが、90km地点に到着すると、
見えるのは長----い上り坂・・・・・・
こ、ここまできて上り坂かよ。
平地と下りは走れる自信はあるけど、登りは無理だ・・・・・・
希望の明かりが風に吹かれて消えてしまいました。

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登れども登れども続く上り坂。いったい何キロ続くんだろう??
「キロ8分で行ければ間にあいますね」
周囲でランナーがそう言っているのが聞こえた。
もう気合しかない!そう思って、再び「遅くても走った方が歩いているより速い」で、
どうにか走る。力尽きる・・・・・・
いや、まだだ、まだ走るぞ・・・・力尽きる、その繰り返し。
時計が「現在キロ10分ペースですよー」と言っている(いや、音声ガイダンスはないけどイメージでね)
だめだ、10分では間に合わないじゃないか・・・・・・
ううう、せっかくやっと完走のイメージが持てたというのに、やっぱりダメなのか??
90km以上も走ってきて、また失格かー!?
時計ばかりが気になる。
時計なんてもう見たって仕方ない!19時まで走り続けるしかないんだ。
そう自分に言い聞かせても、気が付くと時計を見ている。

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野辺山高原に帰ってきました。

まだまだ続く上り坂。
(後から調べたところによると、90~96kmくらいまで上り坂のようです)
走ったり、歩いたり。どうにか前にだけは進んでますよって状態。
小海線の踏切を渡ると、メイン会場の近くに行くらしく、ゴールのアナウンスが聞こえてくる。
ゴールは近い。
しかし、コースは会場とは別方向へ曲がる。野辺山は最後までランナーを試すのだと思った。
残り3km。
平地なのに膝が悲鳴をあげる。止まるのはダメだと思うが、止まるしかない。
いやダメだ、進まないと・・・・・・こんなところで終わりたくない。
ヨレヨレと走り出す。

走るしかない。
周囲のランナーも制限時間が押し迫る中、黙々と走っている。
でも間に合わないか?

残り1kmの看板。残り10分。全然、間に合う気がしない。
とにかく走る。
前方に、再び小海線の踏切・・・・・・
う、うわー、ここで電車が来たらそこで終わりじゃないか!
来るな来るなと念じながら、踏切を無事に通過・・・・・・助かった。

沿道の人からは「おつかれさまー」だの「おかえりー」だの暖かい声援をいただく。
でも手を上げて応える余裕もなく、会釈しているかしていないかくらいに頭を下げるので精いっぱいだった。
「間に合うぞ!」とも言ってもらえるけど、まだ全然間に合う気がしない。

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野辺山駅前で左折。最後のストレート。
ゴールゲートが坂の上に見えた・・・・・・!!
やっと、「間に合った!」と思えた。

たくさんの人とハイタッチをしながら、坂を駆け上がる。

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いつの間にかレッドカーペットだったようだが、あとで写真を見るまで気が付かなかった。

ひとりひとりゴールテープを切らせてくれるようだ。
ここまで来たら、2、3歩の距離をもう急ぐ必要はない。
前のランナーがテープをきる。

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見上げると、制限時間2分前。

ゴールテープを「ぃやったぁぁぁぁ!!」とバンザイできって、
野辺山100kmマラソン、13時間58分09秒で初完走です。
そして、リベンジ達成!
最高にすかーーーーっとした気分です。

DSC01677.JPG

完走メダルをかけてもらいました。
昨年はもらえなかった、キラキラ輝くメダルです。

4月から体のあちこち調子が悪くて、せっかく冬の間走りこんだのに、結局、直前になって走りこめず、
一時は、野辺山に来ることすら諦めていたので、
今回は、もちろん完走を目標にしてはいたものの、
行けるところまで行ければいいなと思いながらの参加でした。
で、スタートしてみれば10kmでコケ、その後は昨年よりは動けていると思いつつも、
どこまで走れるかわからず、ずっと完走がイメージできないなか走り続けました。
だから余計に嬉しい!

終盤、何度も何度も諦めながらも最後まで走り続けることができたのは、
長めに休んでいる時にエイドで見る、SNSやFacebookでの応援の書き込みのおかげでした。
みんな応援してくれているから、時間になるまでは諦めないぞって。
みなさん、ありがとうございました。


野辺山は「野辺山を制する者はウルトラを制す」と言われている大会です。
つまり、野辺山を走り切れた人はどこの100kmマラソンでも大丈夫だ、ということらしい。
そんな大会を完走できたのは、俺のマラソン生活にとって、ひとつの看板になることは間違いないです。

これで100kmマラソン4戦2勝2敗と、星を五分にすることができました。
野辺山を完走して帰宅したら、今年の頸城野ウルトラのパンフレットが届いていたのは、
冗談のような本当の話。
どうやらリベンジしに来いと頸城野が呼んでいるようです。

【OLYMPUS TG-620】
【Cyber-shot DSC-RX100M2】(メダル写真のみ)


野辺山100km その2 [フォトラン]

その1はコチラから・・・・・・http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-05-22

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35kmの稲子湯エイドを出ると、急登が待っています。
ここも歩いているランナーが多いですが、遅くても走っている方が速いということで、
なんとか登っていきます。

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急登を登り終えると、県道に出たところでここから15kmも続く下り坂です。

その途中に42kmの部のゴール「八峰の湯(やっほーのゆ)」があります。
ここもランナーに開放されている温泉施設。もちろん俺はパスですが・・・・・・
同時にここは他の部門のランナーにとって最初の「着替えエイド」です。

100kmの部では42km、59km、87kmにある着替えエイドのうち、
2か所を選んで「着替え」を送っておくことができます。
昨年は、選手説明会で59、87がいいよー的なアドバイスがあったので、そうしたのですが、
今年は昨年の経験をふまえて42と87を選んでみました。
59だと、着替えて気分を変えるにしても遠いと思ったので。
昨年、なかなか着かなくてストレスだったし。(しかも87はたどり着けなかった)
42は林道を抜けてきてロードに変わる頃なので、こっちの方が一区切りにするはいいかなと。
この辺、それぞれの戦略が必要ですよね。悩みます。面白いです。
俺は、あらかじめ配布される着替えエイド行きの袋の中に、替えの靴下と、食料を入れておきました。
靴下を替えて足をさっぱりさせて、ウェストポーチに入っている補給食で使用した分を補充。
といった感じで着替えエイドを利用しました。
ランナーによっては42は林道からロードに変わる頃なので、スタートはトレランシューズで走って、
ここにロード用の靴を送って履きかえるという方もいるようです。

次々とゴールゲートをくぐって笑顔の42kmの部のランナーを横目で見つつ、
靴下を「あいたた・・」としゃがんで履き替えて、ゼリーを流し込みます。
そして再スタート。

P5180054.JPG

落ちるように下っていく感じの斜度。
飛ばし過ぎず、踏ん張りすぎず、足に負担にならないように心掛けて走ります。
松原湖前の公衆便所で、今大会初のトイレ休憩。

P5180055.JPG

国道に出たところで急な下りは終了。
でも、国道を走るのは短い間で、すぐに横道にそれます。

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千曲川を渡ります。
今はまだ細っこい川ですが、これがやがて新潟県に入ると信濃川に名前を変えて、
そして日本海に至るわけです。
去年は、川を渡る前に2度目の踏切強制ストップがありましたが、今年は無事にスルー。

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50kmエイドまで、緩く下っていきます。
昨年はもうこの辺でくたばっていましたが、今年はもちろん疲れているものの、
まだまだ淡々と走ることができています。
・・・・・・今回、淡々と走っているので、特別書くことがない・・・・・・

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50kmエイドに到着。ここがこのコースの北端です。
距離的には半分走り切ったことになりますが、
100kmウルトラの場合、心境としては3分の1が終わったかな~ってくらい。
まだまだ完走できるイメージがわきません。

昨年同様、ここのソバは大行列だったので、そうそうに諦めて、代わりに味噌汁をもらう。

さて、ここまで来たからには、まだまだ行かねばなりませんね。
まだ制限時間を気にするような時間でもないですし。
というか、「あれ?制限時間って何時間だっけ?」と稲子湯からの下りで疑問に思ってました。
18時まで?19時まで??次の関門って何時??
大会前の体調不良もあり、今回は行けるところまで行ければいいかという参加だったので、
その辺、ちゃんと見てなかったデス。
エイドに大会のパンフレットが置いてあったので、拝借して制限時間をここで確認しました・・・・・・

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50kmエイドを出たら、59kmエイドまで10kmの登り。
相木川沿いに走っていきます。
去年は、もうこの辺で完全にへばっていて、歩いたり走ったりでしたが、今年は淡々と。

それにしても日差しがきつい。いったい何度あるんだ?
相変わらず雲一つない青空が広がっています。
予報では最高気温は18℃くらいと聞いていた気がするんですが、体感はそれ以上です。
それでも川風が心地よくて救われましたが・・・・・・

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59kmエイド。
エイドにはかぶり水用にでかいバケツと柄杓があるんですが、ここはもうプールです。
ナイスです。
頭から2~3杯かぶってさっぱり。
どうせずぶ濡れになっても、この天気ではすぐに乾いてしまうので、思い切ってかぶります。
(注・この時、靴を濡らすと靴ズレの原因になったりするので注意です。
 ウェアはすぐに乾きますケド靴はなかなか乾きませんし)
・・・・・・でも、今回、このかぶり水をかぶる度に、擦り傷が滲みて辛かったです・・・・・・

時計をチェック。うん。まだまだ余裕がある。

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4kmくらい元来た道を戻ります。
来る時は登りだったので、今度は下り。

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相木川が北相木川と南相木川に分かれるところで曲がると、ここからは馬越峠まで登り。
とりあえずは71kmのエイドを目指します。

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南相木川沿いに登っていきます。
北相木の登りとは違って、コチラは結構な登りです。
周囲のランナーにも歩いている人が増えてきました。
しかし、例の「遅くても走っている方が歩くより速い」で、なんとか走っていきます。
でも、走っているのに、歩いている人にどんどん追い抜かれていきます。
気にしない気にしない。人のペースには惑わされないようにしないと・・・・・・
このまま71kmまで歩かずで行きたいと思ったのですが、
さすがにどんどんしんどくなってきて、ついに70kmまで来たところで、
時計が「歩いているのと同じだ」というので、歩くことにしました。

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71kmエイドのゲートです。
ここは71kmの部のゴール地点でもあります。なのでゲートがあるんです。
昨年は関門制限時間の10分前に駆け込んだのですが、今年は1時間前です。
ずいぶん時間的には余裕があります。

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ここはソバですね~。腹ごしらえ。
滝の落ち口を見ながらすすります。上からなんで、滝の様子はわかりませんけど・・・・・・
コース上にある3つの開放されている温泉の3つ目が、ここの「滝見の湯」です。
滝見だからきっと滝が見られるんでしょうね。

71kmの部って半端だと思いましたが、色々考えてみると、この部門なら、
稲子湯(35)八峰の湯(42)と温泉に入ってきて、ゴール地点のここでゴール後に温泉に入ると、
開放されている3つの温泉を制覇できます。
もしかして71kmって温泉ランを楽しむ部門なのかも??と思いましたがはたして。

ソバをすすりながら考える。
次の関門は79km地点馬越峠に16時20分。残り時間は2時間、距離は8km。
足はもーここまでの登りで精一杯だ。
この先はちょっと走れそうにない。
うん、でも、このままここで制限時間になるのを待っている理由はないよな。
去年敗れた馬越峠。
ま、ここまで来たら行けるところまで行くしかないよね。

つづく。

【OLYMPUS TG-620】


野辺山100km その1 [フォトラン]

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「第20回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン」に参加してきました。
20回記念大会です。20年も前から「ウルトラマラソン」というものが存在していたことに驚きです。

この大会には2度目の参加。初参加の昨年は、
79kmの関門にたどり着く前に関門制限時間になってしまい、失格。
悔しい結果になりました。大変に厳しいコースですが、もう来年また来ようと決めていたのです。

午前3時に会場近くの駐車場に入り、スタートは5時だから4時まで寝てられるかな、
でも4時だと遅すぎるか?と思いながらも寝入ってしまい、アラームで4時に起きる。
うわ!やっぱり時間がギリギリだと大急ぎで着替えて、荷物を預けに行って、トイレを済ませて・・・
あっという間にスタート20分前。
ウォーミングアップもできてません・・・・・・

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スタートゲートを撮りに行ったら、ちょうど10回完走者「デカフォレスト」の記念撮影をしていました。
ゲートの向こうには朝焼けの八ヶ岳。ああ、そんな八ヶ岳を撮りに行きたい・・・
写真手前側に走っていくことになります。

開会式が始まりました。
聞きながらストレッチをしていたら、安藤美姫の登場に会場がどよめく。

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午前5時。スタートです。
ゲートのところに安藤美姫と、24時間テレビのマラソンコーチの人がいるのですが、
ランナーたちも写真を撮ろうと渋滞。
「写真はお断りしています。立ち止まらないで進んでください」とアナウンスされているのが、
肖像権の問題なのか、渋滞しないようになのかわかりませんが、
肖像権で怒られるのも困るので、ブログには米粒大のみの掲載にしておきます。

俺は開会式で撮ったから、渋滞を避けてそのままスタートです。

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さっそく手振れ写真で失礼します。
八ヶ岳と国立天文台の巨大電波望遠鏡です。

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JR路線最高標高地点である踏切。
踏切を渡った向こうにも、大きな石碑と鐘があって、
たくさんのランナーがわざわざ踏切を渡って記念撮影に言っていました。
俺は去年見たのでスルーですが。

去年は踏切で引っかかったり、スタート前にトイレを済ませたのにトイレに行きたくてしょうがない状態でしたが、
今年は快調に、青空がまぶしいなぁと思いながら走ってました。

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雲一つない青空と八ヶ岳。とても気持ちがいいです。
これは上からだときれいに富士山も見えるかもなーと、期待も高まります。

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などと思っていたら、ふと見てみるとなんともう富士山が見えるではないですか!
上まで行かなくても見えるんだ。
わー、富士山もスッキリ見えて、今日は本当に気持ちのいい朝だ!

と、わき見をしていたら、林道のゴム板みたいのに足をひっかけて転倒・・・・・・・
左ひじを強打し、左ひざも擦りました。左手のひらからも出血。
パッと見てザックリ切れているという感じではないので、はよ止まれーと、固まり待ち。
林道では本当に足元に注意しましょう・・・・・・

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ああー、こけた跡がイテーと思いながら、本格的に林道コースに突入。
気持ちよく走っていたのが、一転、どんより気分のランに変わってしまいました。
自業自得ですが。
はー、たった10kmでこの展開とは、このダメージでは今年も完走は無理か??

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富士山が見えるポイントに到着。
今年はここがコースの最高標高地点になっていました。

気持ちのいい風景ですけど、じっくり見ている余裕がありません。

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標高で一番高いところに来たということは、後はずっと下りだな、と思ったら、
その後、しばらくアップダウンが続きます。
昨年は、下りじゃないのか・・・とアップダウンに苦しめられましたが、
今年は知っているので、精神的に余裕があります。

転倒の怪我が痛むものの、走っている感じでは、昨年より動けている実感があります。
新緑も気持ちいいですしね。

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20kmを過ぎたあたりで林道は砂利道から、舗装路に変わっていきます。
砂利道のところもありますが。

斜度のきついところもありますが、なんとか走って進みます。
どんなに遅くても歩くより走った方が速い。
4月の河岸段丘ウォークを歩いたことで、自分が歩いている時のペースが数字でわかっていたので、
参考になりました。その数字より遅くなったら歩こうと決めて、なんとか走る。
去年はここで歩き癖を作ってしまったので、そうならないようにもしたかったので。

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35kmエイドの「稲子湯」に到着。
この大会では、コース上にランナーに開放されている温泉が3カ所あるのですが、
そのうちの1つです。
ここで入浴していく強者もいますが、さすがに俺にはそんな余裕はありません。

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ここに来たら、白玉ですね。
去年はこれにかなり救われました。

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去年はなくなってしまっていたおにぎりがまだ残っているうちに到着することができました。

スタートしてからほとんど止まらないで来たので、ここでちょっと一息。
身体は動いているような気がするけど、転倒したこともあり、
さぁ、今年はどこまで行けるんだろうなぁ・・・・・・とまったく完走ができるイメージがわきません。
それでも、まぁ、ここまで来たら行くしかないよなぁ、と稲子湯を出ます。


つづく。

【OLYMPUS TG-620】


弥彦→多宝 [山歩]

ウルトラ前の最後の休日。
あまり走りこめていなかったので長距離走でも・・・と思ったけれど、
ここにきて距離を走ると足に疲労が残るしなぁ、ということで、
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弥彦山の表参道登山口にやってきました。
トレランスタイルではなく、カメラ担いで今回はついでに三脚も担いで。
一応、「負荷をかけて山トレ」です。

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すっきりと晴れていたわけではないですが、新緑がキラキラまぶしいです。

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さくっと50分で登頂。
登ったのは水曜日でしたが、多くの「山ガール」とすれ違いました。
山ガールの年齢は様々でしたが。

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先日の角田山では霞んで見えませんでしたが、
この日はまだ先日よりはマシかなーという感じです。
田んぼに水が入り、田植えも終わり、水浸しの新潟平野。

さて、この日はココから、左に見えるもうひとつの山、「多宝山(たほうざん)」まで縦走することにします。
弥彦1本では物足りないし、2本や角田追加ではちょっと負担が大きいので。
久しぶりに縦走しようかなと。前に1度だけ行ったことがあるんですけど、数年前かな?

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弥彦山の9合目あたりになる展望売店あたりから、水浸し新潟平野。

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ロープウェー山頂駅を通り過ぎ、手前の道路がスカイライン。
ジグザグの階段を登ると弥彦山大平園地。その向こうが多宝山です。

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もう5月も半ばですから、藪がうっそうとしてきていて、身をかがめて前身。

弥彦山の登山道と比べると、ほとんど手が入ってない印象。
まー、わざわざ多宝山に登ろうって人もそんなにいないでしょうし・・・・・・

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弥彦の参道登山道とはまた違った趣の登山道で、まぁ、そんな点は楽しいかも。

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多宝山山頂に登頂です。
山頂には、新潟地方気象台の「弥彦山気象レーダー観測所」があります。
本当は多宝山にある弥彦山気象レーダーです。
ちょっとショックじゃないですか?

弥彦神社奥宮がある弥彦山頂や、山頂が広場になっている角田山と比べると、
狭くてなんもない山頂です。(でっかい施設が建っているけど)
そんな点も、わざわざ多宝山にくる人が少ない理由かと。

多宝山の標高は633.8m。
新潟市中心部から見ると、手前に多宝山があってとんがっているので、
多宝山の方が高く見えますが、実際にはほとんど同じです。
なんと、今まで知らなかったのですが、多宝山が新潟市で一番高い山ということになるようです。
そうだったのか・・・・・・もっと大事に見守ろうと思いました。今。

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多宝山の名前の由来は、以前に参加した新潟産SNSの弥彦山オフ会で、
弥彦山のガイドさんから聞いたところによると、
山頂に宝物が埋められているという言い伝えがあるのだそうです。
でも、実際に掘ってみた(発掘調査)をしてみたけど、何も出なかったと聞いたような。
聞いたのが数年前なので、記憶が曖昧です。

また昔は銅が採れたそうで、そんなところからも宝の山のようです。

山頂にある、弥彦神社関連っぽい柵に囲まれた岩・・・・・・なんでしょうね?

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多宝山山頂から見る、弥彦山山頂方向。
弥彦山にはたくさんの電波塔が立っています。
多宝山は三角ですが、弥彦山は平らだから色々と立てやすかったんでしょうかね。


ということで、久しぶりの多宝山登山でした。
西蒲三山のうち、この縦走で二山いけてしまうという、なんかお気軽な縦走です。
ここから三山にするのは大変ですけど。
これで今年の登山「弥彦3・角田5・多宝1」となりました。全部、弥彦山塊だな・・・・・・
でも下から登ったわけではないので、実質0.5かもしれませんが。

ちなみに三脚を持って行ったのは、新しいブログ用のプロフ写真を撮るためです。
Cyber-shot DSC-RX100M2を三脚に付けて、ひとりでセルフタイマーで頑張りました。

【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】


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藤棚 [新潟の風景]

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今年も、新潟市江南区(旧 横越)にある、「豪農の館」北方文化博物館の藤棚ライトアップを見てきました。
久しぶりに昼間も仲間たちと見に行ったんですが、ものすごい混雑で挫折し、
後日、ライトアップの時間になってから一人で参上。
昨年までは無料で入れたのですが、
今年からは、消費税増税の結果、100円とられました。
(※ライトアップ鑑賞のみの入館料で、博物館には入れません)
ほんと、なんでもかんでも値上げで困りますね。

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それでも、藤棚は例年と変わらぬ混雑に見えます。

ライトアップはまだ日の明るい時間から始まり、終了時間ギリギリくらいが、
一番ライトアップが映える時間なのは、毎年のこと。
明るいうちに、いい角度を探りつつ、空が暗くなるのを待ちます。

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不注意で壊してしまったので、新三脚デビュー戦。
これまでクイックシュータイプが便利と思っていたんですが、ダブルナット方式もいいですね。
クイックシューのだと、いつの間にかねじが緩んでぐらぐらしていたけど、
今度のは、この日使った限りでは、しっかり締まったままでした。

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ついつい上ばかりを見てしまいます。
ここの藤棚は、1本の藤の木が枝を伸ばしたもので、その枝振りは素晴らしいの一言であります。

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もう藤は見ごろを過ぎ始めた頃で、足元には無数の花弁が散らばっています。
撮っていても、頭の上にパラパラと落ちてきます。

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今年もいいもの見せていただきました。
もう藤も終わりなんですね。

【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA】


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野辺山に行ってきました [旅行記]

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今年も、長野県の野辺山高原まで行ってきました。
去年途中で失格になったからって、またリベンジに参加しにくるなんて、酔狂もいいとこだよな。
と、運転しながら一人笑。
でも、ヘンタイって称号あるよね。(ナイナイ

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2度目の参加なので、場所がわかっていますから、手続きもスムーズです。

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高原の空って、やっぱりゼロメートル地帯に暮らす人間からすると、ダイナミックで素敵です。
やっぱり違いますよね~

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選手説明会まで時間があったものの、今年はどこかに観光に行くってほどの時間もなかったので、
(受付終了時間までに着けばいいやと、のんびりきたので)
JRで最も標高の高いところにある駅、JR小海線 野辺山駅まで散歩。

ランナーが続々と降りてきます。
うーん、電車で来ると宿泊地もとらないといけないし、新潟からの乗り継ぎを考えると、
ちょっと俺には鉄道での参加はムズカシイかな~
そんな大会参加にもちょっと憧れますけどね。
県内大会にわざわざ電車で行くのは面倒だけど。

ただのスポンサーの広告を延々と聞かされているだけのような選手説明会を終え、
(まぁ、大きな大会になればスポンサーは大事ですからね)
車に戻って受付でもらったものを広げて、翌日の準備をし、前夜祭を満腹で退場すると・・・・・・
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八ヶ岳に陽が沈んだ後でした。
空の青さと、雲を照らす、沈んだあとの太陽の光に、
おおおお!!と感嘆の声を上げずにいられませんでした。

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刻々と空は色を変え、やがて夜闇に包まれました・・・・・・

もう、この空を見ただけで、野辺山に来て良かった!!と思えました。(早!

この後、付近に寝られる場所がないので、山梨県に入り道の駅で早めの就寝。
普通の土日だというのにずいぶん混んでいるな、まさかみんな参加者か?と思いつつ、
大会駐車場の開く午前2時に起床。
あれだけ混んでいた周りの車が、すっからかん。
しまった!出遅れた!!
ちょっと焦り気味に道の駅を出ましたが、無事に会場に近い駐車場に入ることができました。

長くなりそうな連載になりそうなので、ぼちぼち更新していきたいと思います。
ちなみに、大会関係写真以外は今回でほぼ終わりです。
α7も持って行っていたのですが、案の定、カメラを持つ余力がありませんでした・・・・・・

【Cyber-shot DSC-RX100M2】



タグ:DSC-RX100M2

福島潟の菜の花 [新潟の風景]

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毎年楽しみにしている、福島潟に咲く菜の花の風景ですが、
今年は体調を崩しているうちに、見頃を過ぎてしまったようです。
そうですよね、上堰が桜と同時に見ごろだったのですから、きっと福島潟もその頃に見ごろを迎えていたんでしょう。

遅咲きと早咲きと、時期をずらして咲かせているので、
まだまだ大丈夫だろうと油断しすぎました。

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見に行ったのは、5月の頭のことです。
角田山に登る前の日の出来事です。

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今はこの白い菜の花が盛りのようですが・・・・・・菜の花?
いや、菜の花じゃないのか?似ているような違うような・・・・・・

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これはこれで、なかなか幻想的ではあります。

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こちらはサワオグルマ。
これは福島潟に通っているうちに覚えましたので、間違いありません。
貴重な植物らしく、地元の方が世話をして増やしているそうです。
地元紙の記事になった頃は、自然学習池の周辺でしか見られなかったのですが、
しだいにその生息範囲を広げていっているようです。

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黄色い菜の花は、もうおしまいという感じですが、
遠目に見る分には、まだ黄色さは十分あり、訪れた多くの方々が、
「わー、きれいねー」と声を上げていました。

う~ん、今年の4月はいろいろともったいなかったなぁ・・・・・・

【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA】



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