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「水の潟ログ」と清五郎潟 [新潟の風景]

新潟市では4月19日から、新潟市の「潟」の持つ魅力を再発見しようというイベント、
「水の潟ログ」が開催されています。
開催前から大注目のイベントだったというのに、体調不良やらなんやらで動く気力がないうちに、
気が付けば、会期終了まで半月しかなくなってしまいました。

DSC01817.JPG

そんなわけで、遅ればせながら、このイベントのメイン会場となっている「天寿園」にやってきました。
新潟市にある中国式庭園で、以前は有料だったらしいのですが、市の管理になってからは、
無料で入ることができます。

入ってすぐくらいは普通の手入れされた公園で、奥の方だけ中国っぽい庭園になってます。

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「天寿園」はメイン会場として、「潟の紹介展示」が行われています。
簡単に言えば、潟についての基本的な情報を紹介している場所ということになります。

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こんな感じでパネルで、潟の生活や文化、生態系、地形とあらゆる角度から、
潟について知ることができます。
でも、このパネルの文字を全部追っていくと、おそらく頭がパンクします・・・・・・

中身は、新潟市の特設サイト「新潟の潟 LAGOONS in NIIGATA CITY」にほぼ同じ内容と思われる記述がありますので、
そちらでゆっくり読んだ方が、パネルの前で頭をフル回転させるより、リラックスして学べそうです。
(この特設サイトは「水の潟ログ」のサイトとは別の場所にあるようなのですが、
 「水の潟ログ」終了後も、継続して閲覧できるサイトかは不明です)

DSC01807.JPG

過去の写真を見ることができる場所も。
特に撮影禁止と書かれていなかったので、そのまま撮影させていただきました。
手前の写真なんかすごいですよね。
写真の奥に見えているのは弥彦山・多宝山ですが、そこまで見渡す限り水。
今はもうない「鎧潟」の写真です。西蒲区あたりにあったんですよね。
この辺は「みずつち」の時に知りました。
現在は干拓されて、広大な田んぼが広がっています。
河川は管理され、コメの生産性は上がり、新潟平野での生活はしやすくなりましたが、
失われた風景が、写真の中に残っています。
失われたものは風景だけではないのですが、まぁ、そんな難しい話はココではなしにしましょう。
引き換えに手に入ったものも、現代で生きる人たちにとっては大事なものなわけですし。

DSC01813.JPG

「天寿園」では「潟食カフェ」として、秋山能久・辻口博啓両名が、
潟文化から抽出した「食」の創作料理をプロデュースしたものを食べることができます。
・・・・・・芸能人の名前もわからんのに、料理人の名前なんてわかるはずもないので、
なんか、都会の有名な料理人が潟食をテーマにしたランチメニューを出すらしいよ、
で、いいかと思います。(いいのか?

秋山さんの「銀座六雁 潟食特別ランチ」を頼んでみました。
辻口さんの方は、スイーツが中心らしいのですが、
金銭的な都合によりランチメニューのみ頼んでみました。

・のっぺ蕎麦(手打ち)
・かきあえなます 胡麻酢のエプスーマを添えて
・鮭ちまき
・黒埼茶豆の冷製呉汁

と、なっております。
潟食というよりは、新潟の郷土料理のアレンジといった感じです。
なので、新潟市民にはだいたい名前でわかるんじゃないかなーと。
のっぺって本来冷たいみたいなんですよね、我が家はあったかいのが基本だと思っていたので、
外で注文したら冷たいのが出てきた時には驚きました・・・・・・
だから自分としては逆にあったかい蕎麦が普通でした。
かきあえなますについているエプスーマというのは泡状のドレッシングみたいなもんらしいのですが、
なんというか、よく水辺にこんな泡状のものありますよね・・・タマゴ?
冷製呉汁は、なんというか潟を飲んでいる感じでした。ザラっていうかドロっていうか・・・・・・

ハイ、私が食レポに向いてないことは重々承知しております。

なんとなく、潟っぽいイメージが足されているのはわかりました。

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天寿園の裏にも、潟があります。
ちゃんと「清五郎潟」という名前があるのですが、天寿園に入らないと見えにくい位置にあることもあって、
あまり知られていないのではないでしょうか??
天寿園の横の池くらいの存在??
まぁ、たいてい、現在残っている潟は、そのほとんどがこのような小さな池程度のもののようです。

それでもここは、冬にはちゃんと白鳥が飛来する潟でもあります。
あまり人目に付かないので、人気が嫌いな白鳥はここを選ぶのかもしれませんね。
天寿園の向こうは田んぼですから、冬の間は人は入ってこないでしょうし。

DSC01821.JPG

鳥屋野潟公園に設置された、巨大な生け花(草月流らしい)を撮ってから、
もう2カ月も立ってしまいました。
初めて見た時は、まだ桜も満開で、生け花に使われている竹も青々としていて・・・・・・

この巨大生け花に飾られた「水辺の見晴らし台」では、土日になると、踊りの公演があったりするみたいです。
あとは各地の潟で「潟舟」の乗船体験とか・・・・・・
あまり土日に動けないので、そういったイベントにはもう顔を出せるかわかりませんねぇ。

DSC01824.JPG

新潟市市街地に隣接する、1周10km程の巨大な潟「鳥屋野潟」
そして、先日菜の花を見てきた「福島潟」、桜と菜の花のコラボといえば「上堰潟」
・・・・・・上堰潟の隣の「佐潟」
この4つの潟がそれぞれ1つの会場になって、イベントが行われています。
このブログを読んでいると、どれも繰り返し出てくる名前だと思います。
・・・・・・すいません「佐潟」だけは、たぶん数回しか登場していません。何が有名よ?

イベントは6月15日で終わってしまうのですが、この4つの潟はもちろんのこと、
「潟マップ」をたよりに新潟市内にある15の潟を探しに行きたいと思います。

【Cyber-shot DSC-RX100M2】


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