雪の美人林 [新潟の風景]
今年最後の休日、長岡まで行ったのですが、
ここまで来たら、美人林まで行くかーと、十日町市へと足を伸ばしました。
(どういう距離感でそういう目的地になるんだかね)
道中は、さすが雪国の本場ですね。建物の1階部分くらいまでは軽く埋まってました。
で、案の定、美人林への道も除雪されていませんでした。
ですが、これは想定していました。
きっと隣にある「森の学校キョロロ」の駐車場は除雪されているだろうから、
そこからゴム長で歩こう、と。
というわけで、樹の上からの雪に備えて、雪はそんなに降っていませんでしたが、
傘をさして、ゴム長に履き替えて、キョロロから美人林を目指します。
無雪期であれば、徒歩数分という道のり。
雪があっても、写真を撮りに来る人はたくさんいるだろう、と思っていましたが、
案の定、先駆者が道を付けてくれているので、それをたどっていきます。
美人林の駐車場前にある、産直販売所やらトイレやらある広場です。
こうして見ると、積雪は2mまではなさそうというくらいでしょうか。
前の人が道を作ってくれていて助かるなぁ・・・なんて、ゆっくり歩いているのですが、
雪国の方ならわかると思いますが、同じ道をたどっているのに、
ズボォウッ
っと、いきなり長靴の丈くらいハマることがあります。
なんでしょう、体重のせいでしょうか?・・・カメラバッグも担いでるしね。
何度かハマりながら、杉の木の向こうを目指します。
駐車場から入ると、まずは目の前にあるのは杉の木なんですよね。
その向こうに、ブナ林が広がっているんです。
美人林の中に入ると、ハマる回数が増えてきました。
しかも、それまで長靴の丈くらいだったのが、膝まで潜るのが当たり前に。
しかし、ブナ林を目の前にして、撤退できるものか~~!
どうにかブナ林にたどり着きました。
この間、美人林に来た時は、まだ紅葉が始まりかけくらいの時でしたが、
すっかり葉は落ち、雪が積もっていました。
林の中は雪が少ないんじゃ?と思いましたが、
そんなことはありませんでした。
入ってすぐにある「美人林」の看板が見当たらないので、
おそらく、森の外と同じくらいの積雪があるのだと思います。
このままブナ林の中を歩いていくつもりだったのですが、
先駆者の足跡は、ブナ林の入口で途切れていました。
もっと奥の方まで雪があっても歩いていく人がいると思ったんですが・・・・・・
もしくは降った雪に埋まってしまうのかもしれません。
しかたないな、ここからはラッセルだ!
ズボオゥッ!
1歩歩くと足の付け根まで埋まります。
なんとか、ちょっとずつ進んでみたんですが・・・・・・
3m程で挫折しました。ゴム長じゃ無理です。
ちなみに俺のほかには誰もいません。
歩いてなくても、カメラを構えてファインダーを覗いていると・・・・・・
突然、足が沈んだりします。
おお~~~うっ!
樹上からの落雪を避けるために、傘をさしているのに、
デカい雪の塊が、カメラを直撃します・・・・・・なんでや・・・・・
ブナ林はずっと奥まで続いているのですが、とても俺の装備では進めそうにありません。
足跡が少なくなってきたあたりで、俺は気づいてしまいました。
先駆者はどうもスノーシューを履いていたようです。
そりゃあ、これだけ雪があっても進めるよなぁ。
その足跡をうまく伝っていきたいのですが、
ゾボオオゥツ!
なんの!まだもう片方の足がある!!
ズボオウッ!
・・・・・・両足ハマる・・・・・・なんてこともしばしば。
なんか、つらいを通り越して楽しくなってきてしまい、
誰もいない雪のブナ林に、俺の笑い声が響いてました。
楽しすぎる。
それでも脚力だけで脱出できるのは、日ごろランニングで鍛えた脚力と、
子供の頃、豪雪地帯で暮らしていた時の経験のなせる技ですね。
前から「雪の美人林」に来たいと思っていたものの、
やはり新潟市内とはレベルの違う積雪量を考えると、なかなか来ることはできませんでした。
松之山は新潟県でも雪の多いところですし、
隣町の津南は、今月初めころは「(今シーズンの)積雪量日本一」でニュースに度々出ていましたからね。
それがなんか今回は、もう「美人林に行くことしか考えられない」って頭で松之山まで来てしまいました。
昨シーズンから、雪の弥彦角田でゴム長登山をしていて、
なんとなく、ゴム長さえあればどうにかなる!って頭にあったせいかもしれません。
実際に来てみて、ああ、やっぱりゴム長じゃあどうにもならんな・・・って思いました。
そりゃそうですよね。
でも、期待を裏切らない積雪量に、なんか満足しました。
ほんと、ブナ林の入口くらいまでしか入れませんでしたが、
思っていた通り、静まりかえった雪のブナ林、素敵な場所でした。
もっとじっくり居たかったけど、15時頃に着いたのと、
雪との格闘でこれ以上はいられない・・・と思って、あまり滞在できませんでした。
装備を改めることが出来たら、また来て今度はじっくり見たいですね。
ちなみに「森の学校キョロロ」駐車場の降雪状況は、
キョロロのHPにあるライブカメラで確認することができます。
http://www.matsunoyama.com/kyororo/
もちろん夜間は見えませんのであしからず。
【α7 II】+【Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS】【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】
【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA】
ここまで来たら、美人林まで行くかーと、十日町市へと足を伸ばしました。
(どういう距離感でそういう目的地になるんだかね)
道中は、さすが雪国の本場ですね。建物の1階部分くらいまでは軽く埋まってました。
で、案の定、美人林への道も除雪されていませんでした。
ですが、これは想定していました。
きっと隣にある「森の学校キョロロ」の駐車場は除雪されているだろうから、
そこからゴム長で歩こう、と。
というわけで、樹の上からの雪に備えて、雪はそんなに降っていませんでしたが、
傘をさして、ゴム長に履き替えて、キョロロから美人林を目指します。
無雪期であれば、徒歩数分という道のり。
雪があっても、写真を撮りに来る人はたくさんいるだろう、と思っていましたが、
案の定、先駆者が道を付けてくれているので、それをたどっていきます。
美人林の駐車場前にある、産直販売所やらトイレやらある広場です。
こうして見ると、積雪は2mまではなさそうというくらいでしょうか。
前の人が道を作ってくれていて助かるなぁ・・・なんて、ゆっくり歩いているのですが、
雪国の方ならわかると思いますが、同じ道をたどっているのに、
ズボォウッ
っと、いきなり長靴の丈くらいハマることがあります。
なんでしょう、体重のせいでしょうか?・・・カメラバッグも担いでるしね。
何度かハマりながら、杉の木の向こうを目指します。
駐車場から入ると、まずは目の前にあるのは杉の木なんですよね。
その向こうに、ブナ林が広がっているんです。
美人林の中に入ると、ハマる回数が増えてきました。
しかも、それまで長靴の丈くらいだったのが、膝まで潜るのが当たり前に。
しかし、ブナ林を目の前にして、撤退できるものか~~!
どうにかブナ林にたどり着きました。
この間、美人林に来た時は、まだ紅葉が始まりかけくらいの時でしたが、
すっかり葉は落ち、雪が積もっていました。
林の中は雪が少ないんじゃ?と思いましたが、
そんなことはありませんでした。
入ってすぐにある「美人林」の看板が見当たらないので、
おそらく、森の外と同じくらいの積雪があるのだと思います。
このままブナ林の中を歩いていくつもりだったのですが、
先駆者の足跡は、ブナ林の入口で途切れていました。
もっと奥の方まで雪があっても歩いていく人がいると思ったんですが・・・・・・
もしくは降った雪に埋まってしまうのかもしれません。
しかたないな、ここからはラッセルだ!
ズボオゥッ!
1歩歩くと足の付け根まで埋まります。
なんとか、ちょっとずつ進んでみたんですが・・・・・・
3m程で挫折しました。ゴム長じゃ無理です。
ちなみに俺のほかには誰もいません。
歩いてなくても、カメラを構えてファインダーを覗いていると・・・・・・
突然、足が沈んだりします。
おお~~~うっ!
樹上からの落雪を避けるために、傘をさしているのに、
デカい雪の塊が、カメラを直撃します・・・・・・なんでや・・・・・
ブナ林はずっと奥まで続いているのですが、とても俺の装備では進めそうにありません。
足跡が少なくなってきたあたりで、俺は気づいてしまいました。
先駆者はどうもスノーシューを履いていたようです。
そりゃあ、これだけ雪があっても進めるよなぁ。
その足跡をうまく伝っていきたいのですが、
ゾボオオゥツ!
なんの!まだもう片方の足がある!!
ズボオウッ!
・・・・・・両足ハマる・・・・・・なんてこともしばしば。
なんか、つらいを通り越して楽しくなってきてしまい、
誰もいない雪のブナ林に、俺の笑い声が響いてました。
楽しすぎる。
それでも脚力だけで脱出できるのは、日ごろランニングで鍛えた脚力と、
子供の頃、豪雪地帯で暮らしていた時の経験のなせる技ですね。
前から「雪の美人林」に来たいと思っていたものの、
やはり新潟市内とはレベルの違う積雪量を考えると、なかなか来ることはできませんでした。
松之山は新潟県でも雪の多いところですし、
隣町の津南は、今月初めころは「(今シーズンの)積雪量日本一」でニュースに度々出ていましたからね。
それがなんか今回は、もう「美人林に行くことしか考えられない」って頭で松之山まで来てしまいました。
昨シーズンから、雪の弥彦角田でゴム長登山をしていて、
なんとなく、ゴム長さえあればどうにかなる!って頭にあったせいかもしれません。
実際に来てみて、ああ、やっぱりゴム長じゃあどうにもならんな・・・って思いました。
そりゃそうですよね。
でも、期待を裏切らない積雪量に、なんか満足しました。
ほんと、ブナ林の入口くらいまでしか入れませんでしたが、
思っていた通り、静まりかえった雪のブナ林、素敵な場所でした。
もっとじっくり居たかったけど、15時頃に着いたのと、
雪との格闘でこれ以上はいられない・・・と思って、あまり滞在できませんでした。
装備を改めることが出来たら、また来て今度はじっくり見たいですね。
ちなみに「森の学校キョロロ」駐車場の降雪状況は、
キョロロのHPにあるライブカメラで確認することができます。
http://www.matsunoyama.com/kyororo/
もちろん夜間は見えませんのであしからず。
【α7 II】+【Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS】【Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS】
【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA】
タグ:α7 II
新雪の深雪対応に、スノーシューorワカンを買おう♪
ワカンならホームセンターでも売ってるけど走れない。
でもリーズナブル。
踵が浮くタイプのスノーシューなら、
スノーランも出来るけど、ややお高い。
その気になったら是非買ってみて~♪^^
by 銀のねこ (2015-01-03 23:10)
銀のねこさん>>
スノーシューいいですよね~
この日から、やっぱりスノーシューいるなぁ!と思って、検討に入ってます^^;
そっか、踵が浮くタイプとそうでないのがあるんですね。
いい情報ありがとうございます。
どうせ買うなら走れた方がいいですよね。
by hase (2015-01-05 11:34)