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北向観音 [旅行記]

長野県上田市の別所温泉にやってきました。
温泉に入りに来たわけではありません。
ここに「北向観音」という観音様がいるのです。

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半月前に善光寺の御開帳に来た際に書きましたが、
善光寺だけをお詣りして、北向観音に来ないと「片詣り」になる。
と、言われています。

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門前はすっかり寂れてしまいましたね。
わずかに土産屋と、蕎麦屋があるのみ。
「北向観音」は「厄除観音」として伝えられていて、
周辺のお土産屋さんでは「厄除まんじゅう」が売られています。

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「北向観音」です。
お堂の入口が北に向いていることから、北向観音です。
なぜ、北を向いているかというと、
善光寺の観音様と、ちょうど向かい合うようになっているんです。
それで、片方だけしか行かないと「片詣り」になるなんて言われるんですね。

どれだけ一般的な話なのかはわかりませんが、
上田に住んでいた時のアパートの大家さんが、
「昔は正月になると、北向観音に行って、それから善光寺まで歩いて2年詣りに行った」
のだそうです。
上田市から長野市まで40km。
それぞれの観音様まで入れたらたぶん50kmになるかも。
「帰りは電車で帰ってくる」と大家さんは言っていましたが、
それでもなかなかな距離ですよね。

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北向観音からの上田市街地方面。

このブログを長年読んでいる方はご存じかもしれませんが、
上田市は学生時代に4年間暮らした町で、いまでも「こころのふるさと」と思っている場所です。
当時は、気が向くと、自転車で北向観音まで来て、ここから景色を眺めるのが好きでした。

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北向観音境内。

古くからの信仰の場所ではありますが、善光寺のように広くはありません。

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それでもこんな立派な(?)お堂や。
(入れるんだっけここ?)

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「不動堂」なんてのもあります。

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映画で使われたというか、ここが舞台だったのか、
ある年代以上の人にはたまらんらしい「愛染かつら」の木。

俺は世代的に、その話には「ふ~ん」って感じですが、
立派な大木です。

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何度も来ていながら、今まで知らなかったけど、
ここって温泉がひかれてるんですね。
いつから?以前から??
しっかり「温泉成分表」まで掲示されていました。

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境内の下は立派な石垣。
かつての繁栄がうかがい知れますね。

善光寺のようなデカいお寺と比べると、
相対しているわりに、こじんまりとしてるなって感じもありますが、
ここの雰囲気、昔から好きなんですよね。
上田にくるたびに、ふらっと立ち寄る場所です。


これで善光寺と北向観音どちらも参拝できました。
これで御開帳参拝は完了ですね。

このあと別所温泉をちょっと歩き回ったのですが、
その話はまたいずれ。

【α7 II】+【Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS】【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA】


タグ:α7 II 長野県
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