一切経山 [山歩]
福島県にある一切経山(いっさいきょうざん)に行ってきました。
俺がその山を知ったのは2年前、磐梯吾妻スカイラインの紅葉がきれいだと聞き、
フラフラっとやってきた時です。
その時に多くの登山者が登っているのを見て、浄土平からちょっと登れる山があるんだなぁ、と。
そのうち登りに来たいなと思っていました。
そして、山頂から見えるという「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼。
う~ん、それはぜひ見てみたい。
2年経ってやっと、登りに行くことができました。
しかし、台風接近により不安定な空模様。
天気予報では午後から回復しそうでしたが、果たして「魔女の瞳」を見ることができたのでしょうか?
浄土平の駐車場に着いたのは昼前のことでした。
もう少し早く行動したかったのですが、元々、午前中は前日の雨が残る予報だったので、
昼からにかけていました。ので、まぁ一応、予定通りです。
道中はどんよりでしたが、いい感じに青空が広がってきましたし。
一切経山は右に見える山の奥に山頂があります。
浄土平から、吹き出す火山性ガスを望遠レンズで。
一切経山は活火山です。現在も活発に噴気を上げています。
そのため、直登する登山道は閉鎖されていて、迂回コースから登ります。
上空をジェット機が飛んでいる様な音が常に聞こえています。
・・・・・・実際に上空を飛んでいる時もあるんですが・・・・・・
飛んでいなくても聞こえているので、やはりガスが噴き出す音の様です。
こんな時期なので、一応、気象庁のHPで確認したところ、
噴火予報レベル1(平常)とのこと。
(一切経山では載っていないので吾妻山ということで)
まぁ、いつ何があってもおかしくないのが火山だと多くの方が学んだと思いますが。
紅葉シーズンということもあってか、たくさんの登山者でにぎわっていました。
振り返ると吾妻小富士。
こちらは、古い噴火口の跡ということになるのでしょうかね。
1周1時間ぐらいで、お鉢めぐりができます。
近くにいた山ガールが、「かっこえーーーー!」と言っていました。
わかります。やはり火山の風景ってかっこいいです。
通常の山にはない風景が見られるのが、火山の魅力ですね。
吾妻小富士の隣にある「桶沼」も、こうして上から見ると噴火口の跡なのだと思います。
これだけきれいに鉢を作れるってことは、相当、活発に岩石を噴き上げたんでしょうねぇ。
ちょっと登ると、平らなところにでます。
酸ヶ平湿原の入口あたり。
右手に酸ヶ平避難小屋が見えてきました。
ここで避難小屋の方に曲がるのが一切経山への登山ルートになるんですが、
「立ち入り禁止について」という看板があって、ああ、ここが通行できないルートなのかな?
と、直進してしまいました。
酸ヶ平湿原を行きます。
青空が気持ち良くて、ああ、いい日に来たなぁって、気分も浮かれてきます。
どこが迂回ルートなんだろう?
歩きながら、登山地図を取り出して確認し、ここで避難小屋に曲がるのがルートだと気が付く。
まぁ、天気がいいし、ちょっとこの先まで寄り道してから行くか、と、
そのまま直進。
鎌沼です。
ここは噴火口の跡というより水が溜まった感じでしょうか??
いや、円形じゃないからそう思ったという素人考えですが。
なんだか、西の空に見える雲が、だいぶ厚そうだと気が付き、
鎌沼まで来ましたが、これは早めに一切経山を目指した方がいいかも?と思い、
速足で避難小屋まで戻りました。
避難小屋の裏から、また急なガレガレの登りが待っています。
やべーなぁ、雲がかかり始めた・・・・・・
強い風が吹いていて、厚い雲がどんどん流れていきます。
山頂手前で、登ってきた道を振り返る。
この荒野感がいいですよね。
浄土平駐車場から1時間で一切経山山頂(1949.4m)に登頂です。
全部歩きです。俺は弥彦・角田と大会以外ではトレランはしないので。
マラソンで培った脚力を発揮してスピードハイクって感じですが。
山頂はすっかり雲に覆われてきたので、「魔女の瞳」は~~?
と、急いで五色沼が見下ろせる、山頂北側へ移動。
見えました。「魔女の瞳」こと五色沼です。
日の射す角度で色が変わって見えることから「魔女の瞳」と呼ばれるようになったそうです。
右上の方に下界に見える町は福島市です。
見えたのもつかの間、すぐに雲の中に・・・・・・
山頂からは直下に見える五色沼ですが、尾根道を通ってその横まで行くこともできます。
天気が良ければ降りてみたいところでしたが、強風と雲で断念。
断念したと言えば、上でカップラーメン食べようと持ってきたのですが、
ストーブが使える状況じゃなかったので断念。
菓子パンも持ってきていたので、どうにか腹をみたすことはできましたが。
ものすごい強風の中でしたが、たくさんの登山客が、五色沼を見下ろしていました。
やはりここに登ったら五色沼を見ないと、って感じでしょうか?
そんな強風の吹きつける寒い中でしたが、待っていれば晴れ間が来るかも?
と、耐えていました。
プレイメモリーズのカメラアプリ「タイムラプス」を入れてみたので、
そのテスト撮影をしつつ。
一瞬でいいから晴れ間を~~と、願いました。
この時撮影したタイムラプス動画はYouTubeにアップしてあります。
5分間撮影したのですが、3秒ほどの動画にしかなりませんでした・・・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=c11lB6ExazA
まだテスト運用段階なので、今後、それなりに見られる動画ができるといいかなと思います。
雲がほんの短い間でしたが、切れました。
五色沼周辺もいい感じに色づいているようですね。
五色沼もきれいなブルーです。
どうなることかと思いましたが、なんとか「魔女の瞳」と目が合いました。
来て良かった。
山頂の標識の近くにある「空気大感謝塔」
登山地図にも載っていて、なんだろうと思ったら、こんな感じでした。
気持ちよく晴れていたら、山頂からの眺めは空気に大感謝したくなるんでしょうが、
吹き荒れる強風に、とても感謝する気分にはなれませんでした。
これで雨が降ってないんだから、それは感謝するべきかもしれませんでしたが。
しばらく山頂で粘っていたのですが、西の空の状況が刻一刻と悪くなっていくので、
こりゃあ、今日はここまでだな・・・と下山を決意しました。
週末にウルトラマラソンを控える身で、風邪ひいてもしょうがないですし。
やっと念願叶った一切経山登山。
新潟市からはちょっと遠いですが、
気軽に火山のガレガレ感を楽しめる、いい感じの山でした。
そんなに登るのが大変な個所もありませんしね。
ただ、火山性ガスだけは注意しないといけませんが。
噴気情報は、浄土平にある「浄土平ビジターセンター」で見ることができますので、
心配なら登山前に立ち寄るといいかと思います。
今回は一切経山登山の登山部分中心にお送りしました。
次回は紅葉中心で送りします。
【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】
俺がその山を知ったのは2年前、磐梯吾妻スカイラインの紅葉がきれいだと聞き、
フラフラっとやってきた時です。
その時に多くの登山者が登っているのを見て、浄土平からちょっと登れる山があるんだなぁ、と。
そのうち登りに来たいなと思っていました。
そして、山頂から見えるという「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼。
う~ん、それはぜひ見てみたい。
2年経ってやっと、登りに行くことができました。
しかし、台風接近により不安定な空模様。
天気予報では午後から回復しそうでしたが、果たして「魔女の瞳」を見ることができたのでしょうか?
浄土平の駐車場に着いたのは昼前のことでした。
もう少し早く行動したかったのですが、元々、午前中は前日の雨が残る予報だったので、
昼からにかけていました。ので、まぁ一応、予定通りです。
道中はどんよりでしたが、いい感じに青空が広がってきましたし。
一切経山は右に見える山の奥に山頂があります。
浄土平から、吹き出す火山性ガスを望遠レンズで。
一切経山は活火山です。現在も活発に噴気を上げています。
そのため、直登する登山道は閉鎖されていて、迂回コースから登ります。
上空をジェット機が飛んでいる様な音が常に聞こえています。
・・・・・・実際に上空を飛んでいる時もあるんですが・・・・・・
飛んでいなくても聞こえているので、やはりガスが噴き出す音の様です。
こんな時期なので、一応、気象庁のHPで確認したところ、
噴火予報レベル1(平常)とのこと。
(一切経山では載っていないので吾妻山ということで)
まぁ、いつ何があってもおかしくないのが火山だと多くの方が学んだと思いますが。
紅葉シーズンということもあってか、たくさんの登山者でにぎわっていました。
振り返ると吾妻小富士。
こちらは、古い噴火口の跡ということになるのでしょうかね。
1周1時間ぐらいで、お鉢めぐりができます。
近くにいた山ガールが、「かっこえーーーー!」と言っていました。
わかります。やはり火山の風景ってかっこいいです。
通常の山にはない風景が見られるのが、火山の魅力ですね。
吾妻小富士の隣にある「桶沼」も、こうして上から見ると噴火口の跡なのだと思います。
これだけきれいに鉢を作れるってことは、相当、活発に岩石を噴き上げたんでしょうねぇ。
ちょっと登ると、平らなところにでます。
酸ヶ平湿原の入口あたり。
右手に酸ヶ平避難小屋が見えてきました。
ここで避難小屋の方に曲がるのが一切経山への登山ルートになるんですが、
「立ち入り禁止について」という看板があって、ああ、ここが通行できないルートなのかな?
と、直進してしまいました。
酸ヶ平湿原を行きます。
青空が気持ち良くて、ああ、いい日に来たなぁって、気分も浮かれてきます。
どこが迂回ルートなんだろう?
歩きながら、登山地図を取り出して確認し、ここで避難小屋に曲がるのがルートだと気が付く。
まぁ、天気がいいし、ちょっとこの先まで寄り道してから行くか、と、
そのまま直進。
鎌沼です。
ここは噴火口の跡というより水が溜まった感じでしょうか??
いや、円形じゃないからそう思ったという素人考えですが。
なんだか、西の空に見える雲が、だいぶ厚そうだと気が付き、
鎌沼まで来ましたが、これは早めに一切経山を目指した方がいいかも?と思い、
速足で避難小屋まで戻りました。
避難小屋の裏から、また急なガレガレの登りが待っています。
やべーなぁ、雲がかかり始めた・・・・・・
強い風が吹いていて、厚い雲がどんどん流れていきます。
山頂手前で、登ってきた道を振り返る。
この荒野感がいいですよね。
浄土平駐車場から1時間で一切経山山頂(1949.4m)に登頂です。
全部歩きです。俺は弥彦・角田と大会以外ではトレランはしないので。
マラソンで培った脚力を発揮してスピードハイクって感じですが。
山頂はすっかり雲に覆われてきたので、「魔女の瞳」は~~?
と、急いで五色沼が見下ろせる、山頂北側へ移動。
見えました。「魔女の瞳」こと五色沼です。
日の射す角度で色が変わって見えることから「魔女の瞳」と呼ばれるようになったそうです。
右上の方に下界に見える町は福島市です。
見えたのもつかの間、すぐに雲の中に・・・・・・
山頂からは直下に見える五色沼ですが、尾根道を通ってその横まで行くこともできます。
天気が良ければ降りてみたいところでしたが、強風と雲で断念。
断念したと言えば、上でカップラーメン食べようと持ってきたのですが、
ストーブが使える状況じゃなかったので断念。
菓子パンも持ってきていたので、どうにか腹をみたすことはできましたが。
ものすごい強風の中でしたが、たくさんの登山客が、五色沼を見下ろしていました。
やはりここに登ったら五色沼を見ないと、って感じでしょうか?
そんな強風の吹きつける寒い中でしたが、待っていれば晴れ間が来るかも?
と、耐えていました。
プレイメモリーズのカメラアプリ「タイムラプス」を入れてみたので、
そのテスト撮影をしつつ。
一瞬でいいから晴れ間を~~と、願いました。
この時撮影したタイムラプス動画はYouTubeにアップしてあります。
5分間撮影したのですが、3秒ほどの動画にしかなりませんでした・・・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=c11lB6ExazA
まだテスト運用段階なので、今後、それなりに見られる動画ができるといいかなと思います。
雲がほんの短い間でしたが、切れました。
五色沼周辺もいい感じに色づいているようですね。
五色沼もきれいなブルーです。
どうなることかと思いましたが、なんとか「魔女の瞳」と目が合いました。
来て良かった。
山頂の標識の近くにある「空気大感謝塔」
登山地図にも載っていて、なんだろうと思ったら、こんな感じでした。
気持ちよく晴れていたら、山頂からの眺めは空気に大感謝したくなるんでしょうが、
吹き荒れる強風に、とても感謝する気分にはなれませんでした。
これで雨が降ってないんだから、それは感謝するべきかもしれませんでしたが。
しばらく山頂で粘っていたのですが、西の空の状況が刻一刻と悪くなっていくので、
こりゃあ、今日はここまでだな・・・と下山を決意しました。
週末にウルトラマラソンを控える身で、風邪ひいてもしょうがないですし。
やっと念願叶った一切経山登山。
新潟市からはちょっと遠いですが、
気軽に火山のガレガレ感を楽しめる、いい感じの山でした。
そんなに登るのが大変な個所もありませんしね。
ただ、火山性ガスだけは注意しないといけませんが。
噴気情報は、浄土平にある「浄土平ビジターセンター」で見ることができますので、
心配なら登山前に立ち寄るといいかと思います。
今回は一切経山登山の登山部分中心にお送りしました。
次回は紅葉中心で送りします。
【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】