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フルサイズセンサーと私 [雑記]

お待たせしました(?)SONY「α7」の使用レポです。
・・・・・・いや、誰が待っているのか知りませんが・・・・・・

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Eマウントはフルサイズセンサーも搭載できる。
そんな噂は、Eマウント誕生当時から聞こえては来ましたが、
まさか本当に乗っかる日が来るとは。

俺がレンズ交換式カメラを始めた時、フルサイズのセンサーは、プロが使うカメラくらいしかありませんでした。
アマチュアが手が届きそうなところでは、キヤノンのEOS5D(mark1)がありましたが、
それだって数十万円はする代物で、とても手の届く存在ではありませんでした。
それがついに、ちょっと頑張れば買えそうな値段になったのが、α7です。

でも、APS-Cでも十分な写りだし、フルサイズはいらないなー。
そう思っていました。

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今年の1月のことでした。
Aマウントの「DT 50mm F1.8 SAM」を大変気に入っていた俺は、
そろそろ50mm単焦点のいい奴を導入しようかな、と、「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」を
買いに出かけたのです。
コレをNEX-7で使うつもりでした。
店頭での価格交渉の中で、
店員「ボディも今日買っていただけるのであれば、ここまで下げます!」
ま、マジですか・・・・・・

店員さんの頑張りに負け、ボディまでお買い上げでした。
しかも、「縦位置グリップ」までも。
まぁ、以来、価格をチェックしていますが、ボディ、レンズともに、
最安値よりも安い値段(その店のネットショップで)での購入だったので、
悪い買い物ではなかったと思います。
縦位置グリップは、それで発生したポイントで交換してきたので、タダみたいなもんでしたし。

俺のフルサイズデビューは完全に勢いでした。

DSC04578.JPG

「α7」には登場当初、「α7」と、
3600万画素でローパスレスのセンサーを搭載したバリエーション機「α7R」がありましたが、
そこまでの高画素機はいらないと思っていたのと、単純に価格で「無印α7」に決まりました。
カメラ雑誌などで、無印でも十分な解像度と評されていたのもありましたし。
フルサイズを検討する中で、いっそAマウントの「α99」でもいいんじゃないか?と思ったんですが、
それも単純に価格の問題で検討対象外になりました。「R」より高いんだもの。
現在、高感度に特化した「α7S」が登場し、α7は3兄弟になっています。
またもうすぐ新しい弟が生まれそうですが。

無印は2400万画素。
センサーサイズは違いますが、NEX-7と同じ画素数です。
使用用途がほぼネットのみですし、プリントするのもKGサイズ(ハガキ大)が中心で、
たまに2L判を使うくらいですから、用途上は2400万でも多いくらいだと思います。

DSC04568.JPG

ストラップの三角環が指に当って押しにくいシャッターボタン。
・・・まぁ、これは一番最初こそ違和感がありましたが、慣れでどうにかなりました。

慣れなかったのが、シャッターボタンの横にある「カスタムボタン1」ですね。
ファインダー覗いて指だけ動かしてても見つけられない、押しにくい・・・と、
最終的には、俺はこのカスタムボタンは使うことを諦めていました。

DSC04562.JPG

物議をかもしたボディのデザインですが、
元々、「Eマウント」や「RX1」の外付けEVFが台形でしたから、
それを固定式にしたと思えば、こんな形じゃないの?と思って、特別気になりませんでした。
むしろ、縦位置グリップを付けた時の形がとてもかっこよく見え、
それもあって縦位置グリップも最初から導入したんです。
このサイズになると、ペンタ部の形なんて小さなことに見えます。
でもまぁ、本体だけでカッコイイか?と聞かれると、
かっこよくはないけど、別にかっこ悪くもないと、曖昧なラインだと思いますが・・・・・・

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フルサイズなのにこの薄さって~!!
というボディ。
液晶モニターもチルトするので、とても便利です。

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α700を使っていたこともあってか、「クイックナビプロ」が搭載されているのは便利でした。

α7を使い始めてから、メモリーカードを買い換えました。
これまで、家電量販店でワゴンセールになっている、やっすいメモリーカードを使っていたんですが、
さすがにフルサイズのデータ量を扱うには速度が遅すぎて、
別の操作をしようとしても「現在、保存中です」とメッセージが出てなかなかできないので、
少しいい奴に買い換えました。
容量は相変わらず8GBとかの低容量ですが。
JPEGでしか撮らないので、8GBでも持て余すくらいです。

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つけた姿が気に入って導入した縦位置グリップ。
α55やNEX-7の頃から、縦位置グリップがあるともう少し持ちやすいのに・・・・・・
と思っていて、俺の中で「あると便利そうな道具ランキング」に入っていたのも、
最初から導入した理由でした。

カートリッジにバッテリーを2個装着できる優れものです。
これにはとても助けられました。
冬場、気温が低いのと消費電力が大きいので、みるみるうちに残量は減っていきます。
で、容量が50%をきるくらいになると、動作が安定せずに「電池切れです」なんて言い始めます。
(NEX-7では20%くらいから怪しくなります)
その点、2個入っているので、勝手に2個目に切り替わるので、安心でした。


しかし、縦位置グリップの欠点は、なんといっても大きく重くなること。
小型軽量がウリのミラーレスなのに、それを打ち消してしまいます。
ボディサイズも重量も1.5倍くらいになっちゃうんですもの・・・・・・
しかし、最初から導入した手前、やっぱりいらないなんて簡単に言えず、
意地で使い続けました。

ボディ同様に「防塵防滴に配慮」されている縦位置グリップですが、
八方池で雨の中撮影したあと、バッテリースロットの蓋を開けたら、水がぽたぽたと・・・・
まぁ、たぶん蓋の内側に入り込んで付着していただけだと思うんですけどね。
見れば、ボディ、縦位置グリップともに開閉する蓋の裏を見ると、
これが「配慮」なのかな?という、ちょっとしたでっぱりがあるくらいなんですよね。
その程度の防塵防滴機能しかないってことですよ。
もともと、防水をうたってもいませんしね。過度な期待は禁物です。

DSC04554.JPG

あと、手のひら全体でカメラをホールドできるのはいいんですが、
手のひらが縦位置グリップ側のシャッターボタンに当ってしまい、AFが動いてしまいます。
なので、基本、縦位置グリップのスイッチはオフにしていました。
しかもさー、縦位置で撮る時も、俺、縦位置側のボタン使わないんだよね・・・・・・

とまぁ、縦位置グリップに関しては、バッテリーが2個入るのと、
見た目以外は、印象はあんまりでした。
あー、あと、NEX-7ではグリップのラバーが自分の身体と擦れているうちに、
下からはがれてきてしまったので、それを防止するためにも、
α7では縦位置グリップは付けたままでした。

あ、そうそう、あと縦位置グリップを付けていると、これまで使っていたカメラバッグに収まらなくて、
バッグに収納する時には、ボディキャップ替わりに薄いEマウントレンズを付けて収納していました。
ほんと、もう意地で使ってたなぁ。

DSC04583.JPG

せっかくボディが小さいのに、レンズがデカいと言われるEマウント。
それは大型のセンサーを搭載しているからまぁしょうがないと思いますし、
フルサイズ用のレンズとしては、十分に小さい気がします。
隣はAマウントのAPS-Cセンサー専用レンズ「DT 16-105mm F3.5-5.6」
俺としては許容範囲内の大きさ、重さです。
ボディもα55くらいまでなら大きくなってもいいかな、と思います。
・・・・・・α55はAマウントでは最小の部類ですが・・・・・・


実は、勢いで買ってしまったものの、完全に持て余していました。
フルサイズ用レンズは高いし、今後、維持していけるのだろうか??と。
何度も、早いうちに売り飛ばしてしまおうか、と思いました。
それが解消されたのは、つい先日のことです。
これまで最初に出たズームレンズ以外は、ZAやGのブランド付きだったのですが、
やっとロードマップに手が届きそうなレンズも出てきました。
これなら続けて行けそうな気がする、と。

肝心の写りの方でも、持て余していました。
俺にはAPS-Cで十分なんじゃないか?
何度も、早いうちに売り飛ばしてしまおうか、と思いました。(2度目だって)
それが解消されたのは、望遠レンズで白根の凧合戦を撮りに行った時ですね。
被写界深度が浅く、ボケが大きいので、望遠レンズで撮影すると、
ピントが合ったところが浮かび上がるように見えます。
こ、これはすごいな・・・と思うと、フルサイズが捨てがたくなりました。

とまぁ、結構、苦悩しながら使い続けていました。
オーバースペックじゃないか、維持できないんじゃないか・・・・・・
そんなことばかり考えて使っていましたね。

DSC04573.JPG

そういえば、こんなモノもあります。「α7Rのミニチュアフィギュア」
先着何名かにプレゼントされてたものです。
アクセサリーシューに付けられる専用のシューカバーも付いていたんですが、
角田山に登った時に、いつの間にかどこかで落としたみたいで、
この写真は両面テープで貼り付けてみました。オイ。

DSC04594.JPG

手のひらサイズのフルサイズ機。
この点に尽きますね。

APS-Cより高感度にも強くなったので、わりと感度に窮屈しないで、
気軽にあげられるようになりました。
でも、APS-Cの頃よりちょっと上げられるってくらいですけど。
だいぶ苦心しながら、使ってきた印象ですが、
なんとなくボケた感じのあった写真が、なんかフルサイズにしてから存在感が増した気がします。
それは解像力のせいか、被写界深度のせいかわかりませんが・・・・・・

何度も書きましたが、この約1年、ずいぶん悩みながら使ってきました。
やっと最近、今後もフルサイズセンサー機を使い続けていこうかな、
と思えるようになってきました。
そんなわけで、使い始めてもうじき1年になる「α7」の感想でした。


なお、現在「α7」は手元にありません。


【α55】+【DT 30mm F2.8 Macro SAM】
タグ:α7 α55
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メタボ歴4年

えっ?えーーっ!!
楽しく読ませてもらってたのに最後の一行に絶句です(((^^;)
修理?はたまたⅡ型への乗り換え??
フルサイズのボケは堪らないですよね~♪
by メタボ歴4年 (2014-12-01 16:31) 

hase

メタボ歴4年さん>>

当ブログの今後の展開にご期待ください^^;

フルサイズのボケはすごいですね。
最近やっと被写界深度の薄さに慣れてきました・・・・・・
by hase (2014-12-01 22:42) 

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