スノーシューカップ [フォトラン]
なんというか、プレシーズンマッチといいますか、
今年のマラソン大会初戦の前に、いざスノーシューカップ参戦です。
「スノーシュー」というのは、簡単に言えば「西洋かんじき」で、
雪の上に立っても沈まないように面積が広くなっており、
雪上歩行時に裏面の爪が引っかかって歩きやすいようになっています。
日本古来のかんじきは「わかん」と呼ばれます。
だからって西洋のかんじきだから「ようかん」ってわけにはいかないですね。
これを履いて雪の上を走る大会が、スノーシューカップ。
会場は、長岡市の国営越後丘陵公園です。
最近は公園というより、トレランやリレーマラソンの会場として訪れることが多くなってますが。
昨年末に十日町の美人林に行った際からスノーシューの導入を検討しはじめて、
このスノーシューカップでは、とりあえずレンタルしようかと思っていたのですが、
それからタイミングが合う感じで、そのまま流れに乗って購入してしまいました。
しかし、買うまではタイミングが良かったんですが、試し履きをするタイミングがなく、
ぶっつけ本番での大会参加です。
というわけで、受付を済ませてから、外に出て履いてみまして、
スノーシューを履くのも初めてですから、
大会の前にあったミニ講習会にも参加してみました。
思ったより歩きやすくて、これは楽しい大会になりそう~
開会式でコース説明。4kmと8kmの2部門あって、
いつもの「どうせ出るなら長い方」で、初めてだろうが当然のように8kmにエントリー。
どこまで行くのかなー。
「8kmは2周します」そのパターンか・・・・・・まぁ撮影場所を下見ができるのはいいよね。
参加者は100人ちょっと。
2部門同時スタートです。
今回ももちろん、写真を撮りながらのんびり行くつもりですから、ほぼ最後尾からスタート。
おなじみの構図も、今回は雪の中です。
スタート前に、歩く練習をしてみた時は、こりゃーいいね!と思ったんですが、
平地を走ってすぐに、こ、これはツライ!に変わりました。
スノーシューは専用の靴に装着しているわけではありません。
(そもそもどんな靴に履くんでしょ、コレ)
雪の弥彦・角田に登っている、いつものゴム長です。
これまで言ったことなかったですが、じつはちょっと大きめなんです。
それで雪の上を走るんですから、そりゃあしんどいですよね。
最初の登りですでに息があがる・・・・・・
前を行く子供にすら追いつかない。
丘陵公園を走る子供は春も冬も速いですね・・・・・・
こ、これは俺、8kmも走れるんだろうか??だんだん不安になってきます。
しかも雪まで降ってきました。
急ぐつもりはないけど、全然、余裕もない感じ。
スタートしてしばらく長い登りが続いた後は、上がったり下がったり、
たまに平らなところがあったり。
足は重くて、息も上がっているけど、せっかく雪上ランなんだから、
やっぱり走ってみなきゃね。
ということで、フンガーー!と気力を振り絞って走り出す。
もっとスノーシューって走りにくいものだと想像していました。
しかし、走り出してみると、全然スノーシューの重さを感じないし、
(足は重いって、疲労で重いってことね)
付けていることを感じさせない感じで走れました。
俺のはどっちかというと平地向けのモデルですが、急な登りもガシガシ登れますし、
裏面の爪がしっかり食いついてくれて、急な下りも駆け下れます。
展望台からは、トレランでおなじみの「フォリーの丘」ではなく、
雪割草自生地を通って、「緑の千畳敷」へ下りていきます。
坂を駆け下って、気持ちいいーー!と思ったのもつかの間、
すげー登りが待っている。という繰り返し。
弥彦初詣の時もそうでしたが、足の裏に爪があると、冷静に考えるととんでもない斜面だよな、
ってところも、ガシガシ登れるからすごいですよね。
最初の登りでは、ダメかもしれないと思いましたが、
走れるようになってきたら、だんだん楽しくなってきました。
ツライって楽しいですね。
スタートゲートが見えてきました。
「8kmの人はもう1周ね~」とそのまま送り出されます。
この時、もう体力の3分の2くらいは使い切った気分でした。
ああ、なんで4kmにしなかったのか・・・・・・
そこに8kmがあったから。
登るぜ~、走るぜ~
固まっていた筋肉を1周目でほぐせたので、2周目はなるべく走ることを意識していきます。
スノーシューで走っていると、ベアフット系のシューズでランニングしている時に疲れる筋肉に、
ヒシヒシと来る感じがしました。
・・・・・・まぁ、これはスノーシューうんぬんではなく、ゴム長のせいかもしれませんが。
1周目は雪が降ってきたりしましたが、
2周目からは、青空が見え始めてきました。
登りもどんどん楽しくなってきます。
体力はどんどん減っているんだけど、気持ち的にはだんだん楽しむ余裕が出てきました。
写真で見るとたいしたことない斜面ですけど、どの斜面も写真の数倍は傾斜がすごいです。
ほぼ、この傾斜登るのかよ(下るのかよ)と思って撮った写真がほとんどですから。
長岡の市街地方向は、青空が広がっています。
中には、「履いてない方が足が軽くて走りやすい」と、外して持って走る強者も。
まぁ、100人ちょっとの人間がスノーシューで踏み固めてますからね、
こうなるとなくても平気かもしれません。
俺のスノーシューは、スノーシューなのに「スノーラン」という名前の、
雪上走行用です。
どうせ買うなら走れるやつの方がいいよねー、と思って。
そんなモデルなので、スノーシューが重い、ということはなかったですね。
いい買い物しました。
でも、スノーシューを履かない人に追いつけません(汗
展望台が木々の向こうに見えてきました。
ここまでくればあと一息。
スタッフの方がチョコレートをくれたので、栄養補給して下りに備えます。
なんだか陽も射してきて、あと少しでゴールですが、
だんだん名残惜しくもなってきました。
ゲートに飛び込んでゴール。
8kmで1時間17分と、まぁ、そんなもんでしょうかね。
でも、スタートしてすぐの頃は、2時間くらいかかるんじゃ・・・・・・と思いましたから、
ノッてきてからは、だいぶ巻き返したと思います。
初めてのスノーシューでの雪上ラン大会参加でした。
スノーシューそのものはずっと前から知っていましたが、
走るための道具ではなく、登山用品という認識でした。(実際、山道具屋に売ってます)
しかもラン用モデルがあるという衝撃・・・・・・
いつか、冬の森を散策するのに欲しいかもなーとは思ったことがありますが、
まさか、これを使う初めての機会が、雪上ラン大会だとは思わなかったなー。
そして、県内にスノーシューカップがあるという幸運。
なにより、ここにきてまた新しいことに挑戦できる機会があるということ。
走るのは苦しいけど、それが嬉しいです。
せっかく導入したスノーシューです。
今シーズン1度だけ、ではもったいないですよね。
積極的に使えるフィールドを探しているところです。
雪で進むことを断念した美人林もまた行っておきたいですね。
【OLYMPUS TG-620】
今年のマラソン大会初戦の前に、いざスノーシューカップ参戦です。
「スノーシュー」というのは、簡単に言えば「西洋かんじき」で、
雪の上に立っても沈まないように面積が広くなっており、
雪上歩行時に裏面の爪が引っかかって歩きやすいようになっています。
日本古来のかんじきは「わかん」と呼ばれます。
だからって西洋のかんじきだから「ようかん」ってわけにはいかないですね。
これを履いて雪の上を走る大会が、スノーシューカップ。
会場は、長岡市の国営越後丘陵公園です。
最近は公園というより、トレランやリレーマラソンの会場として訪れることが多くなってますが。
昨年末に十日町の美人林に行った際からスノーシューの導入を検討しはじめて、
このスノーシューカップでは、とりあえずレンタルしようかと思っていたのですが、
それからタイミングが合う感じで、そのまま流れに乗って購入してしまいました。
しかし、買うまではタイミングが良かったんですが、試し履きをするタイミングがなく、
ぶっつけ本番での大会参加です。
というわけで、受付を済ませてから、外に出て履いてみまして、
スノーシューを履くのも初めてですから、
大会の前にあったミニ講習会にも参加してみました。
思ったより歩きやすくて、これは楽しい大会になりそう~
開会式でコース説明。4kmと8kmの2部門あって、
いつもの「どうせ出るなら長い方」で、初めてだろうが当然のように8kmにエントリー。
どこまで行くのかなー。
「8kmは2周します」そのパターンか・・・・・・まぁ撮影場所を下見ができるのはいいよね。
参加者は100人ちょっと。
2部門同時スタートです。
今回ももちろん、写真を撮りながらのんびり行くつもりですから、ほぼ最後尾からスタート。
おなじみの構図も、今回は雪の中です。
スタート前に、歩く練習をしてみた時は、こりゃーいいね!と思ったんですが、
平地を走ってすぐに、こ、これはツライ!に変わりました。
スノーシューは専用の靴に装着しているわけではありません。
(そもそもどんな靴に履くんでしょ、コレ)
雪の弥彦・角田に登っている、いつものゴム長です。
これまで言ったことなかったですが、じつはちょっと大きめなんです。
それで雪の上を走るんですから、そりゃあしんどいですよね。
最初の登りですでに息があがる・・・・・・
前を行く子供にすら追いつかない。
丘陵公園を走る子供は春も冬も速いですね・・・・・・
こ、これは俺、8kmも走れるんだろうか??だんだん不安になってきます。
しかも雪まで降ってきました。
急ぐつもりはないけど、全然、余裕もない感じ。
スタートしてしばらく長い登りが続いた後は、上がったり下がったり、
たまに平らなところがあったり。
足は重くて、息も上がっているけど、せっかく雪上ランなんだから、
やっぱり走ってみなきゃね。
ということで、フンガーー!と気力を振り絞って走り出す。
もっとスノーシューって走りにくいものだと想像していました。
しかし、走り出してみると、全然スノーシューの重さを感じないし、
(足は重いって、疲労で重いってことね)
付けていることを感じさせない感じで走れました。
俺のはどっちかというと平地向けのモデルですが、急な登りもガシガシ登れますし、
裏面の爪がしっかり食いついてくれて、急な下りも駆け下れます。
展望台からは、トレランでおなじみの「フォリーの丘」ではなく、
雪割草自生地を通って、「緑の千畳敷」へ下りていきます。
坂を駆け下って、気持ちいいーー!と思ったのもつかの間、
すげー登りが待っている。という繰り返し。
弥彦初詣の時もそうでしたが、足の裏に爪があると、冷静に考えるととんでもない斜面だよな、
ってところも、ガシガシ登れるからすごいですよね。
最初の登りでは、ダメかもしれないと思いましたが、
走れるようになってきたら、だんだん楽しくなってきました。
ツライって楽しいですね。
スタートゲートが見えてきました。
「8kmの人はもう1周ね~」とそのまま送り出されます。
この時、もう体力の3分の2くらいは使い切った気分でした。
ああ、なんで4kmにしなかったのか・・・・・・
そこに8kmがあったから。
登るぜ~、走るぜ~
固まっていた筋肉を1周目でほぐせたので、2周目はなるべく走ることを意識していきます。
スノーシューで走っていると、ベアフット系のシューズでランニングしている時に疲れる筋肉に、
ヒシヒシと来る感じがしました。
・・・・・・まぁ、これはスノーシューうんぬんではなく、ゴム長のせいかもしれませんが。
1周目は雪が降ってきたりしましたが、
2周目からは、青空が見え始めてきました。
登りもどんどん楽しくなってきます。
体力はどんどん減っているんだけど、気持ち的にはだんだん楽しむ余裕が出てきました。
写真で見るとたいしたことない斜面ですけど、どの斜面も写真の数倍は傾斜がすごいです。
ほぼ、この傾斜登るのかよ(下るのかよ)と思って撮った写真がほとんどですから。
長岡の市街地方向は、青空が広がっています。
中には、「履いてない方が足が軽くて走りやすい」と、外して持って走る強者も。
まぁ、100人ちょっとの人間がスノーシューで踏み固めてますからね、
こうなるとなくても平気かもしれません。
俺のスノーシューは、スノーシューなのに「スノーラン」という名前の、
雪上走行用です。
どうせ買うなら走れるやつの方がいいよねー、と思って。
そんなモデルなので、スノーシューが重い、ということはなかったですね。
いい買い物しました。
でも、スノーシューを履かない人に追いつけません(汗
展望台が木々の向こうに見えてきました。
ここまでくればあと一息。
スタッフの方がチョコレートをくれたので、栄養補給して下りに備えます。
なんだか陽も射してきて、あと少しでゴールですが、
だんだん名残惜しくもなってきました。
ゲートに飛び込んでゴール。
8kmで1時間17分と、まぁ、そんなもんでしょうかね。
でも、スタートしてすぐの頃は、2時間くらいかかるんじゃ・・・・・・と思いましたから、
ノッてきてからは、だいぶ巻き返したと思います。
初めてのスノーシューでの雪上ラン大会参加でした。
スノーシューそのものはずっと前から知っていましたが、
走るための道具ではなく、登山用品という認識でした。(実際、山道具屋に売ってます)
しかもラン用モデルがあるという衝撃・・・・・・
いつか、冬の森を散策するのに欲しいかもなーとは思ったことがありますが、
まさか、これを使う初めての機会が、雪上ラン大会だとは思わなかったなー。
そして、県内にスノーシューカップがあるという幸運。
なにより、ここにきてまた新しいことに挑戦できる機会があるということ。
走るのは苦しいけど、それが嬉しいです。
せっかく導入したスノーシューです。
今シーズン1度だけ、ではもったいないですよね。
積極的に使えるフィールドを探しているところです。
雪で進むことを断念した美人林もまた行っておきたいですね。
【OLYMPUS TG-620】