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白根大凧合戦 [新潟の風景]

新潟市南区で開催された「白根大凧合戦」を見に行ってきました。
今月7日のことです。
だいぶ強い風も吹いているし、今日は凧合戦日和じゃないかな!?と思いながら、
中之口川の堤防に行ったのですが・・・・・・

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あれ?巻凧しか上がってないなぁ・・・・・・
大凧も上げているけど、うまく上がらない様子。

この大凧合戦、中之口川を挟んで白根(しろね)側と味方(あじかた)側に分かれて戦うのですが、
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味方側は、大凧を立ち上げるのにも苦労している様子。
良い風吹いているなと思ったんですが、どうやら風が強すぎるようで、
凧は立ち上げられただけで、ばきっと風の力で骨組みが折れてしまっているようでした。

やがて、どうやら、「合戦」はこの風では無理。という判断になったようです。
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味方側の凧が、橋を渡って白根側に運ばれていきます。

大勢で凧綱を走って引っ張り、大凧を上げます。
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凧の綱を引く人たちの列と凧綱の角度が、この日の風の強さを表しているようです。

本来、川の両岸から大凧をあげて、川の上で綱を絡ませ、絡まったところから真の戦いが始まります。
両岸から凧綱を引っ張って、ブツッと凧綱が切れるまで引っ張るのです。
だから「凧合戦」。ただの凧あげ大会ではありません。

この日は、結局、白根側からあげて、戦うことなく強風にもまれ、川に落ちる・・・という感じでした。
近くにいた方が「消化試合みたいなもんだな・・・」と言ってました。
その日のうちに上げる分の凧があるんでしょうかね。
凧には結婚祝いとか、孫が生まれた記念とか書かれていて、何かおめでたいことがあると、
凧に書いてあげるようです。
片貝で、おめでたいことがあると花火を上げるみたいなもんでしょうかね?

実は今年は、この日までの3日間、風の状態が思わしくなく、3日間勝負になってなかったらしいです。
翌8日日曜日は、そんなに風も強くなかったようですし、最終日は「合戦」になったんでしょうか?

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大凧がそんな感じでしたので、巻凧の方を見に行くことにしました。
大凧の合戦はできていないようですが、巻凧の方は何戦も成立しているようです。

しかし、強風のため、堤防を飛び越えて、味方側の民家上空での空中戦に・・・・・・
白根側は、あげれば対岸まで凧は風に流れていきますが、
味方側は、巻凧も上げた途端、真横に吹っ飛んでいくという状態で、
それは上げているのか?って言う感じにも見えなくもなかったですが。

しかも、風向きも定まらず、凧のコントロールも難しく、
時折、上空から巻凧が急降下で堤防を急襲してきますので、
ファインダーをのぞきつつ、常に頭上に注意を向けていないと、怪我しますから注意です。


それでもどうにか上がった凧を、白根側からの巻凧の凧綱に絡ませて、
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がっしり凧が絡み合いました。

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大凧ほど人数はかかっていませんが、巻凧での戦いも迫力は感じることができました。

せっかく行ったのに合戦が見られなかったのは残念でしたが、
巻凧の方は、厳しい環境ながら、熱のこもった合戦を見ることができたので、
大変満足することができました~
ただ、風向きと相性が悪くて、凧の裏側ばかりしか撮れなかったのが残念でありますが。

【α7】+【70-300mm F4.5-5.6 G SSM】


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