野辺山100km その2 [フォトラン]
その1はコチラから・・・・・・http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-05-22
35kmの稲子湯エイドを出ると、急登が待っています。
ここも歩いているランナーが多いですが、遅くても走っている方が速いということで、
なんとか登っていきます。
急登を登り終えると、県道に出たところでここから15kmも続く下り坂です。
その途中に42kmの部のゴール「八峰の湯(やっほーのゆ)」があります。
ここもランナーに開放されている温泉施設。もちろん俺はパスですが・・・・・・
同時にここは他の部門のランナーにとって最初の「着替えエイド」です。
100kmの部では42km、59km、87kmにある着替えエイドのうち、
2か所を選んで「着替え」を送っておくことができます。
昨年は、選手説明会で59、87がいいよー的なアドバイスがあったので、そうしたのですが、
今年は昨年の経験をふまえて42と87を選んでみました。
59だと、着替えて気分を変えるにしても遠いと思ったので。
昨年、なかなか着かなくてストレスだったし。(しかも87はたどり着けなかった)
42は林道を抜けてきてロードに変わる頃なので、こっちの方が一区切りにするはいいかなと。
この辺、それぞれの戦略が必要ですよね。悩みます。面白いです。
俺は、あらかじめ配布される着替えエイド行きの袋の中に、替えの靴下と、食料を入れておきました。
靴下を替えて足をさっぱりさせて、ウェストポーチに入っている補給食で使用した分を補充。
といった感じで着替えエイドを利用しました。
ランナーによっては42は林道からロードに変わる頃なので、スタートはトレランシューズで走って、
ここにロード用の靴を送って履きかえるという方もいるようです。
次々とゴールゲートをくぐって笑顔の42kmの部のランナーを横目で見つつ、
靴下を「あいたた・・」としゃがんで履き替えて、ゼリーを流し込みます。
そして再スタート。
落ちるように下っていく感じの斜度。
飛ばし過ぎず、踏ん張りすぎず、足に負担にならないように心掛けて走ります。
松原湖前の公衆便所で、今大会初のトイレ休憩。
国道に出たところで急な下りは終了。
でも、国道を走るのは短い間で、すぐに横道にそれます。
千曲川を渡ります。
今はまだ細っこい川ですが、これがやがて新潟県に入ると信濃川に名前を変えて、
そして日本海に至るわけです。
去年は、川を渡る前に2度目の踏切強制ストップがありましたが、今年は無事にスルー。
50kmエイドまで、緩く下っていきます。
昨年はもうこの辺でくたばっていましたが、今年はもちろん疲れているものの、
まだまだ淡々と走ることができています。
・・・・・・今回、淡々と走っているので、特別書くことがない・・・・・・
50kmエイドに到着。ここがこのコースの北端です。
距離的には半分走り切ったことになりますが、
100kmウルトラの場合、心境としては3分の1が終わったかな~ってくらい。
まだまだ完走できるイメージがわきません。
昨年同様、ここのソバは大行列だったので、そうそうに諦めて、代わりに味噌汁をもらう。
さて、ここまで来たからには、まだまだ行かねばなりませんね。
まだ制限時間を気にするような時間でもないですし。
というか、「あれ?制限時間って何時間だっけ?」と稲子湯からの下りで疑問に思ってました。
18時まで?19時まで??次の関門って何時??
大会前の体調不良もあり、今回は行けるところまで行ければいいかという参加だったので、
その辺、ちゃんと見てなかったデス。
エイドに大会のパンフレットが置いてあったので、拝借して制限時間をここで確認しました・・・・・・
50kmエイドを出たら、59kmエイドまで10kmの登り。
相木川沿いに走っていきます。
去年は、もうこの辺で完全にへばっていて、歩いたり走ったりでしたが、今年は淡々と。
それにしても日差しがきつい。いったい何度あるんだ?
相変わらず雲一つない青空が広がっています。
予報では最高気温は18℃くらいと聞いていた気がするんですが、体感はそれ以上です。
それでも川風が心地よくて救われましたが・・・・・・
59kmエイド。
エイドにはかぶり水用にでかいバケツと柄杓があるんですが、ここはもうプールです。
ナイスです。
頭から2~3杯かぶってさっぱり。
どうせずぶ濡れになっても、この天気ではすぐに乾いてしまうので、思い切ってかぶります。
(注・この時、靴を濡らすと靴ズレの原因になったりするので注意です。
ウェアはすぐに乾きますケド靴はなかなか乾きませんし)
・・・・・・でも、今回、このかぶり水をかぶる度に、擦り傷が滲みて辛かったです・・・・・・
時計をチェック。うん。まだまだ余裕がある。
4kmくらい元来た道を戻ります。
来る時は登りだったので、今度は下り。
相木川が北相木川と南相木川に分かれるところで曲がると、ここからは馬越峠まで登り。
とりあえずは71kmのエイドを目指します。
南相木川沿いに登っていきます。
北相木の登りとは違って、コチラは結構な登りです。
周囲のランナーにも歩いている人が増えてきました。
しかし、例の「遅くても走っている方が歩くより速い」で、なんとか走っていきます。
でも、走っているのに、歩いている人にどんどん追い抜かれていきます。
気にしない気にしない。人のペースには惑わされないようにしないと・・・・・・
このまま71kmまで歩かずで行きたいと思ったのですが、
さすがにどんどんしんどくなってきて、ついに70kmまで来たところで、
時計が「歩いているのと同じだ」というので、歩くことにしました。
71kmエイドのゲートです。
ここは71kmの部のゴール地点でもあります。なのでゲートがあるんです。
昨年は関門制限時間の10分前に駆け込んだのですが、今年は1時間前です。
ずいぶん時間的には余裕があります。
ここはソバですね~。腹ごしらえ。
滝の落ち口を見ながらすすります。上からなんで、滝の様子はわかりませんけど・・・・・・
コース上にある3つの開放されている温泉の3つ目が、ここの「滝見の湯」です。
滝見だからきっと滝が見られるんでしょうね。
71kmの部って半端だと思いましたが、色々考えてみると、この部門なら、
稲子湯(35)八峰の湯(42)と温泉に入ってきて、ゴール地点のここでゴール後に温泉に入ると、
開放されている3つの温泉を制覇できます。
もしかして71kmって温泉ランを楽しむ部門なのかも??と思いましたがはたして。
ソバをすすりながら考える。
次の関門は79km地点馬越峠に16時20分。残り時間は2時間、距離は8km。
足はもーここまでの登りで精一杯だ。
この先はちょっと走れそうにない。
うん、でも、このままここで制限時間になるのを待っている理由はないよな。
去年敗れた馬越峠。
ま、ここまで来たら行けるところまで行くしかないよね。
つづく。
【OLYMPUS TG-620】
35kmの稲子湯エイドを出ると、急登が待っています。
ここも歩いているランナーが多いですが、遅くても走っている方が速いということで、
なんとか登っていきます。
急登を登り終えると、県道に出たところでここから15kmも続く下り坂です。
その途中に42kmの部のゴール「八峰の湯(やっほーのゆ)」があります。
ここもランナーに開放されている温泉施設。もちろん俺はパスですが・・・・・・
同時にここは他の部門のランナーにとって最初の「着替えエイド」です。
100kmの部では42km、59km、87kmにある着替えエイドのうち、
2か所を選んで「着替え」を送っておくことができます。
昨年は、選手説明会で59、87がいいよー的なアドバイスがあったので、そうしたのですが、
今年は昨年の経験をふまえて42と87を選んでみました。
59だと、着替えて気分を変えるにしても遠いと思ったので。
昨年、なかなか着かなくてストレスだったし。(しかも87はたどり着けなかった)
42は林道を抜けてきてロードに変わる頃なので、こっちの方が一区切りにするはいいかなと。
この辺、それぞれの戦略が必要ですよね。悩みます。面白いです。
俺は、あらかじめ配布される着替えエイド行きの袋の中に、替えの靴下と、食料を入れておきました。
靴下を替えて足をさっぱりさせて、ウェストポーチに入っている補給食で使用した分を補充。
といった感じで着替えエイドを利用しました。
ランナーによっては42は林道からロードに変わる頃なので、スタートはトレランシューズで走って、
ここにロード用の靴を送って履きかえるという方もいるようです。
次々とゴールゲートをくぐって笑顔の42kmの部のランナーを横目で見つつ、
靴下を「あいたた・・」としゃがんで履き替えて、ゼリーを流し込みます。
そして再スタート。
落ちるように下っていく感じの斜度。
飛ばし過ぎず、踏ん張りすぎず、足に負担にならないように心掛けて走ります。
松原湖前の公衆便所で、今大会初のトイレ休憩。
国道に出たところで急な下りは終了。
でも、国道を走るのは短い間で、すぐに横道にそれます。
千曲川を渡ります。
今はまだ細っこい川ですが、これがやがて新潟県に入ると信濃川に名前を変えて、
そして日本海に至るわけです。
去年は、川を渡る前に2度目の踏切強制ストップがありましたが、今年は無事にスルー。
50kmエイドまで、緩く下っていきます。
昨年はもうこの辺でくたばっていましたが、今年はもちろん疲れているものの、
まだまだ淡々と走ることができています。
・・・・・・今回、淡々と走っているので、特別書くことがない・・・・・・
50kmエイドに到着。ここがこのコースの北端です。
距離的には半分走り切ったことになりますが、
100kmウルトラの場合、心境としては3分の1が終わったかな~ってくらい。
まだまだ完走できるイメージがわきません。
昨年同様、ここのソバは大行列だったので、そうそうに諦めて、代わりに味噌汁をもらう。
さて、ここまで来たからには、まだまだ行かねばなりませんね。
まだ制限時間を気にするような時間でもないですし。
というか、「あれ?制限時間って何時間だっけ?」と稲子湯からの下りで疑問に思ってました。
18時まで?19時まで??次の関門って何時??
大会前の体調不良もあり、今回は行けるところまで行ければいいかという参加だったので、
その辺、ちゃんと見てなかったデス。
エイドに大会のパンフレットが置いてあったので、拝借して制限時間をここで確認しました・・・・・・
50kmエイドを出たら、59kmエイドまで10kmの登り。
相木川沿いに走っていきます。
去年は、もうこの辺で完全にへばっていて、歩いたり走ったりでしたが、今年は淡々と。
それにしても日差しがきつい。いったい何度あるんだ?
相変わらず雲一つない青空が広がっています。
予報では最高気温は18℃くらいと聞いていた気がするんですが、体感はそれ以上です。
それでも川風が心地よくて救われましたが・・・・・・
59kmエイド。
エイドにはかぶり水用にでかいバケツと柄杓があるんですが、ここはもうプールです。
ナイスです。
頭から2~3杯かぶってさっぱり。
どうせずぶ濡れになっても、この天気ではすぐに乾いてしまうので、思い切ってかぶります。
(注・この時、靴を濡らすと靴ズレの原因になったりするので注意です。
ウェアはすぐに乾きますケド靴はなかなか乾きませんし)
・・・・・・でも、今回、このかぶり水をかぶる度に、擦り傷が滲みて辛かったです・・・・・・
時計をチェック。うん。まだまだ余裕がある。
4kmくらい元来た道を戻ります。
来る時は登りだったので、今度は下り。
相木川が北相木川と南相木川に分かれるところで曲がると、ここからは馬越峠まで登り。
とりあえずは71kmのエイドを目指します。
南相木川沿いに登っていきます。
北相木の登りとは違って、コチラは結構な登りです。
周囲のランナーにも歩いている人が増えてきました。
しかし、例の「遅くても走っている方が歩くより速い」で、なんとか走っていきます。
でも、走っているのに、歩いている人にどんどん追い抜かれていきます。
気にしない気にしない。人のペースには惑わされないようにしないと・・・・・・
このまま71kmまで歩かずで行きたいと思ったのですが、
さすがにどんどんしんどくなってきて、ついに70kmまで来たところで、
時計が「歩いているのと同じだ」というので、歩くことにしました。
71kmエイドのゲートです。
ここは71kmの部のゴール地点でもあります。なのでゲートがあるんです。
昨年は関門制限時間の10分前に駆け込んだのですが、今年は1時間前です。
ずいぶん時間的には余裕があります。
ここはソバですね~。腹ごしらえ。
滝の落ち口を見ながらすすります。上からなんで、滝の様子はわかりませんけど・・・・・・
コース上にある3つの開放されている温泉の3つ目が、ここの「滝見の湯」です。
滝見だからきっと滝が見られるんでしょうね。
71kmの部って半端だと思いましたが、色々考えてみると、この部門なら、
稲子湯(35)八峰の湯(42)と温泉に入ってきて、ゴール地点のここでゴール後に温泉に入ると、
開放されている3つの温泉を制覇できます。
もしかして71kmって温泉ランを楽しむ部門なのかも??と思いましたがはたして。
ソバをすすりながら考える。
次の関門は79km地点馬越峠に16時20分。残り時間は2時間、距離は8km。
足はもーここまでの登りで精一杯だ。
この先はちょっと走れそうにない。
うん、でも、このままここで制限時間になるのを待っている理由はないよな。
去年敗れた馬越峠。
ま、ここまで来たら行けるところまで行くしかないよね。
つづく。
【OLYMPUS TG-620】
野辺山100km その1 [フォトラン]
「第20回 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン」に参加してきました。
20回記念大会です。20年も前から「ウルトラマラソン」というものが存在していたことに驚きです。
この大会には2度目の参加。初参加の昨年は、
79kmの関門にたどり着く前に関門制限時間になってしまい、失格。
悔しい結果になりました。大変に厳しいコースですが、もう来年また来ようと決めていたのです。
午前3時に会場近くの駐車場に入り、スタートは5時だから4時まで寝てられるかな、
でも4時だと遅すぎるか?と思いながらも寝入ってしまい、アラームで4時に起きる。
うわ!やっぱり時間がギリギリだと大急ぎで着替えて、荷物を預けに行って、トイレを済ませて・・・
あっという間にスタート20分前。
ウォーミングアップもできてません・・・・・・
スタートゲートを撮りに行ったら、ちょうど10回完走者「デカフォレスト」の記念撮影をしていました。
ゲートの向こうには朝焼けの八ヶ岳。ああ、そんな八ヶ岳を撮りに行きたい・・・
写真手前側に走っていくことになります。
開会式が始まりました。
聞きながらストレッチをしていたら、安藤美姫の登場に会場がどよめく。
午前5時。スタートです。
ゲートのところに安藤美姫と、24時間テレビのマラソンコーチの人がいるのですが、
ランナーたちも写真を撮ろうと渋滞。
「写真はお断りしています。立ち止まらないで進んでください」とアナウンスされているのが、
肖像権の問題なのか、渋滞しないようになのかわかりませんが、
肖像権で怒られるのも困るので、ブログには米粒大のみの掲載にしておきます。
俺は開会式で撮ったから、渋滞を避けてそのままスタートです。
さっそく手振れ写真で失礼します。
八ヶ岳と国立天文台の巨大電波望遠鏡です。
JR路線最高標高地点である踏切。
踏切を渡った向こうにも、大きな石碑と鐘があって、
たくさんのランナーがわざわざ踏切を渡って記念撮影に言っていました。
俺は去年見たのでスルーですが。
去年は踏切で引っかかったり、スタート前にトイレを済ませたのにトイレに行きたくてしょうがない状態でしたが、
今年は快調に、青空がまぶしいなぁと思いながら走ってました。
雲一つない青空と八ヶ岳。とても気持ちがいいです。
これは上からだときれいに富士山も見えるかもなーと、期待も高まります。
などと思っていたら、ふと見てみるとなんともう富士山が見えるではないですか!
上まで行かなくても見えるんだ。
わー、富士山もスッキリ見えて、今日は本当に気持ちのいい朝だ!
と、わき見をしていたら、林道のゴム板みたいのに足をひっかけて転倒・・・・・・・
左ひじを強打し、左ひざも擦りました。左手のひらからも出血。
パッと見てザックリ切れているという感じではないので、はよ止まれーと、固まり待ち。
林道では本当に足元に注意しましょう・・・・・・
ああー、こけた跡がイテーと思いながら、本格的に林道コースに突入。
気持ちよく走っていたのが、一転、どんより気分のランに変わってしまいました。
自業自得ですが。
はー、たった10kmでこの展開とは、このダメージでは今年も完走は無理か??
富士山が見えるポイントに到着。
今年はここがコースの最高標高地点になっていました。
気持ちのいい風景ですけど、じっくり見ている余裕がありません。
標高で一番高いところに来たということは、後はずっと下りだな、と思ったら、
その後、しばらくアップダウンが続きます。
昨年は、下りじゃないのか・・・とアップダウンに苦しめられましたが、
今年は知っているので、精神的に余裕があります。
転倒の怪我が痛むものの、走っている感じでは、昨年より動けている実感があります。
新緑も気持ちいいですしね。
20kmを過ぎたあたりで林道は砂利道から、舗装路に変わっていきます。
砂利道のところもありますが。
斜度のきついところもありますが、なんとか走って進みます。
どんなに遅くても歩くより走った方が速い。
4月の河岸段丘ウォークを歩いたことで、自分が歩いている時のペースが数字でわかっていたので、
参考になりました。その数字より遅くなったら歩こうと決めて、なんとか走る。
去年はここで歩き癖を作ってしまったので、そうならないようにもしたかったので。
35kmエイドの「稲子湯」に到着。
この大会では、コース上にランナーに開放されている温泉が3カ所あるのですが、
そのうちの1つです。
ここで入浴していく強者もいますが、さすがに俺にはそんな余裕はありません。
ここに来たら、白玉ですね。
去年はこれにかなり救われました。
去年はなくなってしまっていたおにぎりがまだ残っているうちに到着することができました。
スタートしてからほとんど止まらないで来たので、ここでちょっと一息。
身体は動いているような気がするけど、転倒したこともあり、
さぁ、今年はどこまで行けるんだろうなぁ・・・・・・とまったく完走ができるイメージがわきません。
それでも、まぁ、ここまで来たら行くしかないよなぁ、と稲子湯を出ます。
つづく。
【OLYMPUS TG-620】