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吾妻小富士 [山歩]

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浄土平から吾妻小富士。

一切経山から浄土平へ戻ってくるころ、ポツポツと空から降ってくるものがありました。
あらら、いよいよ来てしまったか・・・と、思いつつ、気になる程じゃあないし・・・・・・と、
バックパックを車に置き、カメラバッグに持ち替えて、吾妻小富士に向かいました。

吾妻小富士周辺のガレ場はいい感じに色づいていますが、
太陽光の具合が思わしくなく、ちょっと沈んでしまいましたね。

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吾妻小富士へは、浄土平駐車場から、ハードな階段登りで登ることができます。
整備されているんですが、結構大味な感じです。
息がきれます。

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階段を登りきったあたりから振り返って、
浄土平のレストハウスと、一切経山。
噴煙が上がっている山の奥の、ちょっと平らな山の方が、一切経山の山頂になります。
奥だから低く見えるのかも。

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吾妻小富士の噴火口跡(跡・・・なのかな?)
写真で見るとなだらかで降りられそうに見えますが、実際にはかなりの角度で、
足を滑らせたら痛いじゃすまない気がします。

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吾妻小富士の火口は1周1時間程で、お鉢めぐりができます。
一応、道っぽく見えますが、基本、天然そのままと思われますので、
くれぐれも足元には注意が必要です。
しかも、周辺にさえぎるものがまったくなく、麓から吹き上げてくる風も強いので、
あおられて転倒などしませんよう。

俺がここに来る時はいつも強風だな・・・

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吾妻小富士の噴火口越しに一切経山。
火山の荒々しさ。

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もちろん、こんなところも道です。
誤って噴火口側に落ちないようにしましょう。
どうせ落ちるなら、たぶん山の外側の方が、痛みは軽いと思います。
まあ、どっちみち無傷ではすまないと思いますが。

スカイラインの紅葉も見たかったので、このあたりで引き返そうかと思ったんですが、
次の高いところから、次の・・・と繰り返しているうちに、半分くらい進んでしまったので、
このままお鉢めぐりしてしまうことに。
空がどんよりで紅葉を撮ろうとしても、鮮やかさに欠けると思ったので、
紅葉の撮影は、また後日、どこかで楽しむことにして、
今回は、山を楽しむことにしました。
幸い、雨も結局降らずじまいでした。

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このあたりが山頂付近だと思うんですが、
何も標識もないので、吾妻小富士の最高地点ははっきりとしません。
一応、標高は1707mとのこと。
眼下に見えるのは福島市です。

下界からの風にあおられるように、次々と目の前で雲が湧き立ってきました。
下から見ると、たぶんこちらは雲の中なんでしょうね。

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今回で浄土平に来るのは2度目ですが、
吾妻小富士からの吾妻スカイラインの風景には圧倒されます。

右奥の道路が曲がっているあたりが、「天狗の庭」だと思いますが、
事前の情報だと、ちょうど紅葉が見ごろだという話だったので、
以前来た時のように素晴らしい紅葉が見られたんでしょうね。

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火山性ガスが滞留する可能性があるため、駐停車禁止になっている区間。
窓も閉めてくださいとのこと。
毎度思いますが、吾妻スカイラインにはツーリング中のバイクもたくさん走っているのですが、
バイクの人はどうするんでしょうね。
まさか、息を止めて通過・・・・できる距離でもないですしね。

浄土平の駐車場も、夜間、ガスが滞留する可能性がある旨の注意書きがあります。
ちょっと下がった兎平の駐車場には注意書きがないので、泊まるならそちらでしょうか。
兎平には野営場もありますしね。

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周遊1時間と案内されていますが、
写真を撮りつつ、タイムラプステストを2度ほどやって、40分で1周してきました。
歩くだけなら30分くらいかな。

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吾妻小富士に登る前に、一切経山から見えた桶沼にも立ち寄ってみたんですが、
こちらは1周できたりするような遊歩道があるわけでなく、
ちょっとした展望場所があるだけでした。
もうちょっと高いと水面と紅葉という感じでいいんでしょうけど。
見晴らしは良くないです。


浄土平駐車場を出た頃には16時を回っていました。
出来れば、吾妻スカイラインを下りながら紅葉を・・・と思ったんですが、
ちょっと下ってすぐ雲の中突入って感じで、なんも見えませんでした。
登ってくる時に、帰りは青空できれいだろうと思ったんですけどねぇ。
予報程、青空が長持ちしてくれなかったです。
眼下に見える福島市は明るく日が射している感じで、下界は予報通りだったんだろうなって
思いましたが。
まぁ、浄土平にはまた機会を作って来てみたいです。
五色沼にも降りてみたいですしね。

【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】


タグ:福島県 α7

一切経山の紅葉 [山歩]

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一切経山登山の間に見られた紅葉をお送りします。
ちょうど磐梯吾妻スカイラインあたりは紅葉真っ盛り。
一切経山でもきれいな紅葉が見られました。

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前回載せた写真の別カットになりますが。
緑の中にポツンある避難小屋が、なんかちょっとメルヘン。

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避難小屋からちょっと登ったあたりから、酸ヶ平湿原を。
点々と赤く色づく紅葉が、緑の湿原にいいアクセントになっています。

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火山性ガスを噴き上げている浄土平から見える山は、
裏から見ると、こんななだらかな表情をしています。
階段上に植物が生えていて、まるで人工的に手入れされたかのようになっていますが、
これは「構造土植物群落」といって北海道の大雪山や南アルプスでも見られるそうです。

そんな珍しい植生より、表の荒々しさとは正反対の丸坊主っぷりに笑えましたが。

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じーちゃん、ばーちゃんと一緒に山登り。
浄土平駐車場から一切経山まで、あまり標高差がないことや、
1時間ちょっとで登れるということからも、気軽に登れる山かと思います。

しかし、今やっちゃいました・・・みたいに、腕を三角巾で吊って下山してくる方も見えたので、
足元の悪い、火山のガレガレ登山道ですから、十分に注意も必要かと思います。

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雲行きが怪しくなってきて、俺が下山している途中でも、
まだまだ多くの登山者が上を目指していました。

紅葉シーズンの土曜日ということもあるのでしょうけど、
休日の弥彦・角田並みにたくさんの人が登っています。
メジャーな山なんですね。

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登山道の途中から桶沼方向。
このあたりはちょっと紅葉のピークを過ぎた感がありますが、
晴れているともうちょっといい色に見えたかな?という気もします。

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登山道にはヤマハハコが真っ盛りって感じで、
ワサワサ咲いていました。

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よく足元を見たら、シラタマノキも、そこかしこで、白い花をつけていました。

・・・珍しく花の名前が書いてあるじゃないかって?

・・・・・・浄土平ビジターセンターに書いてありました。


登りは青空で良かったんですが、下りは雲に覆われてしまい、
紅葉の鮮やかさが出ないかと思いましたが、撮ってきた写真を見ると、
結構、鮮やかに色が出ていたので、良かったです。
今回、ピクチャースタイルは「風景」で撮影しています。

次回はちょっと(ほんのちょっと)一切経山を離れます。

【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】


タグ:福島県 α7

一切経山 [山歩]

福島県にある一切経山(いっさいきょうざん)に行ってきました。
俺がその山を知ったのは2年前、磐梯吾妻スカイラインの紅葉がきれいだと聞き、
フラフラっとやってきた時です。
その時に多くの登山者が登っているのを見て、浄土平からちょっと登れる山があるんだなぁ、と。
そのうち登りに来たいなと思っていました。
そして、山頂から見えるという「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼。
う~ん、それはぜひ見てみたい。

2年経ってやっと、登りに行くことができました。
しかし、台風接近により不安定な空模様。
天気予報では午後から回復しそうでしたが、果たして「魔女の瞳」を見ることができたのでしょうか?

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浄土平の駐車場に着いたのは昼前のことでした。
もう少し早く行動したかったのですが、元々、午前中は前日の雨が残る予報だったので、
昼からにかけていました。ので、まぁ一応、予定通りです。
道中はどんよりでしたが、いい感じに青空が広がってきましたし。

一切経山は右に見える山の奥に山頂があります。
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浄土平から、吹き出す火山性ガスを望遠レンズで。

一切経山は活火山です。現在も活発に噴気を上げています。
そのため、直登する登山道は閉鎖されていて、迂回コースから登ります。

上空をジェット機が飛んでいる様な音が常に聞こえています。
・・・・・・実際に上空を飛んでいる時もあるんですが・・・・・・
飛んでいなくても聞こえているので、やはりガスが噴き出す音の様です。

こんな時期なので、一応、気象庁のHPで確認したところ、
噴火予報レベル1(平常)とのこと。
(一切経山では載っていないので吾妻山ということで)
まぁ、いつ何があってもおかしくないのが火山だと多くの方が学んだと思いますが。
紅葉シーズンということもあってか、たくさんの登山者でにぎわっていました。

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振り返ると吾妻小富士。
こちらは、古い噴火口の跡ということになるのでしょうかね。
1周1時間ぐらいで、お鉢めぐりができます。
近くにいた山ガールが、「かっこえーーーー!」と言っていました。

わかります。やはり火山の風景ってかっこいいです。
通常の山にはない風景が見られるのが、火山の魅力ですね。

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吾妻小富士の隣にある「桶沼」も、こうして上から見ると噴火口の跡なのだと思います。
これだけきれいに鉢を作れるってことは、相当、活発に岩石を噴き上げたんでしょうねぇ。

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ちょっと登ると、平らなところにでます。
酸ヶ平湿原の入口あたり。

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右手に酸ヶ平避難小屋が見えてきました。

ここで避難小屋の方に曲がるのが一切経山への登山ルートになるんですが、
「立ち入り禁止について」という看板があって、ああ、ここが通行できないルートなのかな?
と、直進してしまいました。

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酸ヶ平湿原を行きます。
青空が気持ち良くて、ああ、いい日に来たなぁって、気分も浮かれてきます。

どこが迂回ルートなんだろう?
歩きながら、登山地図を取り出して確認し、ここで避難小屋に曲がるのがルートだと気が付く。
まぁ、天気がいいし、ちょっとこの先まで寄り道してから行くか、と、
そのまま直進。

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鎌沼です。
ここは噴火口の跡というより水が溜まった感じでしょうか??
いや、円形じゃないからそう思ったという素人考えですが。

なんだか、西の空に見える雲が、だいぶ厚そうだと気が付き、
鎌沼まで来ましたが、これは早めに一切経山を目指した方がいいかも?と思い、
速足で避難小屋まで戻りました。

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避難小屋の裏から、また急なガレガレの登りが待っています。

やべーなぁ、雲がかかり始めた・・・・・・
強い風が吹いていて、厚い雲がどんどん流れていきます。

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山頂手前で、登ってきた道を振り返る。
この荒野感がいいですよね。

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浄土平駐車場から1時間で一切経山山頂(1949.4m)に登頂です。
全部歩きです。俺は弥彦・角田と大会以外ではトレランはしないので。
マラソンで培った脚力を発揮してスピードハイクって感じですが。

山頂はすっかり雲に覆われてきたので、「魔女の瞳」は~~?
と、急いで五色沼が見下ろせる、山頂北側へ移動。

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見えました。「魔女の瞳」こと五色沼です。
日の射す角度で色が変わって見えることから「魔女の瞳」と呼ばれるようになったそうです。

右上の方に下界に見える町は福島市です。

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見えたのもつかの間、すぐに雲の中に・・・・・・

山頂からは直下に見える五色沼ですが、尾根道を通ってその横まで行くこともできます。
天気が良ければ降りてみたいところでしたが、強風と雲で断念。

断念したと言えば、上でカップラーメン食べようと持ってきたのですが、
ストーブが使える状況じゃなかったので断念。
菓子パンも持ってきていたので、どうにか腹をみたすことはできましたが。

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ものすごい強風の中でしたが、たくさんの登山客が、五色沼を見下ろしていました。
やはりここに登ったら五色沼を見ないと、って感じでしょうか?

そんな強風の吹きつける寒い中でしたが、待っていれば晴れ間が来るかも?
と、耐えていました。
プレイメモリーズのカメラアプリ「タイムラプス」を入れてみたので、
そのテスト撮影をしつつ。
一瞬でいいから晴れ間を~~と、願いました。
この時撮影したタイムラプス動画はYouTubeにアップしてあります。
5分間撮影したのですが、3秒ほどの動画にしかなりませんでした・・・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=c11lB6ExazA
まだテスト運用段階なので、今後、それなりに見られる動画ができるといいかなと思います。

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雲がほんの短い間でしたが、切れました。

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五色沼周辺もいい感じに色づいているようですね。

五色沼もきれいなブルーです。
どうなることかと思いましたが、なんとか「魔女の瞳」と目が合いました。
来て良かった。

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山頂の標識の近くにある「空気大感謝塔」
登山地図にも載っていて、なんだろうと思ったら、こんな感じでした。
気持ちよく晴れていたら、山頂からの眺めは空気に大感謝したくなるんでしょうが、
吹き荒れる強風に、とても感謝する気分にはなれませんでした。

これで雨が降ってないんだから、それは感謝するべきかもしれませんでしたが。

しばらく山頂で粘っていたのですが、西の空の状況が刻一刻と悪くなっていくので、
こりゃあ、今日はここまでだな・・・と下山を決意しました。
週末にウルトラマラソンを控える身で、風邪ひいてもしょうがないですし。


やっと念願叶った一切経山登山。
新潟市からはちょっと遠いですが、
気軽に火山のガレガレ感を楽しめる、いい感じの山でした。
そんなに登るのが大変な個所もありませんしね。
ただ、火山性ガスだけは注意しないといけませんが。
噴気情報は、浄土平にある「浄土平ビジターセンター」で見ることができますので、
心配なら登山前に立ち寄るといいかと思います。


今回は一切経山登山の登山部分中心にお送りしました。
次回は紅葉中心で送りします。

【α7】+【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】


タグ:α7 福島県

佐渡1周 その他 [雑記]

今回はただの無駄話です。
・・・・・・え?いつも無駄話だって!?

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44時間走った佐渡が離れていきます。
帰りの船も「おけさ丸」でした。
俺はもちろん、一直線に甲板行きです。

船が岸壁を離れる頃になると、
「甲板から遠ざかっていく佐渡を見ながら、あそこはこうだったなーって見るのがいいんだよね~」
と、言っていた女子優勝の「銀のねこ」さんが、甲板にやってきました。

お互いそれぞれに、遠ざかる島を見て物思いにふけります。
俺も、お邪魔しませんし、物思いにふける女性をこっそり撮ったりなんてしません。
手に梅酒を持ち、時折、地図を取り出して見ているようでしたが、
佐渡1周を6回完走し、これで2度目の女子優勝を飾った人は、
いったいどんなことを考えているんでしょうね??
まぁ、またどこかでお会いした時に伺いたいと思います。

俺はというと、両津湾は1夜目に走ったあたりだから、
ああー、ずいぶん歩いたなぁって思ってました・・・・・・反省しきり。
遠ざかる佐渡を見ながら・・・・・・ああっ!?

・・・・・・俺、昼間の船で帰るの初めてだ・・・・・・ということに気が付いたり。
いや、ホント、無駄話でスイマセン。

やがて銀ねこさんは、船内で佐渡1周の参加者が打ち上げの続きをやっているのに参加しに行き、
(それもまたこの大会の楽しみとのこと。まぁ俺も馴染みが増えたらそのうちに)
俺は甲板で、あー、疲れたなぁと、ベンチに横になったら、
新潟港に着くとこでした。
ああっ、俺の物思いにふける時間がっ。
疲労に勝てず。

ここからちょっと無駄じゃないかもしれない話。
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これが今年の佐渡トキマラソンの参加賞Tシャツです。
今回、佐渡1周を走った「着る装備」

頭・ノースフェイスのサンバイザー
 (蒸れるのでできれば何もつけたくないのですが、日差しを避けるために)
上・「佐渡トキマラソン2014」参加賞Tシャツ
 (WeLoveSADOって書いてあるから)
  アディダスのアンダーウェア
 (参加賞Tシャツだけだと擦れて困ることがあるので、下に一枚着てます)
 ユニクロのジャケット(正式名称忘却)
 (防寒着。真冬のランに使っているのですが、身体が温まるといいけど寒かった)
下・アディダスのハーフパンツ
 (ハーフパンツが好きです。かけ水があるなら短い方が冷やしやすいですが)
  CW-Xのサポートタイツ(エキスパート)
 (前はスタビライクス履いてましたが、1つ値段の安いやつに変えました。高いから)
靴・ミズノ ウェーブライダー17SW
 (ウルトラ用に履いているシューズです。今年の野辺山からはいているけどもうボロボロ・・・)
足首・「ニューハレ」というテーピングを2段階目まで貼ってみました。

ヘッドライト・ブラックダイヤモンド ギズモ
バックパック・モンベル クロスランナーパック15
ウェストポーチ・モンベル トレールランバーパック4

という装備でした。まぁだいたいいつもこんな感じです。

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これが選手説明会で渡される佐渡の地図です。A4。
佐渡全体図が1枚と、1/25000の地図が24枚。
これがなかなかの大荷物で、俺はジッパーの着いたクリアポケットに入れて、
丸めてバックパックに差してました。
銀のねこさんに、蛍光ペンでコースをなぞっておくといいと聞いたので、そうしてます。

ということで、次はバックパック・ウェストポーチの中身。
・「非常食」
 カロリーメイト2箱 アミノ酸ゼリー2個 キャラメル1箱
・「予備電源」
 赤色点滅灯用ボタン電池 ヘッドライト用単4電池 SONYモバイルバッテリー
 カメラ用予備バッテリー
・「雨具」
 100均の雨具
・「マイカップ」
 必携品になってます。エイドとかデカいペットボトルしかなかったりします。
 山で使ってる小さいマグを持って行きました。
・「SONY αNEX-5T」
 カメラです。最初はコンデジのつもりだったのに、なんだかんだでNEX持ってました。
 さすがに交換レンズは諦めましたが。
・「OLYMPUS TG-620」
 カメラです。(オイオイ
 マラソン用に使っている防水カメラで、メインカメラが壊れた時のための予備機。
 結局、使いませんでした。まぁ、もしものための装備だったので出番がなくていいんですが。
・「ミニ三脚」
 自撮り、夜景撮影用のつもりでしたが、結局、一度も使わず。
・「スマホ」
 今回も返信なしの一方的つぶやき投稿をFBにしていました。
 たくさんの応援コメントをいただいて、とても励みになりました。
 みんな、ありがとう。

必携品に「着替え・タオル」とありましたが、仮眠も、立ち寄り湯も寄るつもりがなかったので、
持ちませんでした。
あ、あと財布ね。俺は飲み物しか買わなかったので、そんなに額は使いませんでした。
中にはラーメン食べるとか、ソフトクリーム食べるとか、たらい舟乗るとか、見学するとか、
そんな用途がある人もいるので、持つべき額はその人によるかと思います。

自分の備忘録的な感じですが・・・・・・
何か参考になる方がもし奇跡的にいたら幸いです。

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寝ている間に、海上から見ると高いビルの数が数えられる県庁所在地が見えてきました。

カーフェリーを下り、路線バスで帰宅した頃は元気で、
これなら「福島潟感謝祭いけるかも!?」と、思ったら・・・・・・朝になってました。
10時間以上記憶なし。
それだけ疲れてたってことですね。

これにて、佐渡1周の記録、おわります。


【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】



佐渡1周 その6 [フォトラン]

「その1」から読む場合はコチラから
http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27

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第4エイドを出ると、前方に沢崎灯台が見えます。
これで佐渡の南端まで来たということになるでしょう。

「残りフルマラソンとちょっと!」と、もう少しでゴールな気分で第4エイドを出ましたが、
出てすぐに股ずれが再発して、走るに走れない状況に・・・・・・
エイドでワセリンを塗りなおした時に、タイツを履きなおしたのが悪かったようで。
タイツって密着しているのに、長時間動くと擦れるんですよね。
タイツの有効性は履いていてなんですが疑問に思っているんですが、
超長距離の時だけ、御守りのつもりで使用しています。
先のエイドでこうなった時も、身体を動かしてタイツの位置を調整していくうちに解消できたので、
ストレッチしたり引っ張って動かしてみたり、痛みのない位置にならないか四苦八苦。
そんな俺の様子を見ていた、後ろから来たランナーが、
「股ずれですか?」と声をかけてくれました。
はは、と笑ってそうなんです、と答えるしかありません。
まぁ、あとちょっとだからなんとか行きますよ、と彼を見送りました。
タイツがどうにかなれば、動けるのでこちらはそれまでの辛抱ですし、
残りはフルマラソンですしね。

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海の向こうにゴールのある大佐渡の南端が見えてきました。
おおー、あそこの裏がゴールだな。
あそこまで50kmちょっとかー、明日の朝までなら十分間に合うな~

自販機の前でランナーが止まっている。
俺はまだ8分目以上ボトルに残ってたので、ここはスルーかな・・・と通り過ぎようとしたら、
「この先10km以上自販機ないから、持ってなかったらここで買った方がいいよ」
と、声をかけてもらいました。
まだ水分には余裕があったものの、10kmないと言われると心配なので、
1本買ってバックパックにストックしておくことにしました。
以前に出たことがある方なんでしょうね。経験者のアドバイスはとても助かりました。

ウルトラのランナーって、みなさん結構気さくにこうして声をかけてくれるんですよね。
その辺もウルトラマラソンの魅力な気がします。
俺も、苦しそうに走っているランナーには声をかけたりしてはいますが。

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枕状溶岩の広がる海岸に「潜岩(くぐりいわ)」です。
その模様が特徴的ですね。

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先端のひとつだからアップダウンは仕方がない。
わかっているけど、ここまで150kmの道程を進んできたことを考えると、
足が進まないのも仕方がない。
しかし、走ってもこんな風景があちこちで見られるのでは、すぐに立ち止まる気もする。

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ようやくアップダウンを脱した感がありました。
日もだいぶ傾いてきました。

苦しんでいた股ずれも、ここまででようやく納まった感じで、少しずつ走れるようになってきました。
走れるようになるとそこそこペースも上がってきます。

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素浜海岸は単調なストレートが続きます。
長く続く砂浜に併走するほぼアップダウンなしの道が5km。
走りやすいと言えば走りやすいんですけどね。
追い越したランナーが「飽きますね・・・」とぼやいてました。
このくらいなら、新潟市の夕日ラインの方が単調だよなーと思えるので、
俺としては見慣れた感じで良かったのかも。

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海に日が沈むところです。

このまま海に日が沈むまで休憩にしよう、と思うものの、
この頃走れていたので、もうちょっと先、もうちょっと先・・・・・・と、止まれず。
素浜海岸を走りきると、銀のねこさんに「きっつい登りなんだよー」と聞いていた、
長い登りが待っています。
日が沈まない。休憩か?いや、上から見下ろすのもいいかも?
・・・・・・止まれないもんですね。
結局、せっせと坂を走って登り、そろそろ沈む時間、というところで海側が開けておらず、
せっかくの夕日が海に沈むところが見られる機会だったのに、見逃してしまいました・・・・・・

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そして日が暮れ、2日目の夜が始まりました。

ここからコースは海岸線を離れ、やや内陸側を進むことになります。
長い上り坂を進みます。
日が暮れたのでヘッドライトを出して進みます。
やがて歩道がなくなり、夕方で交通量の増えてきた国道。
こちらに気が付いていないのか、ギリギリであわててハンドルを切るような動きをする
車も多数。
進みにくい・・・・・・登っても、登っても終わりの見えない坂。
この坂、どこまで続くんだろう?
地図を出してみますが、さっぱり現在地の地名が地図上に見当たりません・・・・・・
あれ?おかしいなぁ・・・・
長い坂の始まる頃には、周辺に他のランナーも見えていましたが、
前後を見ても見当たらず。
もしかして俺、コースを間違えているんだろうか??
でも、ずっとまっすぐな1本道なので、間違えようもない・・・・・・
寒くなってきましたが、上着を出したくても、
歩道のない国道なので立ち止まっていられるスペースもなく、

・・・・・・あああ、もうやだ・・・・・・
現在地もわからんし、寒いし、暗いし、
ちょっと心折れてしまいました。

それでも時計を見て、時間としては十分間に合うハズなんだ・・・・・・
野辺山で習得したスキル「最後の1分1秒まであきらめない」発動です。
だから、足を止めることはありませんでした。
たとえコースを間違えていても、このまま真野まで行って、
そこから正しいコースに戻ってもいいじゃないか。

やがて海に面した歩道に出ました。
改めてバス停で地図を確認。
見つけた。
残りハーフマラソンちょっとのようです。
蘇りました一気に。
よし、行くぞ~~っ!と。
走りはじめました。
のこりハーフなら、ゴール目前も一緒です。あと3時間だな!

せっせ、せっせと早歩きな感じで走ります。
足が痛いのは気のせい。足の裏にだいぶ痛みが来ていたんですが、
気のせいだと思えば、痛いのは気のせいというか当たり前だと思えました。

ここで1つ、俺は大きな間違いをしていたことを発表させていただきます。
相川は、国仲平野を挟んで両津の反対側にある町だと思っていました。
相川ってこの大会をスタートしたあたりだったんですね・・・・・・

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やっと佐和田の街中に入ってきました。

ここまで走ってきましたが・・・・・・力尽きました。
あと少しなのに、全然進まない、と。
上の写真に写っている方々に追いついたり追い越したり。
思えば今日は、走りはじめるといいペースで進めて、歩きはじめるとガクッとペースが落ちる。
そんな感じでした。
同じ方々とすれ違っているので、そのことに気が付きました。
これをもう少し均等に力を配分できると違うんでしょうけど。

先行していた彼らに追いつくと、どうも交差点で道を悩んでいる様子。
「たぶん、こっちですよ」と先行します。

そして距離が200kmを越えました。
あと8km、大佐渡の南端を回ればゴールです。
相変わらず、彼らと追い越せ追いつけ(追い越すつもりは互いにないと思いますが)
俺も、進んでは足の痛みから減速する状況でしたので。
地図をみて行先を迷っている状況を見ては、あー、こっちですよ。とご案内。
「ここから最後の登りですよ」
と、聞きました。勝手に大佐渡南端は平坦で終わると思っていた俺は、
その言葉にがっくり。
そうですよね、4つの先端は山がちだと自分で気づいておきながらここだけ平らなんて
そんな都合のいいようにいきませんよね。

追いつくと、坂の途中で彼らが腰を下ろして休憩していました。
「あと少しだからちょっと休んでいきましょう」ということで、
俺も混ぜてもらいました。
俺はいつも単独で100kmウルトラに出ているので、今回も当然ひとりでゴールと思っていましたが、
このまま彼らと行くのもいいかもしれない・・・と思い始めていました。
ペース一緒だし。

やがて再出発。
一緒に行くのもいいかも・・・と思ったんですが、足の痛みからズルズルと後退。
あと8kmなんだけどなぁ。
いつの間にか彼らの姿も見えなくなってしまいました。

フラフラとセンターラインへ・・・・・・
あれ?寝てた!?
これはやばいです。ここまで来てまた睡魔との戦いです。
こ、ここまできて。
そうだ、眠くなったら走るんだ。
今朝、教えてもらった方法を思い出しました。しかし、走れるのか??
いや、もう走るしかない。
あとほんの数キロだろう。

走りました。
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橘集落からゴール方向。
ああ、きっとここからボウリングのピンが見えるんだろうなぁ、という場所です。
ボウリングのピンが道端にあって、ゴールまであと1kmちょっとの目印なんですよね。

あと1kmもあんのかい・・・・・・走れるのか?
いや、走らないと寝てしまうので、走るしかない・・・・・・
やっと「ホテルめおと」の建物が見えてきました。
着いた!着いたー!と思ってたら、先行していた彼らに追いつきました。
走ってきた俺を見て、たいそう驚かれてました。
いや、俺も驚きです。ここまできて走れるとは。

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ゴール地点「ホテルめおと」です。
しかし、スタートラインは駐車場にありましたが、ゴールラインというものはありません。
玄関前の階段を登り、ホテルのロビーに入ったところがゴールです。
(河岸段丘ウォークみたいだな)
208km走ってきて、ゴール前に階段・・・・・・
這うように登るんだろうと、予想していましたが、なんか、走って登れちゃいました。
階段の上に「銀のねこ」さんが立っていました。
ここでゴールするランナーの出迎えをしていたようです。
「おお!銀ねこさん!」と声をかけつつ、立ち止まる余力はなかったようで、
そのままロビーに「ただいまー!」と言ってゴール。

午前2時10分、ゴールしました。
44時間と10分の長旅が終わりました。

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ハヤシライスをいただきました。
ひさしぶりにまともな食事だった気がします。

銀のねこさんに「いやー、やっぱりしんどかったです」と報告しながら食べる。
ねこさんのタイムを聞いてやっぱり速いなーと、思う。
この時は頭もまわっていなかったので、すごいなーで終わってたんですが、
翌日、打ち上げで女子優勝だったと知りました。す、すげー・・・・・・

その後、風呂に入って汗を流し、
荷物と一緒に寝ました。
午前6時。大会の制限時間48時間です。
マナーモードになっていたと思っていた目覚まし時計が鳴る。
(周りで寝てた方お疲れのところスイマセンでした。設定し損なっていました)
眠い耳に外から歓声が聞こえてきました。
最終ランナーが帰って来たようです。
その歓声を聞きながら、俺はふたたび眠りに落ちていきました・・・・・・
なんで6時に目覚ましを設定したのか、よく覚えていないんですが。


本当に、長い、長い佐渡1周の道程でした。
スタートした時から体が重く、結局、ほとんど歩いてしまった気もしますが、
マラソンを始めた時から目標としてきた大会を完走できて良かったです。
200kmを走ることも初めてでしたが、夜通し走ることもそうですし、
経験不足を痛感する大会でした。
そりゃあ、初めてなので当然なんですけど、もうちょっとうまくやれたら・・・
と、思わずにいられないです。

ちなみに、大会から1週間ちょっとが経ちましたが、
いまだに達成感がありません・・・・・・
ウルトラを走った時って、結構そうなんですよね。
大変すぎて現実味がないというか、ゴールした瞬間は「ゴールしたぁ!」って思うんですけど、
本当にやったのかなぁ?って思ってしまいます。
で、後から完走メダルとか完走証を見て、ふつふつと達成感がわいてくるのですが、
今回はそういうものがないので・・・・・・
(写真つきの記録書が後日送られてくるそうです)

まぁ、身体に残った疲労が、あの佐渡1周の記憶をしっかり残してくれています。
1週間たってやっと、足のむくみとか治ってきた気がしますわ。


さて、次は100kmウルトラだなぁ~~~


【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】


佐渡1周 その5 [フォトラン]

「その1」から読む場合はコチラから
http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27

DSC00269.JPG

夜明けを迎えましたが、相変わらず睡魔との戦いでした。

気が付くとセンターラインの方へフラフラと歩いていたり、
ガサガサっという足元の異変に気づいて、ハッとするとガードレールにぶつかる直前だったり・・・
ああ、ガードレールのあるところで良かった・・・・・

後続のランナーに「だいぶフラフラしてるみたいだから気を付けてくださいね!」と声をかけられる。
だよねー、俺も自覚あります。
「なんて自分もそうなんで、走ってるんですけど」と彼は笑って言いました。
・・・・・・なるほど!
夜の間、眠くてフラフラしてたので、これは走らない方がいいだろう、と歩いていたんですが、
むしろ走った方がいいのかもしれない。
よっし、と頭のスイッチを切り替えて、眠くなったら走ることにしました。

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日本海を挟んで向こう側にいつもの西蒲三山。
この写真もいっぱい撮ったと思ったんですが、結局、カメラにあったのは1枚だけでした。

西蒲三山がとてもきれいに見えて、そこから左右に続いていく小さな山々も、
見えていたんですが、山のてっぺんだけはっきりみえて、島が浮いているように見えていました。
(これを後で、蜃気楼が見えたと聞いたんですが、蜃気楼とはまた違う気がします)

じつは、昨夜、ヘッドライトを取り出したあたりで、サンバイザーを落としたらしく、
さすがにそんなものの予備は持ってないので、2日目は曇ってくれねーかなと思っていたのですが、
日の出とともに晴れ渡っていく空。
日差しがきついです・・・・・・

さて、走り始めてから、やっと頭がすっきりしてきました。
なーんだー、もっと早くからこうしていればよかったです。
やっぱりランナーだから走っているのが一番いいんですね。

DSC00270.JPG

佐渡南岸も、内海府のように多少のアップダウンはありつつも、
ダラダラと長く続く道のりな感じです。

でも、夜と違って、眩しすぎる青空や青い海を見ながらのランなので、
気分的にだいぶ違います。
やっぱり夜走るって大変なんだなぁ、と思い知りました。

海のむこうに灯台。お、あそこがエイドかな??
と、走っていったんですが、それらしき場所がない。
地図を広げてみると、

DSC00271.JPG

もう1個先でした。
ちょっとがっくりきたものの、眠気を脱してからは気分よく走れていたので、
さっさと行きますかー。と走り続けます。

DSC00272.JPG

7時50分。127.6km地点、第3エイド「多田海浜公園」に到着です。
前日の日中走りながら考えていたところでは、夜のうちにここまで走ってしまって、
ここでのんびり日の出まで休もうかと思っていたんですが、ちょっと遅れてしまいました。
なので、食事と飲み物をいただきながら、食べたら出発するつもり。

笹だんごやらをいただいていると、驚愕の情報が飛び込んできました。
「もうゴールした人がいるって」
・・・・・・ハイ?
あまりにも早すぎて、ホテルの玄関も鍵がかかっていたらしいです。
男性2人の同時ゴールだそうで・・・・・・
しかし、彼らはこのあと22時間どうしていたんでしょう?


「もうここからなら歩いても間に合うよ」
そんな声が聞こえてきました。
確かに残り22時間で80km。普通に歩いても間に合う気がします。
でも、できればもう一晩走るのは避けたいなと思い始めたので、走って再出発。

DSC00276.JPG

佐渡の酒といえば「北雪酒造」さんです。
ここでは、試飲もできたりするそうで、中に、いかにもランナーの格好をした人がいたのが見えたんですが、
ビールと違って日本酒は飲めるけど、さすがにマラソン途中で飲む気にもなれず、
スルーです。
参加賞、「越乃寒梅」より「北雪」の方が良くないですか??
寒梅は昔から全国的に有名で、瓶だけでも欲しいという方もいたくらいだそうですから、
他県からいらっしゃる方には寒梅が嬉しいのかもしれませんけどね。
俺はやっぱりどうしても超地元感が・・・・・・その辺のスーパーで買えるし・・・・・・
もちろん「北雪」もスーパーで買えるんですけど。

DSC00277.JPG

まだまだ続く佐渡の道。
自販機で飲み物飲みつつ、稲刈りが盛んな田んぼを見ながら、
高いところから見ると棚田になっていてきれいなんだろうなーとか思いを馳せつつ、
テクテク進みます。

走りながら今後のスケジュールを立てる。
昼くらいに小木に着いて、14時には小佐渡南端を回りこんで、日没くらいに真野、
あとはゴールまで、かな。
・・・・・・距離も確認しないで、イメージだけで考えた、まったく根拠もないスケジュールなんですけどね。
佐渡南岸って外海府の海岸線より短いと思ってたけど、じつはそんなに変わらないんですよね。
で、先ほどの127kmのエイドがもうちょっと進んだところのイメージだったんですけど、
実はまだまだ南岸を3分の1くらい進んだ程度のところだったようですね。

DSC00280.JPG

赤泊からすぐだと思った小木も、なかなか遠いもんですね。
12時頃に小木に到着です。
おお!?根拠ないのに12時に小木に着いた!と驚きました。
自分でたてたスケジュールに驚いていてどうすんだって感じですが。

「150kmを過ぎましたね!」と追い抜いて行くランナーに声をかけられました。
そうですね、あと少しですね!
・・・・・・あと50だから少しと思えるほど、俺の距離感覚はおかしくなっています。
ほら、4分の1だと思えば少ない気がするじゃないですか・・・・・・

ちょうど佐渡汽船のカーフェリーが入港してきました。

DSC00282.JPG

小木に入港するのは、佐渡の小木港と上越市の直江津港を結ぶカーフェリー「こがね丸」です。

新潟~両津の航路しか乗ったことがありませんが、
寺泊~赤泊とか、直江津~小木で佐渡に渡って、観光するのもいいかもしれませんね。

小木には佐渡の名物「たらい舟」があり、ここで乗っていくランナーもいるそうなんですけど、
ちょっと余裕がないのでスルー。
その気になれば、いつでも乗りに来られるし、と思って。

その「その気になればいつでも来れる」が新潟県民にとって、
佐渡を「近くて遠い島」にしている最大の要因な気がしますケド、ね。

DSC00289.JPG

小木からはなかなかな登りが待ち構えていました。
だんだんわかってきました、佐渡って4つの先端辺りは非常に起伏が多くて、
その他の海岸線って、ゆるやかなんですね。
ということで、登りながら、小佐渡の南端に近づいてきたのだと、身に染みる。

宿根木に入ると、佐渡1周線を離れて、狭い昔ながらの家並みが見られる場所へ入っていきます。
これがまぁ、迷路の様でして、どっちだよ!?と思いながら小道を進む。
ええい!ままよ!と進んで、最短ではなかったけど、再び佐渡1周線に戻れました。

DSC00291.JPG

海岸線を離れ、高台を進んでいるようです。

幸い、疲労感はあるものの、身体のどこかに走るのが苦痛な痛みが出ているわけでもなく、
すっかり眠気なんて、この時間になると感じなくなっていたので、
急な坂道は無理せず歩くことにしていたものの、それなりに進んでいました。
今回、GPSは持ってないので実際のペースはわかりませんが。

DSC00292.JPG

新潟市民にも珍しいものになってしまったはさ木なので、ついつい写真に撮りたくなります。
佐渡は天日乾燥が主流なんでしょうかね??
もしくは天日干しをウリにしているものなのか。

DSC00294.JPG

長者ヶ橋の上から深浦です。
橋の向こうにエイドがあるので、走ってないで写真を撮っているのが丸見えなんですが、
まぁ、こんな風景撮らずにはいられませんよね。

DSC00304.JPG

14時9分。159.8km第4エイド「深浦展望台」に到着です。

なんてことでしょう、あのテキトースケジュール通りで進んでいます。
ここまでくれば残りはフルマラソンちょっとです。
127のエイドでは「全部歩いても間に合う」と言われてもピンとこなかったんですが、
今度は、もう大丈夫だという安心感がありました。
ということで、ここでゆっくり休むことに。
食べるものをいただいて、飲み物のんで、トイレに行って、ワセリン塗りなおして。
展望のいいところなので、気分も晴れてきます。

ここで夜明けに「フラフラしてますよ」と声をかけてくれたランナーに追いつかれました。
眠気覚ましに走っていたら、彼を追い越していたみたいで。
最初、誰だかわからなかったんですが(失礼)話しているうちにあの彼だとわかり、
おかげで目が覚めました!とお礼を言いました。
ほんと、あそこで声をかけられなかったら、ずっとフラフラしてたんでしょうね。

DSC00301.JPG

今、15時だからあと2時間ちょっとで日没かな?
まぁ、真野は無理だとしても、夕日が海に沈むのが見られると良いなー、
そんな呑気なことを考えながら、
よーし、あとフルマラソンちょっと~!とエイドを出発しました。

今回はここまで。
その6に続く ⇒ http://hasekururu4th.blog.so-net.ne.jp/2014-10-03

【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】


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